ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

所得じゃなくて資産に

タイトルの通りですが,所得じゃなくて資産に税金をかけて欲しいものです。

唐突ですが,税制を公平にするには所得じゃなくて資産に税金をかけるべきだ,というような内容がしばらく前に読んだ本に書いてありました。たしか,スタバではグランデを買えという有名な本だったような気がしますが,その他にも,私が普段から思ってること,考えてること,感じてることが,そっくりそのまま書いてあることが多く,読んでて何度も膝を打ちたくなりました。

なんでいきなりこんなことを思いついたかというと,新聞で,鳩山元首相の年収が30億(?)だったという記事を読んだからです。30億円という金額は私たち庶民のスケールとは乖離してるので,金額を変えますが,所得100万円と資産を売った100万円では意味合いが全く違います。物凄く頑張ってたくさん仕事をして得た100万円と親から譲ってもらった資産の一部を売却した100万円では,時給換算にすると無限大の差があります。多くの人が感じるであろう金持ちと貧乏人の不公平って,この違いだと思うのです。自分よりも頑張って仕事をしてる人が2倍や3倍の所得があったとしても,だからといってそれを不公平と感じる人はあまり多くないのではないでしょうか。あ,いや,多いか少ないかはわかりませんが,少なくとも私はそういう人に対して不公平感を持つことはありません。でも,仕事もロクにしてないのに,親の資産で生活してるような人に対しては,貰ってる金の絶対値の大きさにかかわらず不公平感を感じます。

今の話では,資産=お金そのものとしましたが,実際にはコネというのも非常に立派な資産です。端的に言っちゃうと,仕事ができないヤツでも,普通に就職試験受けたら就職が難しい人間でも,親の会社にそれなりの地位で就職できちゃう人もいます。その他,直接的にお金という意味ではなくても,親から資産を受け継いでいる人というのは世の中にたくさんいます。そんなのいつの時代でもどこの世界でもそうだから仕方ないじゃん,と言ってしまえばそれまでだし,制度上どうやってそういう資産価値を測り,それに対して税金を課金すればよいのかわからないので無視している一方で,たとえば,それこそ子供の頃から真面目に努力して,会社に入ってもたゆまぬ努力を続け,それによってそれなりの地位と収入を得ている人に多額の税金を納めさせる仕組みってのは,とてつもなく不公平だと思ってしまいます。

先の本ではそういうことがわかりやすく書いてあり,その中でもわかりやすいというか,共感したのは,経済格差に配慮して子供の医療費をタダにすると,むしろ経済格差を助長させる方向に働く危険性があるという話です。所得が少ない可能性が高いシングルマザーを助けるため,なんていう名目で子供の医療費をただにしたら何が起こるか,誰が一番得をするかというと,恩恵を受けるのはシングルマザーではなく(もしかしたらシングルマザーも恩恵を受ける側にまわる人もいるかもしれませんが),両親と同居してるか,近所に両親がいる家庭になるはずだとか。まあ,それはそうですよね。医療費がタダになったからといって仕事してる人が簡単に仕事を休めるかというとそんなわけありません。もし休めばその分給料も下がってしまうので,差し引きで医療費タダになった分を相殺できるかどうかも怪しくなります。一方で,子供を病院に連れて行くことのできる時間的に余裕のある祖父母が身近にいる家庭では,医療費タダという恩恵を最大限活用できます。

同じような話で,私が身近に感じるのは,スーパーの安売りです。近所のスーパーの閉店間際に買い物に行くと,総菜なんかが30%あるいは50%引きで毎日売られています。でもそれを狙って買い物に行く余裕が私の家にはありません。先の本の言葉を借りると,所得が高いと言っても働いてる人の取引コストは高く,逆に年金生活者のように所得があまり高くなくても仕事をしてない人の取引コストは低いため,相対的にどちらが裕福かというと単純に所得では決められないというのです。それはそうですよね。時間のある人なら,たとえば旅行に行くにしても閑散期を選べます。一方,休めるのが盆あるいは正月だけの人は,閑散期に比べて何倍も高い料金が必要になります。しかも閑散期のほうがどっかへ行った場合,色々空いているので,サービスその他圧倒的に得です。

というようなこと,というか経済について,取引コストという概念を用いて易しく説明したのが先の本で,経済学の入門書というか,経済学に興味を持つための本としては非常によく書けていたように記憶しています。その内容を鳩山元首相の話でおもいっきり思い出しました。自分が働いた金を元手にするとか,トレーダーとして頑張った結果なら仕方ないと思いますが,親から貰った株を売って30億近い金を稼げてしまう人に,マトモな政策を考えることができるとは到底思えません。そういえば,そもそも政治家なんていうのは親からの資産(地盤,票田)を受け継いでいる人ばかりの世界ですね。しかし,30億ですか。今調べるとブリジストンの配当利回りって2.3%なので,配当利回りだけで年収7000万円近いのですね。

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KOTOの人々現状

最近のエントリーでは,ATLAS大阪グループ現状,そして4年生実験の近況を書きました。そこで,今日は,私たちの研究室でやってるもう一つの実験であるKOTOグループの人々の近況を書こうかと思います。と,思ってはみたものの,同じ研究室ですが,実はATLASとKOTOグループの人々がお互い何をやってるかを知る機会というのは実はほとんどありません。研究室の週例ミーティングでは,事務連絡と論文紹介はあるのですが,個人が何をやってるのか説明する場がないので,学会のときの発表練習でも聞かないと,特に学生さんたちが何をやってるのかを把握する術がありません。

ということで,思ってはみたものの,本当にざっくりとしたことしか書けないのですが,まあ思い立ったので書いてみます。

まずKOTO自身ですが,J-PARCハドロンホールでのターゲット蒸発という事故の影響をモロに受けています。やっとデータ収集を開始した約1週間(?)後くらいにターゲーット蒸発という事故に出くわしてしまったため,わずかな統計を貯めただけでその後実験を行えていません。この状況はKOTO実験に限らずハドロンホールを使う実験全部に共通で,ハドロンホールのターゲット交換作業がこの秋に予定され,その後年明けくらいにはビームタイムがあるのではないかという状況です。

そんな中,毎日昼飯を一緒に食べに行くポスドクのSくんは,事故の前に収集したデータを使ってとにかく結果を出そうとしているようです。何がどう大変なのかは私には全くわかりませんが,解析が大変だという話をたまに聞きます。そして,もう1人のSくん,と書こうと思ったのですが,Sくんは,さらに2人,合計3人いるのですね。というわけで,ポスドクSくん,研究員Sくん,学生Sくんと呼ぶことにしますが,研究員Sくんは,博士論文を執筆中。そして学生のSくんは...彼とも毎日昼飯を一緒に食べに行くのですが,そういえば,最近具体的に何をしてるのかあまり話したことがありません。ちょっと前まではDAQを頑張っていたようですが,時期が時期だけに(彼も博士論文を書かないとならない),彼もきっと物理解析をしてるに違いありません。

それから修士課程の学生IさんとMくんがいるのですが,最初に書いた理由にプラスして,彼らは昼飯にあまり行かないので話をする機会があまりなく,彼らが何をやっているのか私は今ひとつ把握していません。この春に修士課程を修了したTYDくんがやっていた,新たにインストールするγ線veto用検出器製作をMくんが引き継ぐという話を聞いたことがあるので,Mくんはそういうことをやってるのでしょう。

そうだ,今書いたように,この春で研究室を去ったTYDくんは,修士論文賞というのを受賞しました。このブログで書いたか書いてないか忘れてしまいましたが,めでたいことです。って,だいぶ前の話なのですが,とにかくめでたいことに間違いはありません。間違いなく元気に働いているのだと思いますが,近所にいるTYDKさんとどうなっているのか気になるところです。

それからKOTOにはスタッフがもう2人います。Tくんは,先にも書いたγ線veto用検出器の製作のためにKEKに常駐。かと思いきや,週の真ん中頃は授業の学生実験のために大阪に戻ってくる,という生活をここしばらく続けているようです。そして,KOTOグループのリーダーでもあるY教授は,去年と今年度は物理学専攻長をやっていて,とにかくその業務が忙しそうです。

ということで,ホントにとりとめのないKOTOの人々の近況報告でした。

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4年生実験始動

今年度も研究室の4年生実験を担当しています。例年通り,前期は宇宙線中のミューオンの寿命測定を目指し,というか,高エネルギー物理実験のイロハを習得するための実験を行います。先月下旬から始めて,毎週1回というペースで簡単な実験を進め,前回はCAMACのADCを使うところに辿り着きました。

ところが,これまた例年通り(?),CAMACの読み出しにトラブルを抱えるスタートとなりました。シンチ2枚のコインシデンスでゲートを作り,その2枚のシンチに挟まれたもう1枚のシンチの生信号をADCに入れるという最強にシンプルなセットアップでデータを取ろうとしたのですが,何イベントか取るとADCのLAMが立たなくなるという症状が現れて統計を貯めることができませんでした。

いやらしいのは,この問題をデバッグすべく4年生がいないときに1人で作業してみたのですが,そのときには全然この問題が起きませんでした。このての再現性のないトラブルは大抵問題解決に時間がかかるか,問題解決できないまま騙し騙し測定を行うかのどちらかになることが多く,今年度もCAMACについては不安を抱える状況です。また明日4年生と作業を行う予定なので,そのときに何らかのデバッグを行えるとよいのですが。。

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夢ナビライブ2回目

土曜日は,夢ナビライブという大学説明会(?)に参加するために,大阪港にあるインテック大阪という国際展示場(?)に行ってきました。昨年は都合がつきませんでしたが,一昨年に続く2回目の参加で,30分間アウトリーチ的な講演をするというものです。

その講演ですが,非常に時間に正確に運営されていて,私はミスが2つ重なり,最後は時間が少し足りなくなってしまいました。まず一つ目のミスは,時間は30分なのですが,その冒頭30秒間くらいは実質私の喋りの時間ではなかったことを忘れていたことです。私の紹介は講演の前にされているのですが,講演開始となってから,進行役の人が私を呼び入場という段取りなので,その時間も講演時間に含めなければならなかったのに,それを忘れてちょっとのんびりと始めてしまいました。

次のミスは,私はKeynoteを使って講演をするのですが,講演者用ディスプレイの時計が進み始めるのは1ページ目から2ページ目へ進む操作をしたときで,今回は,1ページ目すなわち表紙のところで挨拶をしたり少し話をしたので,時計が進み始めるのが講演開始後結局2分ちょっと経ってからでした。にもかかわらず,講演中はその時計を見ながら時間配分していたので,最初のミスと合わせると都合2分半くらい時間を間違えていました。

これら2つのミスが重なって,一番最後の部分はどう考えてもわからないであろう説明になってしまい,大いに反省しています。

にもかかわらず嬉しいのは,その後の質問コーナーに何人もの高校生が残ってくれて,結局1時間くらいは質問攻めにあいました。しかも,とんでもなく高いレベルの質問があったり,とんでもなく賢い高校生がいて,こちらとしては嬉しくなってしまうような質疑応答でした。特に一番の驚きは,ゲージ対称性を説明してくれというリクエストがあり,しかもそのリクエストをした高校生は私の説明を理解してしまったことです。ゲージ変換が相互作用を決めてくれて,その変換の仕方によって相互作用の種類の違いが生まれることまで結局理解してしまいました。その子以外にも将来の楽しみな高校生ばかりで,ホント良い経験をさせてもらえました。

それから,こういう企画で感じるのは,素粒子物理学人気の高さです。悲しいかな私たち物理学科では,今年の4年生は素粒子理論あるいは原子核理論に配属される学生がゼロという異常事態が発生しました。特に素粒子理論というのはやっぱり物理学科の花形で,どこの大学でもとてつもなく優秀な学生が素粒子理論を目指し,研究室に入るための競争率も高いことが多いです。なのに今年はゼロだったので,教員一同,驚きと戸惑いを隠せなかったのですが,今回の企画では,素粒子物理の人気は他の分野に負けていないのではないかと確認することができました。というのも,私の講演を聞きにきてくれた高校生の数が他の講演に比べて少ないわけではないし,その後の質問コーナーに来てくれる高校生の数は他に比べて圧倒的に多かったです。閑古鳥が鳴いている質問コーナーが多い中で,私のところは非常に盛況で,素粒子物理まだまだ大丈夫かな,とちょっとだけ安心しました。

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大阪グループ近況

どういう研究グループでもよくあるように,ATLAS大阪グループでも,週例のミーティングを行っています。CERN常駐者もいるので伝統的に(?)日本時間の夕方開始でやっているのですが,現在のATLAS大阪グループは,私が阪大に来てATLASを始めて以降,最大の人数になっているため,時間が長くなるという問題が発生しています。グループが大きくなってきたことの証左なので嬉しい悲鳴とも言えますが,1つのミーティングをあまりにも長くやるとダレてくるので,どうしようかと思案中です。

それはさておき,私たちのグループ近況ですが,まずは,4月からグループに加わったYくんがよく頑張ってくれているのが非常に頼もしいです。CERNに常駐して解析をやっているのですが,自分の研究だけでなく,周りの学生の指導をしたり,相談相手になってくれたり,と,私が期待するような働きを存分に見せてくれていて,本当に助かっています。大学にいて雑務にまみれていると,実験現場でのホットな話題に付いていけなくなるのですが,彼が最新ニュースを教えてくれるのも非常に有り難いです。今日も,私が気にしていた物理結果の最新版をニュースとして教えてくれました。

博士課程には,Eくん,Jくん,Iくんという3人の学生がいます。Eくんは最近就職を決めましたし,積極的に発言をしてミーティングを盛り上げるなど,なんというか,人間的に逞しくなっています。先の春の学校の際も,運営の手伝いとして活躍してくれました。Jくんは,今年度からCERNに常駐するようになって,今は物理解析の立ち上げを行っています。まだATLASの物理解析の流れに乗れていないので若干苦戦気味ですが,コツコツと努力して粘り強いのが彼の持ち味(?)なので,そのうち結果をどんどん出し始めるのではないかと期待しています。そしてこの4月から博士課程に進学したIくんは,今までやっていた研究を修士の学生に引き継ぐなど,今hがちょうど移行期間となっています。ビザの申請を最近して,それが手に入り次第CERNへ行く予定です。

修士課程には.,総勢6人のが学生がいて,みんなが着々と成果を出し始めています。SOIを始めたTくん,ファイバートラッカーを作っているWくん,ATLASアップグレード用ピクセル検出器の電荷収集効率測定で悪戦苦闘しているAくん,以上がM2で,これまでやっていたことの成果が着実に見え始めています。M1も3人いて,2人は4年生のときからY研究室にいるので,すでに研究を始めています。テレスコープを引き継いだYくん,接着剤の耐放射線性測定を始めたYさん,2人ともミーティングで発表するだけの結果を出し始めています。高エネルギー物理出身ではないSくんは今のところ4年生に混じったりしながら基礎を勉強中ですが,そろそろ実戦(?)投入することを考えています。

最近感じるのは,人数が多くなっただけでなく,みんながコツコツと研究をして結果を出し,そしてお互いの研究内容について学生同士で議論できるようになってきたという点です。指導教員としてはその雰囲気が非常に好ましく,これからさらにお互いが切磋琢磨できるような環境になるといいなぁと願っています。

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どれだけ繰り返すか

ちょっと久しぶりの更新となりました。

先週の木曜と金曜は,ATLASグループでHL-LHCに向けたシリコン検出器アップグレードを率いているリーダーたち数人が日本に来るということで,内々の議論をするためにKEKへ行きました。彼らにとっての注目事は,日本グループが金と人をどれだけ注ぎ込んでいくつもりなのかということで,それを明確に知りたい,話を聞きたいというのが日本を訪れた目的でした。私個人としては,そんなことのためにわざわざ足を運んでもらう必要がないくらいお互いの風通しをよくしておけばいいのに,という考えなのですが,日本グループとしては色々と違った考えもあって,まあ,今回のような催しがありました。

そんな出張に加えて,大学の種々の雑務に追われている日々なのですが,水曜日は大学で学生相手に色々と物を教える行事が毎週重なっています。というか,週例なので一回重なったら毎週重なるのですが。

午前中は,Iくんのために物理のレクチャー。参加者はIくんの他に最大2人いるのですが,それでも3人なので,マンツーマン的な講義というか,家庭教師的なレクチャーをやっています。そして,午後はまず大学院生相手の授業。そしてその後,研究室の4年生と一緒に実験。というか,実験技術の説明と実技指導。というのがここ数週ずっと続いている水曜のスケジュールとなっています。

こうやって教える行事ばかりなのですが,一つ気になるのは,物を教える時にどれだけ繰り返せばいいのかということです。マンツーマン的な教え方の場合は,相手がどれだけ理解しているかを確認しながら進めるのであまり問題ないのですが,相手が複数の場合は,どれだけ繰り返せばいいんだろうといつも迷います。私自身アホなので,何度も同じことを説明してもらわないと自分の知識として消化できません。質問すると,あー,そういえば前も同じ答えをしてもらったとか,あー,そうだったと思うことがしょっちゅうです。なので,何度も繰り返さないと身に付かないということは実感としてわかっているので,何度も同じことを教えること自体は構わないのですが,逆に,すでにわかっちゃてる人にとってはクドイわけで,そこら辺をどうバランスとればいいのか悩みます。

先に書いたように,水曜は,色々なパターンで教える事柄が続くので,そういうことが気になるのだと思いますが,複数相手に説明するときは避けて通れない難題です。一般講演とかで,どれくらいの客層を想定して話せばいいのか悩むのと本質的には一緒で,いや,難しいです。

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コーヒーとか

このブログでは,ごく稀に将棋観戦が好きだということを書いたことがありますが,自分の趣味のこととかについてはあまり書いていません。今日は趣味のことではありませんが,珍しくそういう系のことを書いてみます。

私の好きな食べ物というか飲み物ですが,それは万人が認めるように(?)ビールです。とにかくビール好きで,どういう国へ行っても,まずは,ビールをどうやって確保できるか調べます。近所に酒を飲める場所があるか,ビールを売ってるスーパーがあるか,最悪,ホテルのレストランは何時までやっていてビールを飲めるのは何時くらいまでか,等々,食事にはありつけなくても,とにかくビールだけは全力で確保しようとします。

日々の生活で定常的に飲む液体は,ビール以外だと,食事のときの味噌汁。学食でお茶かほうじ茶を一杯。そして,朝食のときのコーヒーくらいで,かみさんからはあまりに飲む液体の量が少な過ぎるとよく怒られます。自分でもビール以外の飲み物の量は少ないことを認識していので,意識して何かを飲むようにしているのですが,上記に加えて飲む物といえば,午後にコーヒーを飲むくらいです。稀に紅茶になることもありますが,私は基本的に紅茶よりはコーヒー派なので,午後に飲む飲み物としては圧倒的にコーヒーになります。

そのコーヒーですが,毎朝コーヒーを飲む習慣というのが極めて昔からあったせいか,好みに関してかなり特徴があります。スタバのせいで流行っているのか,深煎りのコーヒーが世間では極めて大きなシェアを誇っていますが,私はローストのよく効いたものは苦み以外を感じることができず,あまり好きではありません。小学生くらいのときに初めて自分で豆を挽いて飲んだコーヒーの味が基本にあり,香り豊か(ローストの匂いではなく,コーヒーの香りやフルーティな香りです)で酸味の効いたものをずーっと追い求めています。って,食べ物についてこだわりがあるわけではなく,というか何事にも拘らない人間だとよく言われていますが,追い求めているなんていう大袈裟なものではないのですが,とにかく,最近はそういう豆が少なくて困っています。

うちは大阪に来てからずっとヒロコーヒーで豆を買っているのですが,店に行くと,どのコーヒー豆も真っ黒。見ただけで焦げ臭さを感じてしまいそうです。実際匂いをかいでみても強いローストの香りばかりで,我が家で定常的に買う豆の種類はほんの1種類か2種類しかありません。もちろん,たくさん種類があって,それぞれに違いは多少あるのでしょうが,私の嗜好ベクトルからはあまりに離れ過ぎていて,私にとっては違いがどうでもいいレベルの種類が凄く多いんですね。

アメリカで,スタバに代表されるコーヒーが,味もそっけもない所謂アメリカンコーヒーを凌駕したのはわかるのですが,昔の日本のコーヒー,年寄り臭い表現ですが,自分が学生だった頃に喫茶店で飲んだような=今私が飲みたいと思うコーヒーがスタバに殲滅されてしまったのが残念でなりません。自分の好みが多くの人の嗜好と違うことを訴えても何の役にも立たないので,ここでそんなこと言っても仕方ないのですが,なんで敢えてこんなことを書こうかと思ったかというと,最近は第3のコーヒー,あるいはコーヒーの第3の波という動きがあるのだそうです。第1の波が味のないアメリカンコーヒーで,第2の波がスタバ。そして第3の波は,そうです,それがどういうものか実感はしていないのですが,雑誌の記事等を読む限り,私の嗜好に近い味らしいのです。喩えとして,昔の日本の喫茶店のコーヒーのような味と紹介されていたりします。

というわけで,長々とビールに始まりコーヒーのことを熱く(?)語ってしまいましたが,第3の波が早く第2の波を越えてくれることを願っています。というのが今日言いたかったことでした。でも,その第3のコーヒーというのが,本当に自分の嗜好にマッチしてるのかは謎なのですが。ははは。

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BICEP2

だいぶ前に,BICEP2が宇宙背景輻射のBモード偏極,それも重力レンズの効果によってEモード偏極から作られたものではなく,原始重力波によって作られた(と考えるのが自然な)Bモード偏極を捉えたというニュースが大きな話題になっていました。もしその結果が正しければ,インフレーションモデルに大きな制限を与えることになるので,その結果を受けて理論屋さんはあっという間にとんでもない数の論文を書いています。

その後,前景事象(フォアグラウンド)の評価が間違っていたという噂が流れ,その噂についてインターネット上では関係者(?)からの発言も飛び出し,素粒子と宇宙論業界ではBICEP2でかなりの盛り上がりを見せていました。理論屋のIくんに軽くメールで解説してもらったり,先々週末の研究会ではKEKのTくんに丁寧に解説してもらったので,あまりタイムリーではありませんが,その噂の内容についてちょっと説明してみます。

Bモード偏極測定におけるフォアグラウンドを見積もるには,私たちが信号のサイドバンドの事象数から信号領域への背景事象のしみ込みを見積もるように,信号として見ている波長とは違う帯域でのデータを使います。ところが,BICEP2が観測している帯域は1つしかないので,別の帯域で観測している別の実験グループのデータが必要になります。BICEP2の観測帯域が1つかどうかは自信ありませんが,とにかくポイントは他の実験グループのデータが必要だということです。

そこで彼らがどうしたかというと,人工衛星を使った大型プロジェクトPlanckのデータを使いました。ところが,BICEP2が使ったPlanckのデータが正しくないのではないかという指摘が出ました。というのも,Planckがデータを更新して結果(=BICEP2にとってのフォアグラウンドの量)を出したのですが,その結果が,BICEP2が使ったデータと変わっていたのです。で,さらに話をややこしくしたのは,PlanckはBICEP2が観測している領域(全天の一部を観測しています)だけは結果を公表せず,それ以外の部分の結果だけ更新したのです。つまり,BICEP2が観測していない領域の結果だけ見せて,BICEP2がフォアグラウンドの評価に使ったデータと最新のデータでは違いがあるということを見せたのです。

BICEP2が見ていない空での結果は,最新結果のほうがフォアグラウンドが多くなっている傾向があります。なので,BICEP2がフォアグラウンド評価に使ったデータではフォアグラウンド量を過小評価しているのではないかという憶測が飛び交い,それをBICEP2も認めたという噂まで流れ,ワイドショーのような盛り上がりを見せました。ただし,BICEP2が間違いを認めたというのはあくまで,上記の内容を認めただけで,単に間違っていたとかそういうことではないようです。

じゃあなぜこんな事態になったかというと,PlanckがわざわざBICEP2が見ている領域の結果を隠して最新結果を出したからです。そこを見せちゃえば,前のBICEP2の発表のときのフォアグラウンド評価が正しいのかどうかわかるのに,敢えて隠してるところがミソです。なんでそんなことしたかというと,どうも,もしBモード偏極がBICEP2が観測したほど大きければPlanckでも観測できるから,らしいんですね。つまり,Planck自身で原始重力波によるBモード偏極を観測したと言いたい,という裏事情があるらしいのです。今注目してる帯域ではBICEP2の方が感度がいいのですが,もしそんなに信号の強度が大きいならPlanckでも観測できるじゃないか,ということで,BICEP2がフォアグラウンドを差し替えて結果を出す前に,自分たちで解析しちゃえという背景があるみたいなんですね。いやー,争ってる感じがして,外から見てる分にはなかなかに楽しげです。

しかし,Tくんいわく,BICEPというのは感度が他の実験に比べて格段に高く,日本では宣伝されていませんでしたが,もともとBモード偏極観測業界では王様なんだそうです。その王者は,BICEP2のマイナーアップグレード版(?)といえる実験ですでにBICEP2並みの統計を貯めている上,さらにBICEP3と呼ばれる次の実験の計画もあるそうで,これからの逆襲が楽しみです。

とまあそんなわけで,BICEP2の結果が正しいのかどうか,フォアグラウンドの評価が正しかったのかどうかは,Planckの最新結果待ちという状況です。年末にある大きな会議に向けて結果を出してくるのではないかと噂されているそうなので,年内にはこの議論に決着がつくのですかね。楽しみです。

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LHCとATLAS近況

シャットダウン中ですので大きな動きはないのですが,たまには,ということでザックリとした近況を。

今回のLHCシャットダウンの大きな目的の一つは,LHCの電磁石の電気的接続の試験と再接続でした。2010年の事故は,電磁石間の接続抵抗がわずかに大きい部位があったため,そこで超伝導が破れ,それに伴う連鎖反応が引き起こしたものでした。最終的には,液体ヘリウムが一気に気化して体積が急激に増えたために加速器の一部が破裂しました。これを防ぐために,ヘリウムを逃がす安全弁の強化と同時に,先に書いたように,電磁石間の電気的接続をやり直していました。一言でやり直すといっても,LHCは周長27kmですから大作業です。その大作業がたしか4月末に終わり,これから徐々に電磁石たちを冷やしていきます。これも冷やすと一言で言ってますが,液体ヘリウム温度にまで冷やすのですから大作業です。数ヶ月間かけて徐々に冷やしていき,LHCの全ての電磁石が今年の秋から年末までには立ち上がる予定です。

これに先駆け,LHCにビームを入射するための加速器群,ライナックに始まって,ブースター,PS,SPSは,順次立ち上げ作業が行われていて,SPSは秋くらいから稼働を開始します。LHCとは直接関係ありませんが,SPSが使えるようになると,CERNでビームテストをできるようになるので,検出器開発で高エネルギーのビームを必要としている人たちにはSPS稼働は大きなニュースです。

そんなこんなで,来年の1月からLHCはコミッショニングを開始して,4月くらいには物理データの収集を開始する予定です。ビームエネルギーは6.5+6.5TeVの予定です。いきなり14TeVではやらないというのが一つのコンセンサスとなっています。

一方,ATLAS実験でのマイルストーンは,検出器最内層に新たに設置予定だったIBLと呼ばれるシリコンピクセル検出器1層が無事インストールされたことです。5月のゴールデンウィーク空けにインストールされました。モジュールのワイヤボンディングが腐食してしまったためにやり直しというトラブルがありましたが,なんとか,インストールにまで漕ぎ着けることができました。

その他,実験現場では調子の悪かった電源の交換作業のような整備作業を続けています。検出器サイドも大きなトラブルはなく,というか,IBLの設置以外は大きな作業はなかったのですが,来年早々のデータ収集開始に向けて,ハードウェア,ソフトウェア両面の準備作業が着々と進んでいます。

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役職

これまであまり考えたことありませんでしたが,どういう組織にも役職ってあります。会社なら,社長,部長,課長,係長,うんぬんかんぬん。大学にもありまして,学長(なぜか知りませんが総長と呼ぶところ多いです),なんちゃら学部長,なんちゃら学科長。事務方にもやはり課長やら係長やら色々あります。組織である以上,そういう役職が必要なのはわかりますが,これまでそういう役職があることによるご利益というものを感じたことがありませんでした。

でも最近ようやくわかりました,ご利益が。なんちゃら長って名前が付いてると,雑用を凄く頼みやすいですね。大学内の雑用を皆で分担してこなすわけですが,そういうときに,自分で仕事をするのではなく,人に仕事を頼まなければならないことも多々あります。たとえば,各研究グループの報告書とか。報告書の編集担当だと,各研究室に報告書を依頼して,それの取り立てが仕事です。そういうとき,通常だとお願いするのに腰が引けるというか,明らかな雑用であればあるほど頼みにくくなります。しかし,なんちゃら長とメールの一番最初に書いただけで,気楽に雑務を頼めてしまいます。

私がずうずうしだけだという説はありますが,専攻長,研究科長,などなど,長がつくと気楽にそういう仕事を頼めます。5月は出張やらスクールやらでテンパッていましたが,ここ2,3日は貯め込んでいた大学の雑務をひたすらこなしていまして,そのとき,〜長という人には物を頼みやすいということがよくわかりました。人間の知恵なんでしょうか。ははは。

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β線での試験

M2のAくんは,シリコンピクセル検出器を通過するβ線がセンサーで作る電荷量の測定を長いこと試みているのですが,なかなか思った通りの結果が得られず苦労しています。ATLAS日本シリコン検出器グループの長ーーーい週例ミーティングで,今日もその話題になりましたが,なぜ思ったような結果が出ないのかいいアイデアは得られませんでした。

使っているβ線は放射線源からのものでエネルギーが低く,多重散乱の影響その他,あまり好ましい較正ソースではないのですが,私たちが扱っているシリコン検出器は小さいので,レートが稼げる方法でないと試験になりません。たとえば,宇宙線中のミューオンを使えればそのほうが圧倒的にきれいな信号を得られるのですが,小さな検出器,かつトリガーカウンターでアクセプタンス,特に立体角を絞らなければならないので,レートがとんでもなく小さくなってしまい仕事になりません。

そういう理由でβ線源を使っているのですが,ビームテストでの結果を調べてもらうと,予想と一致する結果になっているということがなんとなくわかり,やっぱりβ線源は難しいのかという状況になっています。前にも何度か書いてる気がしますが,1家に1台は無理でも,1研究室に1台くらい,いや1大学に1台くらい自由に使える加速器があると,とてつもなく私たちの研究は楽になります。加速器技術が進んでそういう時代がいつかは来たりするのですかね。夢かもしれませんが,そう願いたいです。

そうだ,加速器といえば,KEKのBファクトリーもJ-PARCも今年度は運転経費が削られた上に,電気代がとてつもなく高騰しているため,加速器の運転時間がとてつもなく減らされています。というか,Bファクトリーは運転できないという悲惨な状況です。家に転がっている電気代の明細を見ると電気代の値上がりが気になりますが,KEKや大学のような大口契約ではその値上がり率が一般家庭よりも大きいので,電気代値上げはボディーブローのように研究成果に響いてきます。

T2Kは立派な成果を出していますが,そもそも予定していたほど加速器が陽子を出してくれない上に,昨年のハドロンホールでの事故のためにビームがずっと止まっていました(そういえば,ちょっと前にT2Kのためのビームがようやく出始めました)。さらに,今年の運転経費削減と電気代の高騰により運転時間が短くなり,なかなかデータをためることができていません。アメリカにライバル実験があるので少しでも多くのデータを蓄積したいところですが,T2K実験グループのへまではなく外部環境により運転時間を稼げないというのは,第3者的に見ても可哀相なところです。

話はだいぶそれましたが,Aくんには頑張ってもらい,なんとか原因を突きとめて欲しいところです。

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ATLASでのダークマター探索

今日の研究室ミーティングでは,私が文献紹介の担当でした。準備をする時間があまりになかったので何にしようか迷う,というか困ったのですが,結局ATLASでのダークマター探索の論文をやりました。

SUSYを信じて,SUSYの予言するニュートラリーノなんかをダークマターだと思えば,SUSY探索もダークマター探索だと言えなくもありませんが,まあ明らかにモデル依存な探索になります。SUSYが見つからないということもあってか,最近は,モデルに依存しない探索が流行の兆しを見せています。いや,単に私の興味がそういう方向を向いているだけかもしれませんが。。まあ,私のバイアスだけではなく,流行っているのは間違いなく,しばらく前にPRLの注目論文に選ばれていたり,ILCのstudyでも同様の解析が最近注目されています。

その探索方法ですが,宇宙に存在するダークマターの直接探索では,ダークマターと標的原子核との相互作用を利用します。ダークマターの速度,というか,ダークマターの中を動いている地球の速度は,素粒子物理学的な観点からは非常に遅いので,ダークマターと原子核が弾性散乱をします。その結果の原子核の反跳を捉えるというのが大雑把な探索原理です。結局のところ,ダークマターと原子核を構成する核子の中のクォークとの散乱とも考えることができて,それと同様のことをコライダーでもやろうというわけです。

陽子陽子衝突では,クォーク(あるいはグルーオン)が力の媒介粒子を介して散乱されるわけですが,その力の媒介粒子が何であるかは今は考えずにとにかくクォーク・クォーク散乱により生成されるダークマター対を探そう,というのがアイデアです。つまり,直接探索において原子核とダークマターが何らかの相互作用によって弾性散乱するのを観測する代わりに,クォークとダークマターが何らかの相互作用によって散乱するのを観測しようというわけです。ここで,その散乱に寄与する相互作用がSUSYなどの特定のモデルを仮定せず,Effective Field Theory というものを使って,考えうる色々な相互作用のパターンごとに結果を解釈する,というのがコライダー実験でのダークマター探索と呼ばれているものです。

Effective Field Theoryというのは,一言で言うと,あるエネルギースケール(Λ)以下で成立する有効理論で,細かいことを言うと,上記の解釈が成立するにはΛが相互作用に寄与する運動量遷移よりも十分大きい必要があります。ざっくり言うと,Λがダークマター質量よりも十分大きいときに信頼できる有効理論と言えます。たぶん。なので,そういう意味では直接探索と比べるには注意が必要ですが,とにかく最終結果は直接探索のときと同様,原子核ダークマター散乱の断面積に焼き直しています。

この方法で重要なのは,ダークマターが軽い時は直接探索よりもむしろ感度が高いということです。今書いたように,ダークマターが重くなると有効理論がどこまで有効なのかという議論が必要になってきますが,軽いところではそういう心配もないので,その意味でも軽いところに感度があるというのは重要です。

じゃあどうやってこの過程を捉えるか,ですが,ダークマターが生成されただけだと観測できる粒子がいませんから,そういう事象を観測するのは不可能です。そこで,ダークマターを生成すべく散乱に寄与するクォークが強い相互作用によってグルーオンを放出すること,あるいは,弱い相互作用によってWやZを放出することを利用します。ダークマターは観測できないので消失エネルギーとなり,結局は,一つのジェット+消失エネルギー,あるいはWやZ+消失エネルギーが観測すべき事象の特徴となります。

今回紹介したのはW+消失エネルギーという事象探索で,残念ながら,というか大きな話題になっていないので当たり前なのですが,有意な信号を観測することはなく,先に述べたように最終的には原子核・ダークマター散乱の断面積の上限値に制限を与えることになりました。確かにダークマターが軽い場合は,直接探索の結果よりも感度が高くなっています。もちろん,「直接」探索ほどは直接ではないので,こういう結果をもって直接探索に意味がないということはありませんが,新しい手法としては意義のある解析なのではないかと思っています。

[6月4日:間違い修正。]
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春の学校2014終了

たくさんの人の協力のもと,今年の春の学校を無事終了することができました。今年も学生からの質問が非常に多く,学会や普通の研究会とは違う,このスクールの特色がよく出ていたと思います。スクールを盛り上げてくれた参加者と講師のみなさん,ありがとうございました。ゲリラ的にやっているので準備のほとんど全てを世話人でやらなければならず,毎年もう来年はやめてしまおうかと思ってしまうのですが,スクールの盛り上がりを目の当たりにすると,また来年もなんとか頑張ろうかという気になります。

ちなみに今年のスクールには60人を超える学生に参加してもらいました。この分で何年か続けていると,日本の高エネルギー業界の学生さんの過半数がこのスクールに参加したことがある,という状況になりそうです。学生同士の横の繋がりを作るというのもこのスクールの目的の一つなので,そういう意味でもこのまま頑張って続けていきたいものです。

私は,春の学校直後に別の研究会にも参加したので,家に帰ったのは昨日の夕方でした。たくさん議論し,たくさん酒を飲み,充実した4日間でした。

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