FC2ブログ

ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

トップクォーク確認

引越しを重ねる我が家では,常に荷物が片付いていないのですが,週末にほんの少しだけ片付けをしました。古い荷物の中身を確認して必要なものとそうでないものを仕分ける作業をちょっとだけやったのですが,その中に,古い新聞が幾つかありました。その多くはヒッグス粒子発見前後の記事なのですが,それ以外にも,幾つか面白い切り抜き等がありました。

たとえば,私が博士課程の学生のときにやっていた実験の記事がアメリカの雑誌に載っていました。下っ端の私は当然記事には出てこないのですが,私が修士過程から博士にかけての時期に作った検出器の写真が載っていて,当時を瞬間思い出して偉く懐かしくなりました。

それから,表題は,読売新聞1994年4月23日の1面のトップニュースの見出しです。自分は学生で新聞なんて取っていなかったのになんであるのかわかりませんが,1部まるごと残っていました。元大阪大学教授のNさんのコメントが載っているのが興味深かったです。また,Nさんのコメントが載っていることからもわかるように大阪版なので,わざわざその日だけ新聞を買いに行ったのかもしれません。ちなみに,今調べたところ,arXivでは5月16日に"Evidence for Top Quark Production in p-pbarCollisions at sqrt{s} = 1.8 TeV"という論文をCDFが投稿しています。ということは,論文投稿前にセミナーか何かでトップクォーク発見の発表をしたのでしょうね。

なんでもどんどん捨ててしまう私には,古いものを取っておくという習慣はあまりないのですが,なかなか面白いものを発掘できました。

研究 | コメント:0 | トラックバック:0 |

θ真空

CERN-KEK委員会というものを毎年1回開催しています。場所はCERNとKEKで交代ということになっており,去年はKEK,今年はCERN,で,そのCERNでの委員会に出席するため,というかその委員会を仕切るためですが,月曜日からCERNに来ています。

KEK-CERN委員会には,理論のOさん,というより今回は理事のOさんと言うべき,そのOさんも出席するのでCERNに来ています。Oさんとは世間話をよくするのですが,今さっきは,昼飯を一緒に食べた時にアクシオンの話をしました。興味がある人ない人色々いるかと思いますが,アクシオンは素粒子物理屋だったら誰もがなんとなく気になるテーマの一つです。私の中では,アクシオンが気になる前に,そもそもθ真空があるのかどうかが気になっていたので,それに関して質問すると,場の理論は量子力学と相対論を元にしていて,実験事実に合うように都合のよいところだけを採用するわけにはいかない。だから,場の理論に出てくるものはあると考えるのだ。という,いつものOさん節。私なんかは,場の理論がそもそもわかっていませんから,数学的に正しいからといって自然がその数学的描像を持つかどうかを疑ってしまうのですが,Oさんの回答はキレの鋭いもので,自分が納得したかどうかは謎ですが,会話を楽しむことができました。

逆に,じゃあ,θ真空の存在を実験で示すにはどうしたらいいのかと尋ねたら,それはアクシオンを見つけることだ,と。アクシオンの存在理由が気になって,θ真空のことが元々話題だったのですが,最終的には結局アクシオンを見つけることが一番,というなんだかループに入ったような世間話でした。

そんな私達の雑談はどうでもよいですが,多くの人同様,私もアクシオンはちょっと気になります。

日常 | コメント:0 | トラックバック:0 |

予算計算ばっかり

年度末が迫っているため,ここ最近は予算の計算ばかりしています。

まだ12月になったばかりだろう,と思われる方もいるかもしれませんが,高額物品を買うにはかなりの期間を要します。金額が大きくなければ随意契約できますが,値段が上がるにつれ,見積もり競争,一般入札,特定調達,というように,必要な手続きが変わり,特定調達だと準備を始めてから契約までに数ヶ月かかります。そこから発注,製造,納品ですから,それこそ半年近く余裕が必要になります。

ということで,もはや特定調達はできなくなっていて,一般入札がギリギリ間に合うかどうかという時期に来ていますし,年末年始を挟むこともあり,納期ももはやそれほど余裕ありません。店頭に並んでいるものを買うわけではない場合が多いので,それなりの高額物品購入に関しては年度末ギリギリというタイミングになってきています。

そこで,今年度の予算がどれくらい残るのか,みんなが買おうとしているものが幾らくらいなのかを調査し,買えそうな高額物品に関しては手続きを早急に始めてもらう,ということをここ最近しているわけです。

しっかし,年度ごとの予算執行は本当に辛いです。驚くべきことに数億円でも複数年契約できないので(建物を作るなど,その組織として絶対に翌年度も金をつけることを確約するような例外を除いて),毎年年度初めに数ヶ月かかる特定調達を実施,年度末までに納品と試験を終わらせなければなりません。いったい,どんだけ不効率なのか。。金額が大きい契約を扱ってる加速器の人なんかは,この点に関していっつも心配しています。たとえば,複数年契約に比べたら,受注を受ける確約がない企業としては,ぶつ切りの単年度契約だったら全ての材料を一括で購入できなくなってしまいますから,コストが上がってしまいます。全部を全部複数年予算執行にすべきとは言いませんが,製造だけで何年もかかるものが単年度会計というのは,あまりにも酷いです。。

研究 | コメント:0 | トラックバック:0 |

うなぎ旨し

昨日は家族でプチお祝いがあり,その一環として大奮発してうなぎを食べに行きました。おもいきって奮発した甲斐があり,旨かったです。うなぎを食べようと思ってもその値段からどうしても敬遠してしまうのですが,悔しいけれどやっぱり旨いです。

下の子は,見た目が微妙なので最初は嫌がっていたのですが,食べ始めたら凄い勢いで食べ始めて大満足したようでした。上の子が小さい時に鰻屋に行ったら,うなぎ自体はほとんど食べずに,タレののったご飯だけを爆食いしたことがあり,夫婦で大笑いしたことがあったのですが,今回も,下の子はご飯が美味しいといってうなぎ本体だけでなくご飯のほうもだいぶ気に入ったようでした。

日常 | コメント:0 | トラックバック:0 |

缶詰委員会

昨日と今日は缶詰で委員会仕事です。時間が長くてツライのですが,昨日は,委員会が終わったあとに飲みに行き,楽しく酒を飲んできました。学会もそうですが,この手の委員会仕事のときは,久しぶりにKEK外部の人と会って話ができて,というか,酒を飲めるのが私にとっては楽しみです。どうしても,話題は研究関係のことに集中しますが,普段話をしない人から普段考えてない角度からの話を聞くのが楽しいです。

話変わりますが,学術会議でのILCの議論については,委員会参加者の間でも当然ホットな話題でした。ILCに関しては,当然,人それぞれの考え方があるわけですが,今出てきている所見案については,ILCどうこうではなく高エネルギー物理に対する誤解やら偏見に満ちているというのが多くの人の感想でした。私も同様の感想を持っていて,ILCうんぬんではなく,行間から嫌な臭いを感じました。関係者は頑張って修正しようとしているようです。しかし,ホントどうなるんでしょうね。。

研究 | コメント:0 | トラックバック:0 |
| HOME |