ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

映画2つ

Collaboration meeting出席,そして,スクール関連の打ち合わせもついでにすべく,CERNに来ています。締め切り間近の原稿を3つ抱え,かつ,修論を書いている学生の進行がかなり遅く,原稿のダメ出し真っ最中。この出張があることは数ヶ月前から決まっており,修論のネタ自体も2ヶ月前には出来ていたものなので,今年は楽勝かと思っていたのですが…予想に反して例年以上に大苦戦。ということで,出張を取り消したいくらいの気持ちだったのですが,そうもいかず。昼間はミーティングに,夜は自分の原稿書きと修論のダメ出しにと追われています。

それはさておき,例によって飛行機の中で映画を観ました.最初に見たのは,数年前にやっていたガリレオ。福山雅治が数学者と対決するやつです。毎回書いていますが,福山雅治が物理学者だったらアウトリーチの効果絶大ですよね。いつも言ってて実現しない主婦への宣伝なんて,楽勝でしょうし。あー,悔しい。

次に見たのはブラッドピッドのマネーゲーム。内容は個人的にはこんなもんか,という感じでした。というか,あまりにも脚本が予想通りで,映画を観て毎回大泣きする私ですら感動するポイントがなく,その意味では特筆すべき点はありませんでした。ただ,スポーツ好きの私にとっては,統計処理は趣味としてやってみたいツボでした。送りバントは得点の期待値が強攻策より低いとか,アメフトで4th downのときにはパントせずにギャンブルしたほうが得点の期待値が高いとか,世間で言われてるようなことをさらに掘り下げて調べるのは面白いだろうなぁ,と常々思っていたので,題材としては興味を惹かれました。

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マルチタスク

ここ数日の私は,マルチタスク状態です。それぞれ一つ一つは大したことないのですが,全然違う内容の案件を,とんでもない数抱え込んでいます。スーパー秘書的な人ってときたまいますよね。色んな方向に手が回っていて,よくこんなことに気づくなというところにまで神経が行き届いた仕事をする人。そういう人を見ると,うわー,スーパマルチタスクだなぁと思ったりするのですが,悲しいかな私にはそういうタスク管理機能がついていないので,今みたいに細かい仕事がたくさん重なると,どうしても抜けが出てきてしまいます。

そんなマルチタスク状態ですが,その中で,忙しい,忙しかった,あるいは重要なのは3つで,その1つが修士課程の学生の修論。今年は私が指導している学生は1人なのですが,その彼がかなりのがけっぷち。あるいは土俵際。まあ,どっちでも構いませんが,なかなかに切羽詰まっているのは事実。彼が書いた原稿に私がコメントを加え,というサイクルが何回か繰り返されるべきなのですが,今年はまだ一回も見せてもらっていない章もあったりして,例年通り(?)なのかもしれませんが,指導教員としてはハラハラドキドキの毎日を過ごしています。私が書いてあげるわけにもいきませんので,こちらとしては頑張ってくれと祈るのみです。

2つ目は,このブログでもたまに取り上げる国際スクールの話。先週末から今週の頭にかけては,ポスターとウェブ作りのために,色んな意味で盛り上がりました。本当に色んな意味で勉強になる活動です。物理屋としての勉強は何にもないんですけどね。。。

そして3つ目。これは先週KEKに行った時にした大人の相談関連で,とある書類書きを急遽することになりました。いわゆる作文をしなければならないのですが,普段から色んなことを考えている研究とかとは違う内容の作文なので,アイデアを捻りだすのに一苦労。その書類に向かうたびに逃避行動しそうになる自分との戦いです。書く分量は大したことないのですが,相手を説得する筋書きがなかなかできず,構想と論理を考えるのに時間を費やしてしまっています。そう,このブログを今書いているのも逃避行動に他なりません。あはは。

そんなわけで,何をしてるかわからないのに時間がどんどん過ぎて行く今週なのですが,一昨日は3年生に対する研究室紹介企画の一部として,3年生の研究室訪問というものがありました。例年通りその対応は4年生なので,私はどういう学生が見学に来たのか知りません。元気のいい学生がたくさんY研究室を希望してくれるといいのですが。

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恐るべし飲み仲間

先週金曜日は,前回書いたようにKEK出張でした。その日はもう帰れないのでつくばで一泊。飲み仲間の友人と飲みに出かけました。友人Nと待ち合わせ,まずは2人で20時半頃一軒目の店に入りました。その後友人Mが後から合流,どの店にしたか電話連絡する予定でした。私が携帯を持ってないのは周知の事実。ですので,NがMに連絡する予定でした。

ところが,Nが携帯を家に忘れてしまったのです。Nの動揺する姿を見たことなかったのですが,その時は珍しく激しく動揺し,その姿を見ることができた私は貴重な体験をしたなぁ,なんて暢気なことを考えていました。その一方で,Nは連絡を取ろうと色々と考えます。電話は使えないけどメールは送れる端末を持っていたので,メールを送ったり,と手を尽くします。でも連絡は取れず,最初に注文した食べ物が全部出てきたらそれをたいらげ,Nの家に携帯を取りに戻ろうということになりました。

しかし,ここでサプライズ。21時過ぎにMが店に現れたのです。電話連絡なし,メールも読んでいないのに,です。いやー,驚きました。彼から電話しても連絡がつかないので,どこで飲んでるか想像してここに来たと言うのです。本当に,感激,感動(?)しました。しかも驚くのは,その店に狙いを付けた理由です。きっとどこかで2人で飲んでるだろうから(この辺からしてすでに我々飲み仲間ではの推論です。何かトラブルがあったんだろうなんて考えないのですね。連絡忘れて飲んでるだろう,くらいに思うのです。)店を探そうとまず考えたそうです。で,驚くのはその先。店を選ぶ思考順序が,Nと私がその店を選んだ思考と完全に一致しているのです。この店とこの店はなくはないが,可能性としては高くない。この店とこの店は却下。ここら辺は2軒目以降なので,残りはここかここ。というように,店選びのためにNと私が考えたことをその場にいないMが完全に再現したのです。

本当に驚きましたよ。以心伝心というか,飲んべえの思考回路の単純さというか,こと酒に関してはお互いのことを知り尽くしているというか,バカというか,感激の対面でした。

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慌ただしいKEK出張

今羽田空港で,これから大阪に戻るところです。

昨日の昼過ぎKEKに着き,午後は連続でミーティングというか,人との打ち合わせ。研究関連で開発しようとしている電気回路のことについて業者の人と打ち合わせ。数人と大人の事情の話。国際スクールに関する打ち合わせ。シリコン検出器開発関連で私たちがやっていることについての相談。

というように,内容は種々雑多。全く異なる内容の打ち合わせを休む間もなく行ったので,まだ私の中で消化しきれていない,整理できていない部分があります。でも,短期間でこれだけの内容の打ち合わせをできたのはラッキーでした。わりと急遽出張を決めたので,前もって予定してた打ち合わせは2つだけでした。にもかかわらず,KEKに行ってからキーパーソンと連絡がついたので,より充実した出張となりました。

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取材

今日は,大学案内や大学入試の情報提供のサポートをしている会社の取材を受けました。フロムページの夢ナビという企画で,高校生に大学でどんな研究をやっているのか紹介し,大学選び,学部選び,等々のサポートをするのが目的のようです。ウェブで情報を配信するだけでなく,高校とタイアップ(?)して情報の収集,配信を行ったりもしているようです。

今日の取材は取材といっても,私の研究がどんなものを紹介するのがほとんどだったので,いつもやってるアウトリーチの内容をそのまま説明しました。私にとっては手馴れた内容なのでそこは全然問題なく,というか,取材なので取材に来てくれたかたは凄く真剣に話を聞いてくれ,真に理解しようとしてくれるので,話がおもいっきり弾みました。ですが,最後の写真撮影と,高校生へのメッセージと題した動画撮影は難儀でした。

なにしろ人から写真を撮られることなんてありませんから,カメラを向けられると緊張しまくりでした。写真はまだしも,動画撮影はさらに一苦労です。緊張して笑顔どころではない硬い表情。しかも喋りはダメダメ。1分間くらい話して欲しいと言われたのにテイク1では2分超え。テイク2では途中でしどろもどろになってしまい,こちらからお願いしてやり直し。ようやくテイク3でなんとか1分前後で話を終えることができました。笑顔で滑舌良く話すことの難しさを体験しました。

とまあ,動画撮影には一苦労しましたが,取材に来られたお二方が私の話した内容に興味を持ってくれたようでしたし,理解もしてもらえたようだったので,その点については非常に満足しています。この記事が出るのは原稿をおこした後なのでまだしばらく先になりますが,その記事を読んだ高校生が物理,あるいは大学に興味を持ってくれたらさらに嬉しいですね。
大学 | コメント:0 | トラックバック:0 |

不確定性原理

新聞に載っていたので,論文を読んでみました。あ,いや,abstractの後の3/4ページだけですけど。

ということで,実験内容については全然わかりませんが,そのintroductionに書いてあることから,これまで不確定性関係について私の中ですっきりしていなかったことがすっきりしました。すっきりしていなかったことというのは,教科書なんかを見ると,たとえば位置と運動量について,位置を測定しようとすると測定しようとする光なりなんなりの影響を受けるために測定する対象物の運動量がかき乱されてしまうために,有名な不確定性関係 Δx Δp ~ hbar/2 になるみたいな説明がありますよね。一方で,測定する対象物,粒子が波だと考えれば,波をある位置に閉じ込めるためには異なる波長(=異なる運動量)の波の重ねあわせになるというイメージからもわかるように,測定うんぬんとは関係なくΔx Δp ~ hbar/2という関係を数学的に導き出せます。どちらの説明も間違ってはないけど,測定と,測定には関係ないことがごちゃ混ぜになっているので,なんというか,非常に気持ち悪かったです。

ところが,正しい式の左辺は ε(A)η(B) +ε(A)σ(B) + σ(A)η(B) なんだそうです。εはAに対する測定誤差,ηは測定によってBがかき乱される量,σが標準偏差つまり測定とは関係なく持ってる不定量。ハイゼンベルグのは第1項だけで,2項目と3項目が加わりました。これだと,たとえばη(B)がゼロだとハイゼンベルグバージョンはε(A)が∞になってしまいますが,新しいバージョンだとε(A)σ(B)が残ります。つまり,測定によってBがかき乱されることがもしなければ,Bの本来持ってる不定性の量がε(A)σ(B)~hbar/2となる,という直感的に少なくとも私にはすっきりした結果になります。そういうわけで,これまでごちゃ混ぜ(になってたのは私だけかもしれませんが)になっていた,測定による不定性,測定とは無関係に持ってる不定性をきっちり切り分けてますよ,というのが提案されていた小澤の不確定性関係のようです。でもって,今回の論文ではその正しさを実験的に証明したということみたいです。

その新しい不確定性関係というのは私にとっては新しいですが,賢い人々にとってはそんなに新しい話でもなく,その関係式を実験で確かめられるようになるなんて実験技術の向上が凄いね,というのがその道のプロの人々の受け止め方なのかもしれません。

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神の粒子という呼び名

最近の新聞報道等では「ヒッグスは神の粒子とも呼ばれ…」というような説明,あるいは見出しに「神の粒子」という言葉がよく使われていました。が,私は神の粒子という呼び方は非常に嫌いです。生理的,感覚的に受け入れ難いというのもありますし,神とどういう関係があるのかも理解不能です。研究者の仲間内でも,その呼び方どうなのよ,という否定的な意見しか聞いたことありません。というか,多くの人が好きではないと(あくまで仲間内では)意思表示をしています。

試しにググってみたところ,ウィキペディアの説明には,研究者はその呼び方が好きではないという記述が新聞記事へのreferenceつきで載っていました。ついでに,そこで仕入れた知識ですが,もともとは「goddamn particle」だったとか。一応説明しておきますと,レーダーマン(bクォーク,というかΥを見つけたことで有名。ノーベル賞も貰いましたが,その受賞内容はΥではなかったかも)が書いた本のタイトルが「神の粒子」(god particle)で,それが神の粒子と呼ばれる起源になっています。ところがレーダーマンのもともとの提案ではgoddamn particleだったというんですね。それが編集者によりgodに変えられてしまったんだとか…知りませんでした。

そういうわけで,一般への訴求力を考えてか,goddamnがgodに変わってしまったそうですが,最近のマスコミが神の粒子と言う呼び名を使うのもキャッチーだからですよね。内容はともかく,見出しには使いたくなってしまうのでしょう。私自身の好き嫌いを人に押し付けるつもりはないのですが,最近,とある掲示板で気になる書き込みを見ました。どこの誰かは知りませんが,非常に優秀で,その人の書き込みはあらゆることに対して非常に論理的,かつ,知識も莫大。元々物理を学んだそうで,物理に対する理解度もハンパではない人がいるのですが,その人が神の粒子と言う呼び名は物理学者が謙虚さを失ったから,傲慢だからだ,という趣旨のコメントをしていたんですね。確かに素粒子物理学者には傲慢さがあるかもしれないと常々思っていましたが,その呼び名からもそういう印象を受けるという指摘を受け,とりあえず,私も含め現場の研究者はその呼び名を快く感じていないということを表明する気になりました。

ついでに,私がなぜ素粒子物理学者が傲慢,あるいは謙虚さを失っているのではないかと感じてしまうのは,数理的な楽しさ,数学的な美しさばかりを追求し,自然がどういうものであるかを理解しようとする態度が欠如しはじめているのではないかと,ほんのりと(?)感じてしまうからです。実験データを解釈するためには,実験屋,理論屋双方に地道な努力が要求されます。でも,日の目を見るというか,人気なのは,数学的に面白いモデル関連の研究ばかりです。地味な研究は,研究者に対しても訴求力がありませんし,予算獲得という意味でも不利なのかもしれません。だから,という理由で数理的に面白い研究ばかりがもてはやされる分野なのだとしたら,将来に不安を感じてしまいます。

それから,常々言ってますが,自然を記述するために私たちは数学を使っています。たとえば対称性。素粒子物理では非常に重要な概念ですが,そういう数学的な概念が自然を説明するのにピッタリというのは凄く不思議です。真実は逆で,色んな数学的な概念から自然の法則を描くのに必要なものを拝借してきているだけなのかもしれません。ですが,必ずしも(今存在する)数学的な概念で自然を理解できるという保証はないわけです。いや,究極的には人類には理解できないことに挑んでいるのかもしれないわけです。素粒子物理学以外なんて,最初からそういう態度なわけですよね。多体問題なんて解けないことを承知で,でもこう考えるとうまく説明できるよ,というモデルを作ってるわけですよね(?)。ところが,素粒子物理では全てを説明する究極の理論を探してる,と平気で言ってしまいます。もちろん目指すところはそこなので,そう言わざるを得ません。それが他の学問との大きな違いとも思います。ただ「平気で」言っちゃうのは,謙虚さを失っているというか,冷静さを欠いているというか,洗脳されているというか,どう言ったらいいのか難しいのですが,ちょっとどうなのよ,と思ってしまいます。

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物理以外で

昨日は,高エネルギー物理の将来計画検討小委員会なるもののためにT大学へ行ってました。その帰り,飛行機利用の私は羽田に向かうために山手線に乗っていました。そのときに,向かいに座ったサラリーマンが私は気になりました。いや,大して気にしていたわけではなく,身なりはきちんとしたいい大人だけで座り方がヤンキー兄ちゃん,あるいは大阪人風だ,とそのときは一瞬思っただけでした。

ところが,伊丹空港に着きモノレールに乗ると,向かいに席にまた同じ人が座っていたのです。一瞬,相当混乱しました。さっき山手線で見た人とあまりに似てるので,私の頭がどうにかなったのかと思いました。でもよく見ると,確かに同じ人で,相変わらずとんでもない姿勢で座っています。うわっ,やっぱり大阪人だったんだ,と心の中でおもわずガッツポーズ…いえ,ガッツポーズはありませんでしたが,思わず吹き出しそうになりました。

何度か同じネタを書いていますが,関東地方出身の私から見ると,大阪の人のマナーは平均して非常に悪く感じます。色んなところで感じますが,よく遭遇するのが電車の乗り降りや電車の中なので,どうしてもネタ的にはそこから展開することになります。ブログに書くだけではなく,身の回りにいる大阪出身,大阪以外出身両方の学生に話を聞きますが,双方が私と同じように感じているようで,Oくんなどは,なんで東京の人はあんなに行儀良く電車に乗っているんだろう,と逆に感じるそうです。ちなみに,私のことをよく知らない人と話をすると,私に「大阪のどこ出身なんですか?」と尋ねる人が非常に多いです。きっと,平均的大阪人よりも私のほうがよっぽど態度が悪いんでしょうね。ははは。

おっと,今日はそういうコトを書くつもりではなく,ここまでは前フリ。マナーって,集団の振る舞いに明らかに左右されますよね。電車であれば,どこを走っているかその地域性にかなり左右されてると勝手に思うわけです。という前提のもと,ホームで電車を待っている人の列の一番前に割り込んでくる人を見るたびに思うのは,集団としてのマナーの善し悪しの地域性っていうのは,何に依存しているのかなということです。あまりに,そういう人をよく見かけるので腹を立てるのも馬鹿馬鹿しくなってきて,そういう疑問に思いをめぐらせるのですが,こういうことは社会学みたいなもんで研究とかされてるんでしょうね。そういう研究も面白そうだな,と思ったりするわけです。

先日の研究室の論文紹介で,全く物理とは関係のない幸福論についてHくんが発表しました。科学者という職業は非常に幸福だというこのブログの宣伝みたいな結論を導き出してくれたように,私自身,一応科学者と呼ばれる職業に就き,実際に幸せだと感じていますが,今の職業以外だったら何をやってみたいかな,ということをたまに考えることがあります。子供の頃のように野球の選手になってみたかったりするわけですが,それはあまりに現実離れしてますので,スポーツ選手以外に限定すると(子供の頃は野球に限らずスポーツで生計を立てられたらいいなと夢みていました),結局,何かを研究するのが楽しいと思ってしまうんですね。

私の場合,物理に限らず,目にするもの,聞くことにいちいち何でだろう?と思ってしまいます。で,物理以外に日常生活で目にすることって,通勤時の人の振る舞いくらいなわけです(あと服装も)。だから,上記のような社会学(というジャンルなのか不明ですが)も面白そうだと感じてしまうようです。あとは,これまた物理以外で日常生活で私の目に入ってくるものは食事です。食事の何に疑問を持つかというと,この食べ物はいつ頃から誰が食べ始めたんだろう?戦国時代の武将は何を食べていたんだろう?江戸時代の武士は?農民は?...というように,昔の人が何を食べていたのかとか,その食べ物のルーツとかに凄く関心があります。あ,いや,関心があるだけで,具体的に何かを調べたりは絶対にしないんですけどね。

というように,何にでも疑問を持つという習性があるので,結局のところ,私のベクトルは研究者に向かっていたのかもしれません。もちろん,その道で職業としてやっていけるかどうかは運次第なわけですが,何にでも疑問を持ってしまう私が研究者になれたのは,Hくんではありませんが,まさに幸福(幸運?)なのかもしれません。

...今日のエントリーは,Hくんの発表に影響を受けてますね。ははは。

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ラストスパートな人々

大学の1月2月は,卒業研究,修論,そして博士論文の提出時期に追われるラストスパートの時期です。学生さんは数年に1回の稀な出来事ですが,私たち教員にとっては毎年の恒例の行事・シーズンです。私たちの研究室には,卒業研究を行っている4年生が4人,修論を書いてる学生が2人,博士論文を書いている学生が1人います。

宇宙線中のミューオンを使って磁気モーメントを測定しようとしている4年生たちは,私が12月に不在がちであまり面倒をみていなかったにもかかわらず,実験のセットアップを完成させ,あとはデータを大量に取得するだけという段階に漕ぎ着けています。統計はまだまだですが,ミューオンの寿命がそこそこ綺麗に見えています。ただし問題は,統計。磁気モーメントまで測ろうとするとかなりの統計量が必要なので,卒業研究の発表会までにどれくらいの統計を貯められるかがまずは最初の関門です。と,ここで嫌な問題が一つ発生しています。今年もまたクレートコントローラが故障したそうで,予備で今は走っていますが,一昨年みたいに次々に壊れるとピンチです。

修士課程,博士課程の学生は論文執筆のまさにラストスパートです。体力と根性勝負の時期と言っていいかもしれません。とにかく頑張ってください。そんな学生さんに,卒業生のUくんからお菓子と栄養ドリンクの差し入れ。どうもありがとう。

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まだ関門

N大学のOくん,そして私たちのグループのHくんが中心となって行ったトップクォーク対生成断面積測定ですが,解析はとうの昔に終わったのに,いまだに論文を投稿できていません。このブログでも何度も触れたように,collaborationに対する発表は何回か行い,グループ内の承認を得る手続きを踏んでいるのですが,その手続きの長いことには閉口します。今日もまた,グループに対する公開討論会みたいなものがあります。そこでは解析をした人間でも,論文を書いた人間でもなく,グループ内審査員(一つの解析,論文に対して5人前後の審査員があてがわれます)のチェアが中心になって議論を進めるという催しです。

それに備えて年末くらいからポツポツと用意をしていたのですが,一人だけ粘着な人がいて,大多数の人にとってはどうでもよいことを繰り返し質問されて困っています(数ヶ月前から)。数値的には全く問題のない話で,方法論に対する趣味を押し付けられているというのが冷静な表現でしょうか。しかも,その人とは基本的にメール,あるいはウェブ上の公開討論場所(ATLASグループ内にだけ公開されているという意味です)で議論するのですが,こちらのコメントを全く無視して同じことを繰り返し主張してくるので,実は議論にはあまりなっていなかったりします。相手の話を聞かず,自分の主張だけを延々と繰り返す粘着さんの典型で,日常生活なら相手にしなければ済む話なのですが,ルール上あらゆる人からのコメントにコメントを返して説得しなければならず,その相手をしている私は相当消耗しました。それにつきあってくれているOくんもかなり消耗したのではないかと思いますが,なんとか今日の催しで話が収束しないかと願っているところです。

しかし,聞くところによると,今日の催しを無事クリアしたとしても,論文投稿まではまだ先があるとか。先に説明したグループ内審査員とはまた別の人数人が,今度は解析ではなく,文章に関して推敲役としてあてがわれ,彼らとまたiterationを繰り返さなければならないそうな…。いやー,この関門の連続はいつまで続くのでしょうか。文章の書き方は,たぶに個人の趣味に左右されるので,こういう話ってなかなか収束しないんですよねぇ。。

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K大学での研究会

昨日,今日の2日間,K大学で行われていたATLAS日本グループの研究会へ行ってました。実験サイドの話は当然目新しい話はないのでが,この研究会常連のT大学のMさんの初期宇宙とSUSYを関連づける話はいつ聞いても面白いです。話の内容とは関係ありませんが,イントロダクションはまあ毎回同じような話なのに,それを毎回新鮮に受け取れる私の記憶力のなさに呆れます。一粒で何度も楽しめるという意味では,もしかすると幸せかもしれませんが。ははは。

それにしても,理論屋の数の多さには驚きます。どこにこんなに隠れているんだろうと思うくらいたくさんいますね。

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年末年始

11月と12月の忙しさで体調があまり良くなかったこともあり,この年末年始はおもいっきり休みました。おかげで,普段あまり一緒の時間を過ごすことのできない息子とたくさん遊ぶことができ,良いストレス解消になりました。

そんなわけで,久しぶりの更新ですが,あまり書くことはありません。面白くないエントリーばかりですが,今年もよろしくお願いいたします。

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