ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

芋煮会

昨日は芋煮会という催しに参加するために奈良へ息子と二人で行って来ました。芋煮会というのは,芋煮会に参加するのはおそらく3回目。毎年この時期に行う催しで,奈良女の高エネルギーグループのみなさんが芋煮という鍋を河原で振る舞ってくれるというありがたーい企画なのです。火を起こし,そして最終段階の煮込みは参加者全員でするのですが,全ての準備を毎年奈良女のスタッフと学生さんが準備してくれます。ちなみに,子連れの私は毎年遅刻。鍋ができ上がった頃に到着するというとんでもないヤツです。

そもそも芋煮というのは,東北地方(?)のこの時期の名物らしいですが,奈良女の高エネルギーグループに昔いたボスのNさんという人が奈良女に来てから始めた催しだそうで,聞くところによるともう20年くらいは続いているそうです。春の花見と並んで,関西の高エネルギーグループが交流する催しなのですが,最近参加者が増えて,しかも参加者の地域が広がっているような気がします。昨日は,名古屋の学生も数人いましたし,驚くことに東北大の学生まで来ていました。びっくりしました。

この催しは,芋煮というパーティも魅力的なのですが,私にとっては子供を広い河原で遊ばせてやれる,という点も非常に魅力的なものとなっています。例年参加する同年代の子供が昨日はいませんでしたが,それでも,一人で水遊びをしたり(着替えがないのにビショビショで参りましたが),学生さん相手にベイブレードをしたり,と大いに楽しんだようで,子供も楽しみにしている催しとなりつつあります。

奈良女のスタッフとイモニーズのみなさん,今年もありがとうございました。

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修論廃止?

意識朦朧が本格化して,昨日は大学に来る時にいつも通りのモノレールに乗っているのに,違う駅で降りてしまいました。寝過ぎたのではなく,ボケてて,1駅手前で降りてしまいました…。でも,苦しかった雑務の多くを昨日クリアできたので,今朝は少し気分が晴れ晴れしてます。午前中はひたすら書類と格闘,午後は国際スクールの委員会のチェアとの打ち合わせに備えて,まずはKEKの事務方の人たちと打ち合わせ。その後は,bylawsの草案を議論できるように資料を漁り,夕方ようやくSkypeでマンツーマンの話し合い。下調べをしておいたおかげで,それなりにこっちの言い分も通せてホッとしました。議論,交渉ごとには,やはり下調べは重要です。

ということで,少しは晴れ晴れとした気分だったのですが,博士課程進学者に対しては修士論文を書かせずに試験でもって修士課程修了(および博士課程進学の審査??)の判定を行うように省令を改正するという記事を今朝の新聞で読み,晴れ晴れとした気分がまた少し曇り始めました。原理的にはそれでもいいのかもしれませんが,実際問題としては上手く機能しないのでは,と現場にいる人間としては思ってしまいます。その理由を幾つか。

確かに博士課程を修了するためには,修士論文よりも何倍も高いハードルである博士論文を書かなければなりません。ですけど,今回の省令改正で課すという修士課程修了判定の試験というのは専門外の知識を問う筆記試験だとか。博士課程に進学し学位を取得するための基礎知識を身につけるだけだって修士課程の2年というのは決して長くありません。そこに,専門外の耳学問をさらにさせるというのは,理想論ではあるけれども,相当無理があるように感じます。私なんて,耳学問,試験勉強は嫌いだったけど,修士課程で研究の世界に触れて,それでこの道を目指すことにした人間なので,余計に違和感があります。逆に考えると,さすが受験勉強好きの役人の考えることは違う,と思ってしまいました。

今回の省令改正の趣旨は,博士課程修了者は「専門分野には詳しいが,応用がきかず,使いにくい」という産業界の声に応えたそうですが…うーん,言葉を濁しますが,それは正しいモノの見方ではないように思います。専門分野には詳しいが使えない人もいるだろうし,専門分野に詳しい上に何でもできる人もまたいます。それから,マトモな修士論文,あるいは博士論文を書くためには,結局,色んな分野の知識が広く要求されますし,何が問題の本質なのかを見極める能力,問題をいかに解決するかという能力が格段に鍛えられます。答えのある受験勉強なんかよりも,はるかに広く深くものを考えなければなりません。どんな職種に就くにしても必要な素養を身につけるのに,論文執筆は非常に良い機会で,専門分野には詳しいが使えない人がいるという産業界からの苦情が本当だとしても,その問題を解決するための方法が専門外の分野の筆記試験ということはありえないように思います。

あと,テクニカルな問題としては,博士課程に進学したけれども中途退学という場合にはどういう対応を文科省はさせようとしているのでしょうか。理想論だけぶちあげて,ややこしい問題は放置,各大学に丸投げという得意のパターンなんですかね。

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ビームライン下見

睡眠不足で意識朦朧の日々が続いています。注意力がかなり落ちていて,色んなことを忘れてしまいます。今日も,外国人特別研究員が昨日今日と大学に来ていないのなんでだろうと心配してたのですが,彼が東京へ出張中だったことをすっかり忘れていた,ということにようやく気づきました。

そんなわけで注意力が落ちているのに,状況を悪くしているのは雑用的な仕事が処理しきれず山積みになっていることです。処理しなければならない業務のリストが日々長くなっていてヤバいです。提出しなければならない書類が勢いよくたまりますし,国際スクール関連でやっておかなければならないこともどんどん溜まってきています。先週もやりましたが,また明日,スクールの運営委員のチェアとSkypeでマンツーマンの会議をやらねばならず,かなり憂鬱です。

とまあ,そういう雑務にここ数日埋没しているのですが,今日はRCNPのビームラインの下見に行ってきました。しばらく前に,ビームテストをやるためにビームラインを見学に行きましたが,ビームテストの提案が採択され日程も固定。その準備の最終段階として,実験機材のケーブル長や電源・ネットワークなどのインフラをどのように確保するか,等々を具体的に決めるべく再度の下見に行ったというわけです。このテストの主体はKEKのIさんと東工大の学生さんたちなので,私はRCNPの人々との間のリエゾンみたいな役割を果たしています。もちろん,自分たち主体の実験も計画はしているのですが,今はその実験で使う検出器の開発を修士課程の学生たちが頑張っている,という状況です。

RCNPの400MeVサイクロトロンからの陽子を実験に使うのですが,RCNPには幾つかのビームラインがあり,私たちが実験を行う予定のエリアに今日はビームが出てなかったので立ち入ることができました。が,私たちが実験器材を設置する予定のまさにその場所は,ビームダンプに近く,立ち入る前に聞いてはいましたが,放射線量が多くて驚きました。ビームダンプは見た目からして鉛だと思うのですが,どうもそいつらが放射化しているらしく,その一体はかなりの線量でした。ガイガーカウンターやらを携行していったのですが,あんなに景気よく鳴ってる場所に入るのは私は初めてでした。と言ってもまあ,そこに一晩いてもどうってことないくらいの量なのですけどね。

放射化といえば,Dzero実験でシリコン検出器の最内層のインストールをしていたときは,ビームパイプ付近ではやはりかなり有意にガイガーカウンターが鳴りました。同じシリコン検出器でも外側ではなんともないのですが,ビームパイプ付近や,あとルミノシティを測る検出器付近(これもビームパイプ付近に設置されている)は放射化してたみたいです。ちなみに,ルミノシティ測定検出器を当時面倒みていたのはEくんという日本人ポスドクで,外したルミノシティ測定検出器を外に持ち出せなかったとかなんとか言ってた気がします。

おっと,こんなこと書いてないで,早く書類を書かなければなりません。書類書きしようとすると現実逃避モードに入るのを,なんとか避けないとなりませんね。ははは。

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本が面白くなかったら

私はモノレールで通勤していまして,席に座れれば読書して時間を潰します。と言っても,通勤時間は非常に短いのですが。あと,出張が結構ありますが,その移動時もまあ人並みくらいには読書して時間を潰します。いずれにせよ時間潰しなので,超貴重な時間というわけではないのですが,せっかく面白いと思って選んだ本がつまらないとがっかりします。というか,今書いたように貴重な時間ではないとはいえ,それが積み重なるとバカにならない時間を読書に費やすわけで,その時間を詰まらない本の読書に費やすのは辛いモノがあります。

本を選ぶときは立ち読みをして吟味,面白そうな本を買うわけですが,にもかかわらず,読んでみると全然面白くない本ってありますよね。そのとき皆さんはどうしますか。図書館で借りてきた本なら迷わず読むのをやめますが,買った本のときは,私は超貧乏性なので,つまらなくても最後まで読んでしまいます。読み進むうちにもしかしたら面白い部分もあるかも,面白くなるかも,と期待を込めて読み続けるのですが,面白くないと途中感じた場合最後まで読んでも間違いなく面白くありません。

どうやったら面白い本とつまらない本を見極められるのか,よい方法はないものでしょうか。書評でも読めばいいのかもしれませんが,その書評が自分の感性に合うのかわかりませんし,自分の読みたいジャンルを的確にカバーしてる書評を見つけるのもまた一苦労です。

ただ,面白い本を見抜くのは難しいですが,自分にとって面白くない本にはある同じ傾向があります。私はノンフィクションしか読まないので,著者が研究者だったり評論家と呼ばれる人の本を選ぶことが自然と多くなるのですが,どういう研究・評論をしている人が書いてる本はいつもつまらない,みたいな法則を自分なりに見つけています。にもかかわらず,タイトルや帯に釣られて思わずそういう本を選び,結局またつまらなかった,ということが何回かあります。最近もまさにそのパターンで,自分の学習効果のなさに辟易としました。

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今年の卒業研究

学部4年生3人の今年の卒業研究のテーマが決まりました(4年生は4人で,1人はY教授の指導)。私が卒業研究の指導(というほどのことは毎年やってませんが)をするのは3年目で,最初の年は宇宙線中の陽子の探索,2年目の去年がミューオンの電荷分布の測定,そして今年はミューオンの磁気能率を測ってみようということになりました。宇宙線とシンチを使うという私たちの研究室の定番に落ち着きました。

ただ,私の勝手な趣味でポジトロニウムをやろうかと毎年画策しています。ですが,線源の値段の高さと半減期の短さ,それから納期の遅さによって結局はひっそりと消え去ります。もし来年度やるとしたら,夏休みくらいには決定して動き始めないとなりません。と言いつつ,研究テーマを真剣に考え始めるのが院試明けで,結局ちょっと遅かった,ということになっています。来年度はどうなることか。

しかし,今年の研究テーマは,私たちの研究室の定番系とはいえ,今までにやったことはないようです。私自身もやったことはなく,面白そうだったので4年生にオプションとして提示してはみたものの,どうやればよいかハッキリとした道筋は見えていません。他の大学でも学生実験としてやっているみたいなので,その辺の資料を漁り大体の測定原理は理解しましたが,実験の面白さ,難しさは,測定原理をもとにいかにして精度のよい測定を行うか,というところで,その部分は経験が大きく物を言います。教科書で勉強するのと違って,細かいコツや,重要なポイントというのはやってみないとわからないことが多いからです。まあ,逆に,どうやればいいんだろう,と私にとっても考える部分が多く,どうなることか非常に楽しみです。


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不正使用に関する自己申告

タイトル通りなのですが,研究費の不正使用に関する自己申告書なるものを昨日書いて事務に提出しました。研究費をどっかにプールしてますか,不正に使ってませんか,的な質問にイエスかノーで答えるというものなのですが…道行く人にあなたは泥棒ですかと尋ね続けると,はいと答える泥棒業の人がいるのでしょうか?

この類いの大学が組織あるいは事務を守るために実施している調査というのはたくさんあります。何か問題があった場合に,組織としてはこういう対応を取っていた,とうことを誰か(文科省?外部調査委員会?国大協?)に主張するためのものなので,実施の仕方が非常に嫌らしいです。何らかの安全確認の調査があったとします。でもそれは,調査を実施している主体が調査するのではなく,必ず各研究室の誰かが責任を持って調査しました,というスタイルなのです。安全のことを慮って実施しているのではなく,責任逃れするためですという強い(?)意志を感じる調査なわけです。ただ,嫌らしいとはいえ,安全に対して責任を持つ専門部署がないので,そういうやり方になってしまうのは仕方ないとも考えられます。各自が何事にも責任を持ちなさいという高い理想を押し付けるわけですね。そういうわけで,責任逃れのための調査が山ほどあります。

ただ,私が理解不能なのは,何か問題があった場合,こういう責任逃れの調査をしたことが本当に組織を守るために役立つものなのか,ということです。私が外部委員だったとしたら,実効力がなく責任の所在も明確でなく,さらには多大なリソースの無駄遣いということで,評価できる調査は多くありません。確かに少しは役立つかなと思うものもありますが,効果ゼロで時間だけ取られるというものが結構あります。

その最たるものが,冒頭の不正使用自己申告書です。こういうものを書かせて,不正防止に役立ったという定量的な証拠でもあるのでしょうか。私の中学時代の友人たちはみな潔い(?)ヤツばかりだったので,車の運転免許の筆記試験の前の適性検査というもので次々と落とされました。見通しのよい直線道路にある交差点の信号にさしかかったとします。夜中で交通は全くありません。見通しが良いので他の車がいないことを確認して信号無視しますか?的な質問に,正直に無視すると答える友達が多かったのです。こういう潔い友人たちと違って,大学で研究費をちょろまかしているようなヤツは,間違いなく卑怯極まりない上に,確信犯です(と勝手に断言)。自己申告書に私の友人たちのように正直に答える人がいるとは思えません。

と,長々と書いてますが,こんなこと書かずとも普通誰でも役に立つとは考えませんよね。さらに,この申告書は処理するのにはそれほど時間かかりませんが,それでも,封を切って中身を読んで,2,3の質問に答え,署名して,封筒に入れて糊付けして返信。という行為だけで数分は時間かかります。一声5分必要だったとすると,これを大学内の全スタッフが行ったら延べ時間で15,000分ほど必要です(今調べましたが私たちの大学の教員数は約3000人のようです)。さらに,この申告書に答えるのは教員だけでも,処理するには多くの職員が間に入っています。その莫大な時間に,教職員の平均の時給がいくらかは知りませんが,まあ常識的な時給を掛けるとかなりの金額になります。小さな研究費が一つすっとぶくらいはかかるのではないでしょうか。

研究費の不正を抑えるための効果があるとは思えないアンケートを実施するコストが,小さな研究費くらい…。やっぱり謎です。誰がやろうと言うのか,やらせるのか。

この調査に答えた昨日,偶然にも,医学部元教授の驚くほど多額の不正に関する記事が新聞に載っていました。前にも何度かこのブログでも書いたことのある事件ですが,大学が詐欺罪で告訴していて,それを受けて検察が起訴することにしたとかなんとか(違ったかな。。)。ホントにもう迷惑な話です。というか,医学部だけもっともっと厳しく会計を調査しろと言いたいです。

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記念日

プライベートでいいことありました。どんなことかはここに書きませんが,嬉しいです。ブログ更新の頻度が最近落ちてますが,さらに落ちるかもしれません。

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人材発掘

ここ数日私が集中している業務(?)は,買い物リスト(?)の作成です。前々から欲しいと思っていたシリコン検出器試験用の半導体レーザーをはじめ,それなりの高額物品(もちろん私にとっての高額です)で欲しかったものを買おうと思い,機種選定に時間を使っています。大きな財布が一つなら欲しい物を順番に並べるだけで済むのですが,私の場合,複数の小さな財源でやりくりしているので,組み合わせが問題になってきます。また,今の段階では今年度必要な旅費が概算でしかわからないので,どれだけの金額を物品購入に使えるかもはっきりせず,それがまた買い物を複雑化させています。

一方で,今は外部資金で研究員を雇用できるので,人材発掘にも時間を使っています。博士課程修了者というのはそんなに多くないので,どこの研究機関でも,優秀な学生・若手研究者の発掘というのは最重要テーマの一つです。逆に言うと,かなりの売り手市場。世間で言われている,マスコミに刷り込まれているのと違って,やる気のある博士課程修了者というのは引く手あまたです。このブログを読んでる若手の方でもそれを実感している人はいるのではないでしょうか。研究者になりたいと思う意欲ある人は,尻込みせずに研究者を目指して欲しいものです。ちなみに,昔は私たちの分野だけのことかと思いましたが,少なくとも近隣分野でも同じような状況らしいです(そういう分野の教員との会話から)。

ってまあ,自分が学生の立場ではないから言えることなんでしょうけど。

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久々の授業

3連休はおもいっきり休みました。普段相手をしてあげられない子供の相手をみっちりと3日間しました。そのおかげで精神的には非常に良いリフレッシュとなりました。体力的には筋肉痛になったりと大変でしたが。

そして今日は久々の授業。前期に比較的多くの授業を配置していたので,後期は軽い負担です。2週か3週に1回,理学部の1年生相手のゆるーい実験の授業です。だいたい2コマで終わりますし,レポートもないので採点する必要もなく,学生,教員ともにゆるい感じの授業です。

そんな授業ですが,1年ぶりの内容なので中身を忘れかけていて細かい指示を手際よく出すという点に関してはイマイチでした。が,学生が比較的熱心に聞いてくれたこともあって,物理の小ネタをそれなりに出せて,その点では久々にしてはまあまあの内容でした。

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昨日と今日

昨日は盛りだくさんの一日でした。

午前中は電話で人と話をして,その後,物理学専攻のスタッフによる会議。まあ,これは非常に短い儀式的なものなのでダメージはありませんでした。昼食後は,研究室の学生とゼミ。それが終わってから,修士課程の学生2人とみっちり研究。夜になってから,EVOでのミーティングを2つ。これらのミーティングは両方とも英語なので,2連戦,ぶっ続けの3時間はかなりキツくて,途中で気絶してしまいそうでした。

今日はそれに比べて比較的余裕のある一日で,検出器周りでやろうとしていること,修士課程の学生さんたちにやってもらっていることの今後の計画をじっくりと考えることができました。実際には,考えるというよりも,調べたり,人に質問して教えてもらったりという時間が多いわけですが,政治のミーティングなんかと違って楽しいので,時間の経つのが速い(早い?)です。

そういえば,研究計画を考えるといえば,いよいよ4年生も今年の卒業研究で何をやるか本格的に考え始めたようです。私とも色々議論しますが,同じ部屋で周りにいる先輩たちともたくさん議論しているようで,そういう学生同士の議論を遠くで眺めるのはなかなかに心地良いです。

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エレベーターの行き先ボタン

今日は,今まで知らなかった身近な事実を教えてもらい,新幹線の3列席の真ん中の席の幅が広いということに初めて気づいたときくらい,新鮮な驚きがありました。

エレベーターの行き先階を間違って押してしまったとき,それをキャンセルできる(エレベーターもある)ということを私は今日まで知りませんでした。全てのエレベーターで有効な方法ではないそうなのですが,少なくとも私たち物理学科の建物にある2つのエレベーターのうちの1つでは有効な方法があります。

キャンセルしたい階のボタンをダブルクリックするとキャンセルできるのです。

修士課程1年のHくんに教えてもらったのですが…いやー,驚きました。どう表現したらいいかわかりませんが,些細なことですが,こんな身近に知らないことがあったということに驚き,知らないことを知ってまさに「へー」という気分です。大袈裟でなく,今日はいいことがあったと思える日になりました。

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宇宙でしたね

後出しジャンケンですが,今年はやっぱり宇宙でしたね,ノーベル物理学賞。益川さんではありませんが順番的に今年は宇宙が有力でしたし,ダークエネルギー(マター)とか大流行ですから,そのあたりかなぁと思っていました。

個人的には,物理学賞よりも医学賞のニュースのほうがインパクト大きかったです。というのも,受賞者の顔ぶれからして,私たちの大学の免疫学のAさんがかすっていたからです。同じ日本人ですし,同じ大学の人間が受賞してくれたら,やっぱり嬉しいですから。影響があるとはあまり思えませんが,少しは大学の景気も良くなるかもしれませんし。逆に言うと,今回貰えなかったってことは,もう貰えないってことなんでしょうか。だとすると非常に残念です。

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新学期

私たちの大学は今日から2学期です。とは言え,私は今日授業があるわけでもなく,また私の通勤経路ではキャンパスの賑やかな(?)部分を歩くこともないので(理学部はキャンパスの一番端にあります),大勢の学部学生が連れ立って歩いている姿を目にすることもなく,感覚的には夏休みとあまり変わりがありませんでした。

今学期の授業の担当は,2,3週間に1回の割合で回ってくる理学部低学年の実験の担当だけで,0.5コマと数えられる軽いdutyです。それなりにまとまった時間を確保できるはずなので,本来ならCERNに高い頻度で出張したいのですが,プライベートな事情によりあまり多くの出張はできそうにありません。今月も本当は中旬に2週間ほど出かけたいところだったのですが,それは見送り。また,将来計画なんちゃら委員会も事情により私はおそらくテレビ会議での参加。というわけで,いつになく出張の少ない月になりそうです。

それはさておき,M1の研究が今学期から本格化するのは楽しみです。1学期は必要な単位を揃えてしまうために(そうしないと,2学期以降に長期の出張等ができないので)授業に集中するので,それほど多くの時間を研究に割けません。たぶん全員が必要な単位を揃えたはずなので,これからはみんな遠慮なく(?)研究に打ち込めます。

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宮島での国際会議

昨日と一昨日は広島の宮島でやっていた国際会議に出席するための出張でした。素粒子というより,高ネルギー原子核を中心とする幅広いというか,ケイオスというか,種々雑多なトピックスを扱う会議で,その中のセッションの一つにヒッグスと新しい物理の探索,みたいなセッションがありました。そのセッションのコンビナーだったので,実際には他のコンビナーの人がほとんど全ての仕事をやってくれていたのですが,当日だけは念のため,ということで現地に行きました。

まあ,そのセッションは私にとっては目新しいことはないのですが,素粒子物理でない私にとっての異分野の会議を目の当たりにするというのはちょっと新鮮でした。他の分野の人からFundamentalist呼ばわりされる素粒子物理屋にとっては,指導原理なしにモデルを構築してそれが実験を再現すると言われても,だからどうしたくらいに思ってしまいますし,もっと正直な感想としては,それって何にもわかってないのと一緒じゃん,とまで感じてしまいます。でもそれが素粒子物理以外の分野の研究では普通で,やればやるほどわからなくなり広がりを持つのが研究なんだと,他分野の人からはよく言われます。

Fundamentalist vs Generalist という価値観のぶつかり合いが素粒子物理屋とそれ以外の研究者の間にはある,というN大学のSさんの言葉が最近の私のマイブームになりつつあるのですが,ちょっとでも他分野の話を聞くと,そのぶつかり合いというのがどういうことなのか,非常によくわかります。

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