ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

プランクの結果

Planckの結果が昨日発表されました。が,Oくんに教えてもらってウェブストリーミングで見た記者会見の模様は最後の数分だけだったので,どんなことが発表されたのかよくわかっていません。新聞で宇宙の年齢がホントは1億年ほど年寄りだったという記事を見ましたが,138+/-0.5億年と発表してたみたいなので,137億か138億なのか微妙なところというのが真実のようですね。というか,一般的には宇宙は誕生してから137億年と言われていますが,Planckが結果を発表する前から,中心値は138億年に近づいていたみたいです。

そんな宇宙年齢は本当はどうでもよくて(?),世間一般で一番注目を浴びてるのはCMBのBモード偏光の観測だと思うのですが,それについてはどうなったんでしょうかね。昨日の記者会見の内容,あるいはCERNではセミナーがあったようですが,そのスライド等の資料がないので,どういう内容だったのか気になります。新聞記事にもなっていないということは,何にも言及しなかったんですかね。

CMBのBモード偏光は,誕生直後の宇宙のインフレーションに伴う重力波により引き起こされてると考えられていて,日本だとH澄さんという人がやってることで有名です。晴れ上がり前の宇宙の情報を現在観測する唯一の方法と考えられていて,超初期宇宙の研究テーマとして大きな注目を集めています。

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泣かせるCM

突然ですが,東京ガスのCM泣かせますね。

私テレビほとんど見ませんし,そもそも大阪なので東京ガスのCMはやってない(はず?)ですが,ウェブサーフィンしててその存在を知りました。食事を作る話で,それがシリーズとして幾つかあるらしいのですが,私は,おばあちゃんのやつに涙腺をえらく刺激されました。たった1分くらいのものだし,花粉症でもないのですが,いやー,泣きました。

私は映画を観てすぐに泣ける,飛行機の中でもボロボロ泣いているということを何度も書いていますが,こんな短い映像でも同様に泣ける自分に驚きました。いや,でも,みなさんも一度自分の目で確かめてみてください。ググればすぐに見つかります。

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ちょっとだけ解説

ヒッグスに関する今回の発表についてちょっとだけ解説します。

まずは発表内容から。
微妙なニュアンスを気にせずに書くと,新粒子のスピンがゼロ,パリティが正であることがデータから示唆されている。これに加えて,今までに測定した他の粒子との相互作用の大きさから,発見した新粒子はヒッグスボソンである。ただし,それが標準模型の予言するヒッグスボソンなのか,SUSYなど標準模型を超えた物理理論が予言するヒッグスボソンなのかはまだわからん。というのが大雑把な発表内容だと思ってください。

同じ結果でも,その結果をどう解釈し判断をするのかは人間の主観なので,発表するときの表現が微妙だったり,ときには違った表現になることがあります。先週新聞記事に載った内容と突然変わってしまったのは,まあ,そういうことです。結果が大きく変わったわけではありません。

では,スピンとパリティをどうやって測定するのかですが,これには崩壊粒子の角度分布を使います。平たく言うと,もしスピンがなければその粒子は空間的にどこかを嗜好するというような方向性を持たないので,スピンゼロの粒子からの崩壊してできた粒子は空間的にランダムにあらゆる方向に飛び出します。けど,スピンを持つということは空間的になんらかの方向性を持つということなので,崩壊粒子の角度分布は一様にはなりません。実際には物凄く複雑なことになっているのですが,本質的なのは,崩壊粒子の角度分布が親粒子のスピンによって変わるということです。パリティも粒子の空間的性質なので,パリティの違いによってやはり崩壊粒子の分布に違いが生じます。

というわけで,スピンがゼロパリティが正,スピンが2パリティが正,スピンが0パリティが負...というように色々なスピン・パリティの組み合わせを仮定し,それぞれの仮定に基づく角度分布と実データで得られる角度分布を比較し,統計的な処理の後どの組み合わせが実データと最もよく一致するかを調べます。その結果,データはスピンがゼロ、パリティが正という組み合わせを示唆していた,というわけです。

あとは,ヒッグスとおぼしき粒子の崩壊先と生成過程から,ゲージボソンにもフェルミオンにも結合してるっぽいという判断もありました。ZZあるいはWWに崩壊していることが確認されているのでゲージボソンと結合していることは明らかです。あと,ATLASではイマイチなのですが,CMSではττあるいはbbへの崩壊も観測とまでは言わないまでも,崩壊してそう,という分布をしてます。ループを介して生成,あるいは崩壊する場合をどう捉えるかは難しいものがあるのですが,H→γγ事象数(ATLASは多いのですがCMSは少なめで,両方合わせると標準模型に近い),WW,ZZとの結合の強さ,等々の複数の判断材料から,CERN首脳部は今回の判断を下しましたし,まあぶっちゃけ,多くの人がヒッグスだろうと考えていました。

次のステップとして重要なのは,今回発見(?)されたヒッグスボソンが標準模型の予言する性質を持つのか,それともその性質からズレているのかを精査することです。今のところ標準模型の予言と無矛盾ですが,だからといってSUSYなどの新しい物理法則が否定されるわけではありません。たぶん,これは重要なメッセージで,何度もここで書いていますが,とってつけたような怪しいヒッグスセクターを実験的に高い精度で検証していくことがこれからの素粒子物理学の最重要テーマとなるはずです。あ,13TeVにしたらいきなりSUSY発見なんてことにもしなったら,それは良い意味でお祭りになりますが,とりあえず,何があろうと重要なのはヒッグスセクターの詳しい調査です。

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higgs-like bosonじゃなくなりました

いやー,驚きました。Moriondの結果でヒッグス関連のプレスリリースはしないというCERN上層部の方針だと聞いていたのに,だからこそ,数日前の新聞記事でも「見れば見るほどヒッグスらしいが,ヒッグスだと断定するにはもっとデータが必要」というような表現になっていたと思うのですが....私たちのような下々には知らされず,というか,日本グループの偉い人にも明確な説明がないまま,こんなプレスリリースがなされていました。

もはやHiggs-like bosonではなく,実験結果はヒッグスボソンだということを示唆している...のだそうです。

こういうのはサイエンスではなくて100%政治なのですが,報道関係者に説明するの大変そうです。結果は変わらないのに,発表内容が一見変わっているのですから。私も先週,今までの公式発表に基づいた形で新聞記者さんに説明していたので,なんというか,梯子を外された感じがします。

そんな大人な事情はともかく,これからはヒッグス発見と言っていいみたいです。

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住所を間違える

アマゾンにとある品物を注文したのですが配送予定日を過ぎても届かず,なんでだろうとウェブで追跡したところ,私が記入した住所の不備が原因。力が抜けると同時に,配送はゆうパックらしいのですが,そのサービスの悪さにがっかり。いや,わかってますよ。住所の不備にイチイチ対応できるほどマンパワーないので宛先不明で差出人に送り返すのが当然。住所の入力を間違える私が100%悪いとわかっています。でも,送り先不明のときのためにという理由で注文フォームは電話番号の記入が必須。ゆうパックにもこういうときのために宛先欄には電話番号を書かせています。それなのに,電話による連絡もなくアマゾンに送り返されていました。。

宅急便だとこういうことないと思うんですよね。むしろ何回もしつこいくらいに連絡を取ろうとしてきます。繰り替えいしですが,住所の記入を間違えるなんていう小学生並みのミスをした私が悪いのはその通りです。でも,それでもせっかく電話番号を書いてるのだから連絡とってきて欲しかったです。民間の宅急便との違いを突きつけられました。

ところで,アマゾンのカスタマーサービスに電話を初めてしたのですが,そのプロセスが面白いです。ウェブから自分に電話してくれというリクエストを送るのですが,「いますぐ」「5分以内」というのが選べて,私は興味本位から「5分以内」を選択。すると,画面にあと5分という表示が出て,それが刻一刻と減っていきます。4分,3分,いつになったらかかってくるのかと電話を待ち受けていると「あと1分」という表示が出てから数10秒の後に電話がかかってきました。と同時に,画面は「電話中」の表示に変わります。いやー,凄いですね。余計な手間でしたが,これは面白かったです。

あ,そうそう,結局どうなったかというと,送り先不明でアマゾンに返送された場合は,再配達を試みるのではなく自動的にキャンセルになるんだそうです。発注した商品にも依るのかもしれませんが,とにかく自動的にキャンセルになるので,もう一回注文してくれというのがカスタマーサービスの回答でした。クレジットカードの二重課金が心配ですが,とりあえずもう一回注文してみました。今度は正しい住所を入力して。ははは。

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微粒子による攻撃

昨日か一昨日の新聞で,PM2.5が最近話題になっているが,完全禁煙でない居酒屋やレストラン,喫茶店のほうがよっぽど凶悪だという記事を見ました。話題の(?)北京市内並み,場合によってはより酷いという内容でした。ま,そりゃそうだろうなという感じで記事自体は驚きませんし,むしろそんな当たり前と思えることが記事になるのかというのが正直な感想です。歩き煙草をする人,車のエンジンをかけっぱなしにして車の中で昼寝をしてる人や店の前で誰かを待っている人を日々見かけますが,そういう人を非難する記事は全く目にしません。にもかかわらず,北京のことを持ち出し,そこから粒子が飛んできてるとか言うのは(どれくらいの量が飛んできてるのか正確な値もわからないのに),中国が日本人バッシングをガス抜きにしてるのと似た構図だなと感じます。

おっと,そういうことを言おうと思ったのではなく,煙草の煙は他人への暴行じゃないかということを言おうと思ってこのエントリーを書き始めました。誰それの胸ぐらを掴んで暴行罪とかいう記事をよく見ますが,それだったら,煙草の煙という微粒子で鼻の粘膜を直接攻撃してくる喫煙者はなぜ暴行罪に問われないのか,不思議でなりません。あ,前フリから誤解させてるかもしれませんが,私は,煙草の煙によって健康を害するとかなんとかいうことを気にしているわけではありません。日常的に周囲の人の煙を吸っていればそういうこともあるかもしれませんが,私の環境では煙草の煙に出会っても到底健康を害するということは考えられません。健康問題とは無関係に,煙いし,臭いから鬱陶しいのです。

ついでに言うと,刺激のあるコロン(?)を使っている人も暴行罪でしょう。たちが悪いのは,そういうコロンとタバコのコラボです。とある職業風の人によくいます。タバコ臭い上に変なコロンのニオイがまざって,電車の中にそういう人がいるともう最悪です。荷物が邪魔だとかは言えますが,「お前臭いから電車降りろ」とは流石の私も言えません。でも,あの攻撃はもやは暴行の域を越えて,傷害罪じゃないかと思ってしまいます。なんで微粒子攻撃は暴行罪や傷害罪に問われないんでしょうか。石をぶつければ当然罪に問われますよね,つまり固体はアウトです。なぜ微粒子攻撃は罪に問われないのか...謎です。ちなみにですが,きっと液体も気体もアウトですよね。音でさえアウトになることあります。そう考えると意図して出してる煙草の煙が許されるのが本当に不思議です。

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さらにMoriond

ヒッグス以外のセッションのスライドもチラチラと眺めています。って,ダークマター関連のとこしか見てないですが,衝撃的な発表はないですね。

というのも,ちょっと前に新聞記者さんからダークマター発見(?)というような噂が流れてると聞いていましたし,その記者さんとは違う新聞社の記事でも,近々ダークタマーに関する大きな発表があるというような記事を目にしていたので,何かあるのかなぁと思って眺めてみたのですが.....特になにもないです。別の機会にどこかの実験グループが発表しようとしているのでしょうか。あるいは,勇み足報道,噂なのか。

というか,ダークマター探索になると,いつもDAMAのことが気になってしまいます。ダークマターの信号ではないにしても,あれだけ綺麗に季節変動が見えるのですから何かあるはずです。DAMAだから,という理由ではなく,専門家の間では何か共通見解があるんですかね。謎だ。

ダークマターとは関係あるようなないような,いや,でも間接探索という意味で関係のあるAMS02は,頑張ってデータを取っているのですね。最後のスペースシャトルでISSに運ばれて,その後どうなってるんだろうと思っていましたが,ちゃんとデータを収集しているようです。が,しかし,イベントディスプレイを見て思ったのですが,あんなに小さいカロリメータでよく高エネルギーの電子やら光子のエネルギーを測れますね。1TeV電子だか何だかのイベントディスプレイが載ってましたが,カロリメータの中でシャワーが全然収まっていません。実際のenergy depositよりもデカイcorrectionが入っていても不思議ではないくらいのエネルギーの漏れ方です。人工衛星上の検出器では重量に厳しい制限が課されるのでどの検出器でも似たようなものなのかもしれませんが。

以下私信。
Sさん,メールを昨晩送りましたのでご確認ください。

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Moriondでの結果

今開かれているMoriondという国際会議のサイトから,発表のスライドを見ることができます。

会議のサイトはここ。
スライドの置いてある場所はここ。

かくいう私もヒッグスのセッション分だけ,ちらっと今眺めてみました。CMSはbb,ττともに更新するのかと思っていましたが,H→bbの結果はATLAS同様更新せず,秋の国際会議以降での大きな更新はH→ττだけでした。そのττは質量の分解能が,γγのようによくはないので,綺麗にピークが見えるというわけではありませんが,どう見ても信号があるように見えます。ττだけではないのですが,どのチャンネルも標準模型の予言とほぼ同じような量の信号がどのチャンネルでも見えている感じです。

ヒッグスの生成は,標準模型ではトップクォークのループを介して生成される確率が大きいので,標準模型という仮定を置けばヒッグスが発見された時点でフェルミオンと結合していることになります。が,現状のように,発見されたヒッグスらしき新粒子が何者かを調べるという観点からは,その新粒子がフェルミオンと直接結合するかどうかを確認することが重要です。ということで,H→ττっぽいものが見えているというのは,今の統計では確定的ではないにしても非常に重要な結果です。

それからもう一つ,現状で大切なのが新粒子のスピンとパリティの測定です。これに関しては,ATLASもCMSもありとラッキー(?)で,今の統計量で予想される確度よりも高めの確度で0+を示唆しています。CMSは95%CLでスピン2を排除したと言ってますね。

というようなことで,色々調べてみたところ,標準模型の予言するヒッグスと無矛盾はないことがわかったが,ヒッグスと断定はしない。みたいな,1年ちょい前くらいの灰色なメッセージが公式(?)見解と今のところなっています。

ちょっと話はズレますが,ATLASとCMSのスライドを並べて眺めていると,CMSのスライドに比べてATLASのスライドのほうがごちゃごちゃしてる傾向があるような気がします。スポークスパーソンを見習って(?)敢えてごちゃごちゃしたスライドを作っているのでしょうか。検出器もCMSに比べてATLASは数と種類が多く,継ぎはぎだらけかのようにごちゃごちゃしているのですが,そのゴチャゴチャ感,ケイオスなところというのは,研究の進め方にも現れていますし,スライドにも現れているのかなぁ,と興味深く眺め比べています。

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研究者っぽいこと

ここ数年は,修論と卒業研究が一段落した後,かつ春の学会よりも1週間以上前というこの時期にCERNに出張していましたが,今年は色々な電子基板を設計・製作するために予算をだいぶ注ぎ込んだために,というか正確には幾つかの物品の値段やら作業代金が最後までわからなかったので前もって出張計画を立てることができず,CERN出張はなし。ということで,今週と来週は比較的時間があり,珍しく(?)研究者っぽいことをしています。

物凄く久しぶりにモンテカルロですがデータに触り,解析を始めたばかりの学生がやるようなちょろい解析をしたり,今日は,まだ解析は進んでいなものの面白そうなヒッグスの生成×崩壊のモードがないかを考えたりしていました。データの解析というのは私にとっては本当に趣味みたいなものなので,嫌なことを忘れて楽しむことができます。また,新しい解析テーマを考えるのも非常に楽しく,これまた様々な悩みを忘れられます。

研究者っぽいことだけやって給料がもらえるなら,こんなにオイシイ職業というのは確かに滅多にないでしょうね。って,まあ,私がそういう価値観を持ってるからなのですが。ははは。

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今週からMoriond

と言っても私が会議に行くわけではありません。スキーしに行きたいところですが,発表もなしにMoriondまで行けるほど世の中は甘くありません。

そんなことはどうでもいいですが,とにかく,冬の国際会議として一番重要と考えられているMoriondが今週から始まります。今週がElectroweak,来週がQCD session です。とはいえ,実際にはどちらのsessionにもオーバーラップは多く,重要なトピックについては特にたくさんのオーバーラップがあります。さっき調べたところ,6日にヒッグスのセッションが予定されていますが,来週のQCDのセッションにも当然ヒッグスのセッションはあります。

例によって発表内容は書けませんが,今回は幾つかのチャンネルでは収集した全てのデータを使った結果を発表します。解析の速いCMSではおそらくすべてのチャンネルで全てのデータを使った解析結果を出してくるのではないかと勝手に予想しています。ヒッグスらしき粒子ということで今一番注目を浴びてるのが,新粒子のスピン・パリティの測定と,フェルミオンとの結合があるかどうか,です。標準模型を仮定すれば,W/Zとの結合とフェルミオンとの結合の比を出せますが,τ,あるいはbとの結合があることを直接検証できた方がいいので,その辺りが一番ホットなトピックスとなっています。

ただし,年末に更新した結果に比べて劇的に統計量が増えているわけではありませんので,発表内容はまあそれなりという感じでしょうか。でも,統計を増やした結果を新しく発表するわけですし,チャンネルによっては全てのデータを使った解析ということで,ここ2年間はデータ収集がないことを考えると一つの節目として重要な会議と言えるかもしれません。

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予算を全て使う

今日から3月ですね。今年度もあと1ヶ月ですが,幾つかある研究財源の全てを使い切り,ほっと一安心胸を撫で下ろしているところです。

特に頭痛の種だったのが,2月中に納品されなければならない=大学的には3月中に支払いを済ませないとならない財源での物品購入でした。普通の製品ならもちろんさっさと発注してしまえば済む話なのですが,設計その他を含めた特注品で設計が遅れたために納品が間に合うかどうかというピンチでした。事務方の人もハラハラドキドキしていたようですが,なんとかその納品が間に合い,私も含めた多くの人が一安心したところです。

しかし,年度ごとの会計は本当に面倒です。私の話なんてまだ大したことない部類で,Y教授はもっと大変な目に遭っています。シンチファイバーをとある会社から大量に買おうとしていたところ,その会社が原料を仕入れる取引先が店じまいをしてしまったため年度内に予定していたファイバーの納品が不可能になるというハプニングがあり,別の製品でなんとかならないかと急遽テストをするなど,とんでもないくらい悲惨な処理に追われています。Y教授はもちろんのこと,急遽テスト用のジグ的なものを作らされる羽目になったTくんや,事務方の人々を巻き込み,なんでこの人達がこんな苦労しなきゃならないんだろうという理不尽な努力を強いられています。

しかも笑ってしまうのは,補正予算のせいだかなんだか知りませんが,当初配分されるかどうかわからなかった運営費交付金の数%(?)が最近配分されました。外部資金に比べると大した額ではないので,恒常的に使う物品を買えばすぐに消化できてしまう金額なのですが,それにしても実質上数日で予算を使いなさいと言ってるわけで...なんだかなぁ,という感じです。年度末によく見かける道路工事を思い出します。

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