ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

お茶大日帰り出張

本日はお茶大への日帰り出張。その後KEKに来て,ひたすらメールの返事書き。なんでこんなに細々としたことがたくさんあるのだろうかと不思議です。

お茶大へ行くのは今回で3回目なのですが,今回,ようやくキャンパスに入るときに守衛に止められませんでした。初めて行ったときは研究会だったのですが,守衛に止められると目的を言っても主催者を言ってもなかなか入れてもらえなかったため,お茶大の主催者Kくんに守衛に連絡を入れてもらい,その翌日の入構時は研究会のことを言うだけですんなりと入れてもらえたという経緯がありました。今回の用務はちょっと説明しづらかったので,守衛に止められたらなんと言おうかドキドキしていたのですが,止められることすらなかったので拍子抜けでした。

しかし,お茶大。なんで御茶ノ水にないのでしょうか。結構最近までその事実を私知りませんでした。上で言及した研究会でも,Kくんが案内のメールで場所は御茶ノ水じゃないと連絡してたにもかかわらず,御茶ノ水駅で降りたという人もいました。きっと理由はあるのでしょうが,それをお茶大生に尋ねるNさんと私は「近寄らないで」と恐れられているので,自分で調べない限り永遠に答えはわかりそうにありません。

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満足度の高い講義

KEK見学に着ていた宇都宮高校の生徒さんたちに,ヒッグスの話というか素粒子物理の話の講義を今終えてきたところです。自分で言うのもなんですが,今日の講義のデキは凄くよくて,手応えばっちりの満足度の高い講義でした。

それに比べて非常にデキの悪い時もあり,同じ人間が喋っているのにこんなに違うかな,というのを感じることが結構あります。その理由は幾つかあるのですが,情けないことに自分の精神状態に大きく影響を受けています。今日は比較的落ち着いた精神状態で,かつ,講義の直前に宇都宮高校がどういう高校なのかを調べるだけの余裕がありました。なので,話している内容が非常に前向き,かつ,明るいトーンで話すことができました。いつもそうなるように,人前で話をするときは自分を高揚させるように努力はしているのですが,残念ながらそうならないときもあります。そういう時は決まってイマイチな講演になってしまいます。

それからもう一つは,自分が面白いと思って研究していることかどうか,というのも当然強く影響します。今回は自分がやっているヒッグス関連の話だったので,好きなように好きなことを喋りました。ですから,自然と話し方は明るい前向きなものとなります。そうではなく,与えられたお題だと科学的な意義はわかっても,自分自身がのめり込んで研究していることではないので,前向きさがどうしても弱くなります。

とまあ,ごちゃごちゃ書いてますが,今日に限っては宇都宮高校の生徒さんたちが物凄く熱心に話を聞いてくれて,元気がよかった,というのが充実感の1番の原因だった気がします。高校生に限った話ではありませんが,元気のいい生徒,学生,若者を相手にするのは本当に楽しいです。

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理論研究会やら一般向け講演やら

CERNから戻った先週は非常に慌ただしい1週間でした。

予算関連の宿題がずしっと乗りかかった中,月曜は理論の研究会でFCCの話をし,火曜は浜ホトへの出張。木曜は大阪で国際免許を取得するために運転免許センターへ行きその後ミーティングをこなした後に吹田キャンパスで放射線照射を行おうとしているIくんの様子を見に行き,金曜と土曜はATLAS関連の小さな研究会,そして,昨日の日曜は秋葉原での一般向けのアウトリーチの催しで講演。落ち着いて何かをする時間の全くない1週間でした。

今週はだいぶ落ち着いて,イベント的なものは明日の高校生相手の講演と水曜の東京出張だけです。でも,そんな慌ただしい生活を送っているために,放射線取扱従事者として受けなければならない健康診断を受診できていなかったため,今日,KEKの健康相談室でアクロバチック的に健康診断を受けさせてもらっています。朝一でまずは採血。その後,急ぎで採血した血液を成分分析に回してもらい,午後に産業医による問診。この無理をきいてもらえたおかげで,来週のFermilabでのビームテストに参加できます。今日を逃すと,産業医と私の都合が合わなくて今週の問診が不可能だったのです。

日々,綱渡り的なスケジュールでなんとか予定をこなしている感じです。。

しかし,先週の理論の研究会で話をさせてもらえたのはよかったです。彼らがどういうことに興味を持っているのかが非常によくわかり,研究の参考になりましたし,自分が物理学者だということも思い出しました。

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歩く速さと年収との相関

ドコモ・ヘルスケアという会社の調査で年収と歩く速さとの間に相関があることがわかったというニュースを見かけました。やっぱりという部分と,いやちょっと待てよという2つの印象があります。

やっぱりと思うのは,自分の普段の生活からそういう相関はあるんじゃないかと感じていたからです。仕事ができる人は歩くの速いという印象を持っていたし,学生(=基本的には年収ゼロです)の歩く遅さは我々世代の誰もが言ってることでしたから。加えて,忙しい人は自然と歩く速さが速くなるだろうし,大きなサンプルを集めれば忙しい人の方が収入多いでしょうから。そんなバイアスを日頃から持っていたので,この結果を見ても驚きはなくて,むしろ当たり前だろうという感想を持ちました。だって,空港で歩く人の速さを観察してたら,ビジネスに乗っててスーツを着てる方々は歩くの速い人が多いですから。それに暇を持て余して街中をぶらぶらしてる人は歩くの遅くて当たり前だし,そんな人が高収入のわけありません。

一方で,この調査の結果の解釈の仕方ですが,全体の傾向としては当然そういう傾向があるだろうし,誰もがなんとなく感じていることなので「やっぱりか」と納得する人が多いと思うのですが,サンプルにバイアスがないのかという点は実験データを扱う人間としては当然気になります。たとえば年収のない人の代表者は専業主婦(夫),学生,老人です。老人のサンプルはは歩くの遅いでしょう。なので,見えている相関は年収と老人の多寡との関係かもしれません。

いや,結果は実は同じなのかもしれませんが,性別や年齢というバイアスを除いた調査結果を見てみたいというのが私の感想でした。同じ年代同じ性別同じ職種というサンプルごとにこの相関を見てみたいものです。他にもありますね,歩く速さとの相関を見てみたいものは。学業成績との相関とか。

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ジュネーブ大見学

昨日の午後はジュネーブ大へ行ってきました。ジュネーブ大はATLASの中でも非常に大きいグループの一つで,物理解析とピクセル検出器の一大勢力です。

そんなジュネーブ大とHL-LHCへ向けたアップグレード用のピクセル検出器の共同開発を始めており,その打ち合わせと彼らのラボの見学をしてきました。というのが表面上の話で,大人的には結束がより強くなるための営業活動です。相手も大人なので,それは理解しており,いやあるいは単に暇だったからなのかもしれませんが,ピクセル関係のスタッフ総出でラボ見学をさせてくれました。

このプチ出張は大正解でした。彼らはピクセルセンサー部分がマウントされる構造体を作ろうとしているのですが,その構造体にどうやってセンサーを取り付けるかなどをいろいろ議論できましたし,何よりCADの絵を見せてもらうよりも実物の試作品を見せてもらうほうが構造をはるかによく理解できます。それに構造体を実際に手に触る機会というのは極めて稀なので,非常に貴重な経験をできました。数字で何グラムと言われるよりも,実際に手にするとカーボンの構造体の軽さは感動ものでした。

さらに度肝を抜かれたのは彼らの持つ装備の凄さです。どデカイ2階建てのクリーンルームに,うん千万円するCMMやらボンダーやらがゴロゴロ転がっているのです。大学でこんな立派な設備を持ってるところなんて見たことありません。というか,KEKよりも遥かに充実しています。ジュネーブ大だけでなく海外の有名大学の設備の立派さと人的資源の豊富さは本当に垂涎ものです。羨ましい。

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CERNへの移動とか

昨日がCERNへの移動日でした。ロンドン経由だったのですが,乗り継ぎがあまりよくなくてかつロンドン→ジュネーブ便が少しおくれたため,いつもより少し時間がかかり23時間近い移動時間となってしまいました。1割くらいの長短ってそんなに変わらないように思われるかもしれませんが,CERNに着く頃は眠くて体が痛くてフラフラなので,1,2時間程度の違いも結構体にはこたえます。

ロンドン発の便が遅れたのは,発着能力に比べて便数が多かったことが一番大きいのですが,もう一つアホらしかったのが乗客の機内持ち込みの手荷物を収納しきれなかったことです。ちょっと前にも書いたことがありますが,ブリティッシュエアは,スーツケースの持ち込みを推奨しているのか(?),スーツケースは頭上の収納スペースへ,そうではない手で持つバッグ類は足元の座席下へ入れるように指導されます。つまり,スーツケースではないバッグだけ持ち込んだりすると,他の人のスーツケースを収納するために頭上のスペースを使えず,本来自分の足を置く場所である足元が狭くなる,そういうシスデムです。こういうルールになっていますから,そりゃぁ乗客はこぞって大きな手荷物を機内へ持ち込もうとします。

昨日は満席だったこともあり,収納スペースが枯渇。客室乗務員が一生懸命スペースを作ってなんとか客の荷物を収納しようとするのですが,かなりの無理筋。人が乗り始めてから全ての乗客が乗り終えるまでに40分近くかかりました。欧米人の乗降は日本の国内線に比べて圧倒的に遅いのですが,それでも30分超えというのはなかなかのものでした。

それから,今回の日本→ロンドン便では機内の映画ラインアップが少しだけ更新されていました。しょっちゅう飛行機に乗る私にとっては本当にわずかな更新でしたが,その中に興行成績が凄いと評判の「君の名は」がありました。評判が凄かったことから期待感が大きかったことの反動なのかもしれませんが,どんな映画を観ても泣ける私ですが涙はまったくなく,かなり拍子抜けした一作でした。じぶんが「みゆき」を読んでいたくらいの年頃だと感じ方が違うのですかね。おっさんになってからアニメの「時をかける少女」を見て感動したので,若者向け(?)の映画でも感動できるかと思ったのですがちと残念でした。

と,のんきなことを書いていますが,日本時間月曜午前中までに提出しないとならない重要な宿題が私には課されていたため,土曜日から移動中もそのことで頭がいっぱいでした。結局,ロンドンでの乗り継ぎの間にその宿題を終わらせて提出したのですが,そういう心の重しがあったことが「君の名は」に対する印象に影響を与えたのかもしれません。まだ何回も機内で見るチャンスがあると思うし,他に見る映画がそんなにあるわけではないのでもう一回見てみますかね。

そうそう,今回はもう一本別の英語も見ました。タイトル忘れましたたが,数学者のラマヌジャンの話です。こちらは,ラマヌジャンの面倒をみてくれる教授の演技が渋くてカッコよかったこと以外は,なんだか全体的に話が暗くてせっかく映画を観たのに爽快感がありませんでした。

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スクール運営

先月,中国北京にてAEPSHEPという国際スクールがありました。予算が非常に厳しい中,学生や講師の旅費サポートをしなければならず,今年は金策に物凄い時間を費やしました。結局KEKの予算では足りずに,ある団体に助成を申し込み,気の遠くなるような板レーションの後ようやく採択され,それでなんとか今回のスクールを乗り切りました。

そして今度はそのスクールが終わったので報告書作成。報告書としてはかなりの長さのもので,それを数日前にようやく作成し提出。ホッとしたのもつかの間,今度はCERNのsumer student派遣プログラムの準備を始めました。これも予算がなくて困っており,この夏のプログラムではこれまたKEKの予算では日本人学生の費用全てを賄うことができず,例年と違い,各方面に頭を下げて回り,実際にはお願いのメールを出したわけですが,それでようやく学生を派遣することができました。

来年の夏のための予算交渉をすでに始めなければならず,物書きや陳情を開始しました。加えて学生選考のための準備も始めなければならず,1年がすごく短く感じます。

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研究協定

ここ数ヶ月の間労力をつぎ込んでいるのに実を結んでいないのが,CERNとの研究協定の締結です。KEKでは様々な研究機関と無数の協定を結んでいます。私自身,ある目的のために昨年一つの協定をCERNと結びました。今回も同じような協定を結ぶことで,なんとか研究をより強力に進められれば,ぶっちゃけてしまうと,予算をより柔軟に使えないかと奔走(?)しているのですが,なかなかゴールが見えてきません。

一番難しいのは,お互いの研究機関,というか,今の場合は法律なのか規制なのか把握していませんが,KEKとCERNとの間のルールの違いのすり合わせです。研究者レベルではCERNとKEK双方が同意して進めたいことでも,ルールの違いのためにできないということが多々あります。そこをなんとかお互いのルールを破らない形でやりくりできないかと調整作業を続けている昨今です。

こんな風に,小さなことでも国が違うと最大公約数を見つけるのが難しいことは多々あるのですから,国同士の外交がいかに大変かというのは想像に難くありません。法律も違えば,文化も違うのですから大変ですよね。物理屋の場合,国が違っても共通の文化みたいなものを持っていますから,そこは大きな違いです。

というわけで,トランプさんが大統領になってしまいますが,世界はこの先どうなってしまうんでしょうね。今回のアメリカ大統領選はなんだかちょっと前のイギリスのEU離脱とイメージが重なります。どちらも移民排斥,外国人によって職を奪われたという妄想を持つ人々が国に対して八つ当たりをしたかのような印象を受けてしまいます。多様性とか融和というのとは逆向きの流れが強く生まれているみたいです。身近なところでは,日米安全保障や株価がどうなるのか気になりますし,というか,株価はすでに暴落していますけど,もう少し長いスパンで考えると,世界の平和は大丈夫なのかとまじめに心配になってしまいます。

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研究会終了

私にとっては2泊3日の研究会でしたが,研究会自体は3泊4日。その研究会が終わり,今つくばに戻ってきました。非常に中身の濃いYくんの研究室の研究会なのですが,学生たちの実力を目の当たりにしてきました。優秀が学生が多く,また,人数も非常に多いため優秀な学生同士が切磋琢磨しあうという非常によい循環ができています。若い人たちは厳しい研究室を避ける傾向が強いですが,この研究室にいる学生の多くにはガッツがあり,非常に良い雰囲気でした。

いや,しかし,疲れました。引越しの疲れが取れないまま密度の濃い研究会に参加させてもらったので,体力的にはかなりしんどいものがあります。ですが,引越し,研究会と続いたため,書類仕事がたまっており,研究会の最中も催促のメールが幾つかきていました。明日は引越しの残務処理と書類仕事に追われる1日となりそうです。

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ローカル線の旅

CERNからの出張の後も高エネルギー委員会やら,阪大RCNPの運営委員会やら,国内出張が相次いでいます。しかも,出張だらけなのにその合間を縫って,つくばの家の引越しをしました。たいした荷物がないとはいえ,引越しとなると思った以上に大変で,夜なべして準備,そして昨日1日を使ってほぼすべての荷物を運び終えました。そのおかげで昨日は心地よい肉体疲労。そして今日は体の節々が筋肉痛です。特にきつかったのは,エアコンの室外機。30kg超を1人で運ぶのはかなりの重労働でした。

そんなわけで,今朝も早起きして片付けを行い,そして今は吾妻線というローカル列車に乗っています。高崎から長野原草津口まで乗るのですが,その車体が昔懐かしいオレンジと緑色。そして,座席はボックシート。鉄分が濃いわけではありませんが,なかなかに郷愁を誘う列車で,ローカル線からの風景を楽しんでいます。私は埼玉の北(西)の方の田舎出身なので,今電車から見る風景というのはなんとなく見慣れた風景です。植生とか家の感じが似てるんでしょうね。あ,ちなみに最終目的地は草津で,某研究会に参加するための移動です。

それから,高崎といえばだるま弁当。残念ながら高崎に来る前に昼飯を食べてしまいましたが,高崎といえばだるまをイメージするのは北関東出身だからなんでしょう。私が子供の頃は,冬,たぶん正月前だと思うのですが,だるまを売る行商人が毎年のようにやってきました。物心ついたときからそうだったので不思議には思いませんでしが,今思うと,なかなかに風情のある出来事ですね。

出張の連続と引越しのため,書類作業が溜まりにたまっていて,しばしの逃避行動でした。

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