ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

ヒッグス探索近況

生成されたヒッグスがWW(→lνlν)に崩壊する事象探索において,予想される背景事象数よりも多くの事象がある。背景事象の予想数よりも3σ近いexcessがある。ということを少し前のブログで書いた記憶があります。1fb^{-1}くらいの統計を使った解析結果で,もしその過剰な事象がヒッグス由来だとしたら,ヒッグスの質量は140GeV前後がちょうといい,というようなことを書きました。EPSという国際会議の頃だったと思います。

その後もデータ収集が順調に進み,というか,その時点でもデータはかなり持っていたので,正確には順調にデータ解析が進み,といったところでしょうか,まあとにかく,統計量を2fb^{-1}程度に増やした結果がすでに公開されています。その結果は,残念ながらexcessが小さくなっています。ただ,まだexcessがあるので,140GeV以下の軽いところは棄却されず,以前,白黒はっきりしないという状況が続いています。重いほうはだいぶ広い領域を棄却し,多少のでこぼこがあり,棄却できていないわずかな質量領域はありますが,450GeV前後まではほぼ棄却したという状況です。SUSYを代表とする新しい物理現象はなかなか姿を現しませんが,ヒッグス探索においても,ヒッグスの生成確率が標準模型よりも大きくなる理論的予言は棄却しつつあります。ヒッグスの生成が抑制されるような模型,例えば細谷機構みたいなのは,もちろん生き残りますが。

逆に軽い方はまだまだ望みがあります。前にも書いた通り,私はヒッグスは軽いと思い込んでいる(軽くないと困ると思ってるからなのですが)ので,140GeV程度のところで見つからないのは,個人的には悪いことではないと考えています。ただまあ,外部的には,未だになーんにも新しいものが見つかっていないので,LHCとしてはとにかく何か見つけたいところではあります。しかし,ヒッグスが非常に軽いと,たとえば120GeVを下回るような場合だと,私的には嬉しいわけですが,発見はそれなりの長期戦になりそうです。

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過去の修論

私が今の大学に異動してきたときにはATLASグループはなかったので(ATLASに所属している別の研究室はありましたが,私たちの研究室ではATLASをやっていませんでした),また,他の実験グループの学生をATLASグループにリクルートするということもできなかったので,最初の半年は学生ゼロという厳しい状態で研究をスタートさせました。そして今年が5年目。ということで,最初に指導することになった学生が博士課程の3年になり,博士課程の2年生以外の各学年に学生がいるようになり,ようやくグループらしい構成になってきました。

修論を書いた学生も5人になりました。みんなしっかりと研究をやり,ちゃんと論文として結果を残してくれたので,グループの大事な資産になっています。今いる学生たちがそういう論文を読んで勉強するだけでなく,私自身が何かを調べるときに使うこともよくあります。検出器の開発関係のときもあれば,物理解析に関する調べものの時もあり,本当に役立っています。

今も,博士課程の学生と新しくグループに加わった研究員がヒッグスの解析を始めようとしているので,何か新しいアイデアが浮かばないかと知恵を絞り出そうとしているのですが,そのときに過去の修論が役立ちます。上手くいったことだけでなく,こういう理由でこのアイデアは使えなかったということまで記録として残してあるので,非常に重宝します。あ,ちなみに,今読んでいた修論はヒッグス探索のとある方法についてシミュレーションで研究を行ったTくんのものです。一通りのことが定量的に抑えてあるので,非常に役立ちます。

こうして脈々と研究を積み重ねていくことで,グループとしての力をつけていくのだと実感しました。

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柔道選手

今回CERNへ来るのにパリ経由の飛行機を使いました。その飛行機では私の周りにツアー客ではない団体客がいました。ガタイがみな一様によく体育会系。さらに全員耳に特徴があり,柔道選手であることがあきらか。それもかなりの本気度の選手であることがわかります。酒の飲みっぷりの凄い人も多く,私の斜め前方にいた人はちびちびとですが,フライトの多くの時間ずっと酒を飲み続けていました。

まあ,別にそれはいいのですが,ガタイがいい上に,どーんとした座り方をする人が多いので,周りの客はかなり迷惑そう。私の横はその団体さんではなかったので被害は受けませんでしたが,私の隣りにそういう人々がいたらかなり苦痛なフライトになっていたことでしょう。

で,パリの空港に着いてゲートから出ると,到着した客をゲートの外で待ってる人たちの中に「全日本柔道なんちゃら」みたいな紙を持って待ってる人が大勢います。そういえば,さっきの団体客の中には全日本なんちゃらみたいなことが書いてあるジャージを着てる人もいました。そうか,やっぱり,それなりに活躍してる柔道選手たちだったんだ,と,そのときはそう思いました。

その2,3日後,新聞で,パリで柔道の世界選手権が開幕したことを知りました。そうです,どうも飛行機で一緒に乗った柔道選手たちは,それなりの本気度の選手ではなく,超本気の選手たちばかりだったみたいです。どうりでガタイがいいわけです。

ちなみに,その選手たち一行の行動で私が面白いと思ったことはもう1つあります。機内の映画の選択がかなりユニーク。個人スクリーンで好きな映画,番組,ゲームを選べるのですが,仮面ライダーなんとかという映画を観てる人が圧倒的に多いのです。いい大人がみんなして仮面ライダーを観てるので驚いたのですが…やはり,格闘家だけに仮面ライダーのようなヒーローが戦っているのに胸躍るのでしょうか。

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久々の更新

久々の更新です。

色々あって疲れていたところに,凹んでしまうようなことがあり,ブログを書くモチベーションが失せていました。心配して連絡をくださった方,連絡はなくても心配してくださった方,ありがとうございます。だいぶ復活しましたので,またぼちぼち何か書いていこうと思います。

近況ですが,お盆は子供と私の2人だけで,私の実家に帰省しました。子供は田舎生活を楽しんだようで,私に取っても良いリフレッシュになりました。そして今週はCERNに来ています。雑務からほとんど解放されて(というか,やらなければならない雑務もあるのですが締め切りのないものは無視しちゃってます),研究のことだけ考えていればよい数日を過ごして,これまたとても良いリフレッシュになっています。

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激しく凹んでいるので,しばらくブログ休みます。

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研究室に人がいない

昨日の大学説明会のときに学生が少なくて寂しかったと書きましたが,今日もそれに輪をかけて研究室に人がいませんでした。

ATLASの学生に関しては,博士課程の学生は相変わらずCERNですし,修士課程の学生2人がKEK。マレーシア人のM1と先週来日した研究員は普通に研究室で見かけ,昨日はいたEくんを今日見なかった程度で,それほど謎はありません。が,Kaonグループのメンバーは謎です。もう少し誰かいてもいいような気がするのですが,だーれもいません。Eくん同様,昨日いたMさんとBくんもなぜか今日いません。みーんな東海村に作業に行ってるのでしょうか。

そんなわけで今日は,2人の外国人メンバーと4年生の出入りが少しあっただけで,広い居室が本当に広く感じました。

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大学説明会

私たちの大学は,今日,大学説明会でした。最近は,オープンキャンパスと呼ぶようになり,多くの大学で大々的に行っています。

同じような感じで大学の施設を公開する日は文化祭などのときにもありますが,高校生をターゲットに絞っているというのは,他のオープンキャンパスとは趣を異にしているところでしょうか。昨日のエントリーで書いたように,私は研究室の紹介を一手に引き受けていたので,全体としてどれくらい賑わっていたのかわかりませんが,自分たちの研究室に来てくれた高校生の数から察するに,相当数の高校生が見学に来ていたのではないかと思います。

しかし,一人で午前中一杯,全ての見学者に対応するのは正直しんどかったです。見学に来る高校生は好き勝手な時間にバラバラとやって来るので,1回15分から20分くらいの短い講演を2時間半近く延々と繰り返しました。1回あたり一声10人以上は集まっていたと思うので,100人には届いていないと思いますが,それでもこういう催しとしてはかなり盛況だったと思います。ただ少し残念だったのは,研究室にいる人の数が非常に少なかったことです。Y教授をはじめKaonグループのスタッフは全員出張。ATLASグループの学生たちの多くも出張。その他諸々あって,研究室紹介のときに研究室にいたのは,私を手伝ってくれた学生はMさんとEくんだけで非常に寂しい研究室でした。

午後は,研究室紹介から全く休む間もなく模擬授業。一般向け,あるいは高校生向けによくやっているLHCというか,ATLASというか,素粒子物理学一般というか,まあ,そんな内容の話を1時間ほどしました。教室の広さの都合から整理券を配って対応しましたが,整理券を貰えない人の立ち見までいて,こちらもまた盛況でよかったです。

いやー,しかし,研究室紹介から模擬授業まで,色々コミコミで約4時間ぶっ続けで喋り続けるというのは,体力的にかなり厳しいものがあります。大勢の学生さんたちを前に模擬授業では意識してテンションを上げて講義を行ったので,余計に体力を消耗したというのもあったのかもしれませんが…コンサートを終えた歌手のような(?)気分です。でもまあ,なんだかよくわかりませんが,登山の後のように(?)達成感があります。ははは。

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ビームテストとPAC

授業が終わったというのに,先週に引き続き今週もバタバタと落ち着かない週になりそうです。

午前中は,科研費の申請書書きなどを含めた事務仕事。午後は,吹田キャンパスの核物理研究センター(RCNP)というところに行ってきました。シリコン検出器のビームテストの提案をRCNPに提出していましたが,その提案を審査するPACという会議があり,それに出席するためです。

PACというのは(たぶん)Program Advisory Committeeの略で,加速器などの大型施設を使った実験計画を審査する委員会のことです。これこれこういう実験をやるから,運転時間を何日,その前後の準備のために何日間使わせてくれ,と提案書を加速器を持っている・運営している施設に提出すると,その施設の内外の研究者で構成される委員会でその実験課題を採択するかどうか審議します。その委員会のことをPACと呼び,世界中のほとんどの加速器実験施設にはそういう委員会が設置されています。科学的な意義や,運転日数,予算の兼ね合いなどから採択するかどうかを決めます。

今日はその委員会があり,公開されるセッションで,実験計画の責任者(spokespersonと呼ばれます)がプレゼンテーションを行い,そのご質疑応答。提案された実験計画すべてについてのプレゼンテーションが終わると,PACのメンバーによる非公開の議論が行われ,採択かどうかが決定されます。提案書は私が書いたのですが,実験責任者はKEKのIさんということになっており,彼が発表を行いました。質疑応答の援護射撃のために私も行ったのですが,これが非常に緊張しました。

同じようなことを何回か書いていますが,自分の発表ではそれほど緊張はしないのですが,自分の指導している学生が緊張しているのを見ると私は緊張してしまいます。今日はそれと同じで発表者のIさんが緊張しているのが伝わってきて,発表が終わるまで見てる私が凄く緊張してしまいました。結果は今頃出ているはずですが,確か,私たちに連絡が来るのはしばらくしてからのはずです。ということで,正式な結果はまだ知らないのですが,なんとか採択されたのではないかと思っています。Iさん,お疲れさまでした。

PACに出た後は豊中キャンパスに戻って来て,週例のATLASグループミーティング。それを終えてから気づいた一大事は,明日は,大学のオープンキャンパスだということです。午前中は,高校生が研究室訪問に来るのでその対応。午後は,私は物理学科の模擬授業なるものをやらなければなりません。模擬授業については覚えていたので,大体準備はできていたのですが,Y教授から頼まれていた研究室訪問の高校生に対する対応を忘れていました。

バタバタしているというのはそういう理由で,ミーティングを終えてから慌てて準備をしています。

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今週も

東京に来ています。

大阪では昨日,台風の影響で(?)激しい雨が降ったりやんだりという天気だったので,今日の東京出張が心配だったのですが(いつものように飛行機利用のため),そんな心配は杞憂でとてもいい天気でした。しかし,一つだけ難儀だったのは,朝の伊丹空港のセキュリティチェックが非常に混んでいたこと。出張は土曜日が多いのですがいつもそんなに混んでいないので,きっと夏休みの影響なんでしょうね。

いつも出発時刻の15分か20分前に搭乗口に着くようにしているのですが,今朝のフライトは比較的時間が遅かったのでいつもより早く30分前には搭乗口に着いてもおかしくないくらいに家を出ました。が,搭乗口に着いたのは出発時刻の2,3分前。それだけセキュリティチェックが込んでいたわけですから,私一人が遅れていたわけではなく,慌てるということはなかったのですが,長い行列はとにかく苦手です。。

さて,出張の用務ですが,将来計画検討小委員会というやつです。これまでに2回開いたタウンミーティングの反省と,最終答案に向けての議論が中心でした。この委員会は委員会という名前ですが,議論の中身が物理orientedなことと,割と年代の近い人で好き勝手なことを言いあえるので,私の中ではそれなりに楽しめる委員会業務です。同じくらいの年代といいつつ,私は一番の下っ端のほうなので,物理以外の面でも色々と学ぶことが多いですし。

とまあ,そんな委員会を終えて今から大阪に帰るところです。

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連帯保証人

雑務が多くて自分で研究をする機会が少ないということをしょっちゅう書いています。科学的な研究活動といったら,学生その他とのミーティングくらいになっていますが,今日はそれすらもなく,物理とも科学ともまーったく関係ないことだけに時間を取られた一日で,大したことしてないのに疲れてしまいました。

というのも,学振の外国人特別研究員の書類の多く(ほとんど?)は,採用されてお金をもらう研究員ではなく,受け入れ研究員である私が処理しないとならないからです。とはいえ,それだけなら全然たいしたことないのですが,面倒なのは彼の身の回りのセットアップです。今やってるのは,彼の住む場所探しなのですが,問題はアパートを借りるための連帯保証人です。まあ,私がなってしまえば話は早いのですが,不動産屋というか管理会社が大学でなれないのかと問い合わせてきて,確かにそれが理にかなってると思い今度は私が大学に問い合わせ。結局,大学では留学生の保証人にはなっても研究員の保証人にならないそうで,さてどうするか,というのが現状です。

今回の事例に関して私が連帯保証人になりたいとかなりたくないとかいう話ではなく,システムとして大学なり,学振なりが保証人にならないのって変じゃないかと思い始めて若干イライラしているところに,さらに追い打ちをかけるのが,国費留学生をどうやって海外出張させるかという話。これまた,大学の別の部署の事務と相談を繰り返しているのですが,なかなかに厄介な問題です。まあ,難しくなるという論理はわかります。国費留学生ですから,日本で勉強をしろ,というわけです。それはわかるのですが,私たちの研究の場合,研究をしているのがCERNですから,どうしても出張させたいということがあります。今のところ,すごーく面倒な手続きが必要で,文科省,あるいは財務省と大学の国際交流がやりあうので,そのための資料をばっちり用意すればいいというところまでわかりました。って,そのための資料作りが面倒そうで…鬱です。

今日はさらに面倒があって,例の国際スクールに関する打ち合わせをSkypeで2時間近くもやってしまいました。実際に運営を取り仕切る人間と,いわゆる水面下の交渉というやつで,これまでにも2人で何度もSkype会議をやってきているのですが,どうしても私たち2人の間で合意に達しない問題があって,今日はそれだけに2時間近くを費やしました。たださえ2時間もマンツーマンで打ち合わせをしたらヘトヘトになりますが,英語での2時間連続というのは,私の能力では本当に疲れます。で,結局,今回も平行線のまま。参りました。来週また議論ということになったのですが,うーん,なんとか話を纏めたいです。

しっかし,話を戻してしまいますが,冷静になればなるほど,外国人研究員の借家の連帯保証人に受け入れ研究者がなるのって納得がいかなくなっています。何かが間違ってる気がします。他の大学,研究機関でも同じなのでしょうか。

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科研費説明会?

学振の外国人特別研究員が昨日研究室にやってきて,彼との共同研究に関する科研費の申請締め切りが来週に迫っていることを思い出しました。いや,完全に忘れていたわけではないのですが,それよりも優先度緊急度の高い仕事があったのと,書類書きを先延ばししたいというサボリ癖から,今まで手をつけていませんでした。しかし,流石に本人がやってくると,書かなければ,という気持ちになってきます。

そんなわけで書類書きをようやく始めたのですが,accidental coincidenceで大学の学術研究推進係なるところから,学内の科研費説明会での講師依頼が舞い込んできました。大学全体で科研費の採択率,獲得資金が増えれば,間接経費をピンハネできますから,最近はどこの大学,研究所も機関として科研費の採択が増えるような努力をしています。その一環として,科研費応募にあたって「採択されやすい計画調書の書き方・コツ」について話せという依頼なのですが…気が重いです。

諸処の事情から断ることはないと思いますが,いい大人,それも自分の頭で考えることが大切だとか,マニュアル通りではだめとか,オリジナリティが大切とか普段偉そうに言ってる大学教員達から,「コツを教えろ」という要望が多いのだそうです。正直,なんだかなぁ,という気分です。って,本当なんですかね。そういう要望が多いので,実際に採択されたサンプルを使って説明して欲しいという依頼なのですが。

最近は,一般の方へのアウトリーチや,高校生,高校の先生を対象とするレクチャーを行う機会が非常に多いのですが,まさか,大学(それも理系文系を問わない全て)の教員相手にこんな内容で話をすることになるとは思ってもみませんでした。

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新メンバー到着

今日はミーティングが2つ,電話での軽い相談が1つ,そして研究室と研究内容の紹介が2件と,一日中人と話をしていた気がします。

ミーティングや電話での相談は普段の研究の一環なので目新しいことではありませんが,研究の紹介はイレギュラーな出来事です。1件は,研究室を見学に来た研究者の卵さんなので,イレギュラーと言えばイレギュラーですが,よくあることと言えばよくあることです。非常に興味を持って話を聞いてくれたので,調子に乗って長いこと色々な話をしてしまいました。相手が興味を持ってくれていると感じると喋り過ぎてしまうのは,私の悪い癖かもしれませんし,教員になってからこの傾向が一層強くなってる気がします。


もう1件はかなりスペシャルです。というのも,採用が決まっていた学振外国人特別研究員が今日来日して,関空に着いたその足で研究室にやって来ました。新しいメンバーの到着ですから滅多にあることではありません。その彼に研究室周りの諸々を説明し,事務に提出すべき書類を一緒に片付け…ということをしました。制度上,海外出張はあまりできないので,大学で解析を頑張ってもらう予定です。大阪のATLASグループは成長過程にあって徐々に大きくはなってきていますが,それでも相対的には非常に人数が少ないので,新しいメンバーが加わったのは非常に嬉しいです。

最初は事務手続きやら,家探しやらで研究に集中できないかもしれませんが,そういう雑務を早いこと片付けて研究に没頭できるような環境にすぐになって欲しいものです。とは言うものの,自分も経験がありますが,異国での生活を立ち上げるのはそれなりに色々面倒です。遊びに行くのならどんな国でも面倒はありませんが,住むとなると色々大変ですよね。たとえば,日本で外国人が銀行口座を作るにはどうすればいいか,なんて私は知りません。日本人は当然何も考えなくてもすぐに口座作れてしまいますが,外国人にとってはそんなに簡単な話ではないようです。ちなみに,自分がアメリカやスイスで口座を作る時は,やはり,それなりに(言葉が不自由なので,体感的にはかなり)大変でした。

とまあ,ごちゃごちゃと書きましたが,その彼が日本と私たちの研究室に早く慣れてくれるのが一番大切なんでしょうね。

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大学院生の夏休み

昨日も書いたように,大学の試験期間は昨日まで。今日から1週間は追試や補講のための予備期間です。多くの学生には追試や補講は関係ありませんので,これからキャンパスで見かける学部生は,部活やサークルなどの関係者ばかりになってきます。あとは,院試を控えている4年生もそれなりに大学に来ているんでしょうね。

一方,大学院生は教職員とほぼ同じような生活で,盆休み以外は大抵大学に来ています。って,私が知ってるのは自分の所属している研究室と,ATLASをやっている大学,そして高エネルギー関連の研究室だけですが,どこの研究分野も似たようなものなんでしょうか。まあ,知らない研究室のことはさておき,私たちの業界の大学院生は授業がないときも当然のごとく研究に明け暮れています。

私たちの研究室でも,CERNに常駐している博士課程の学生たちや,東海村で作業をしている学生たちにとっては,夏休みなんてまーったく関係ありませんし,修士課程の学生たちも毎日普通に大学に来ています。世間では大学生というと遊んでいるとイメージが強いでしょうし,修士課程終了後就職する学生たちの鍛え方が足りないと会社側の要望としてよく言われたりしますが,自分の周りの学生たちを見ると,みんなそれなりに頑張って研究をやっているように見えます。

というわけで,タイトルと矛盾してしまいますが,大学院生になると夏休みがほとんどないのが実情だったりします。

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授業終了

私たちの大学はオフィシャルには8月8日まで授業があり,9日から9月30日までが夏休みです。実際には,先週の火曜から今日までが試験期間ということになっているので,自分が履修している科目の試験が全て終わった段階で夏休みということになります。

私の場合,先週が最後の講義で,今日が授業の最後となる期末試験でした。今さっき試験を終えてオフィスに戻ってきたところです。問題作りに苦労して,結局,授業でやった内容そのままという問題が多くなってしまったにもかかわらず,一目それほどデキていないので,合格点を下回る学生があまりに多くならないかと少し不安になっています。

しかし,マクスウェル方程式をそのまま使えばいいような易しい問題でも授業でやってない問題のデキが悪く,逆にそれなりに難しい問題でも授業で取り上げた例題に近い問題だと解けるというのは…ノートなり教科書を理解なしに丸暗記してくるのだと思うのですが,なんというか,ちょっと残念です。授業内容を丸暗記するくらいのガッツがあるなら,大切なところだけを理解しておけば後はなんとかなるのに,と思ってしまうのです。授業でも,そのポイントとなる部分ばかりを強調してたつもりなのですが,教えるのはなかなか難しいです。

話は全く変わり,授業とは全然関係ないのですが,今日は昼飯を食いそびれてカップラーメンで済ませました。午後イチの授業があるときは学食に昼飯を食べに行く時間がないのでいつも弁当を買うのですが,今日は,いつも弁当を売りにくる食堂の出前(?)が「夏期休業中につき」休みになっていました。って,勝手に夏休みにしないで欲しいです。冒頭に書いたように,私たちの大学は来週から夏休みですから。それに,理学部の建物にいる人間は4年生以上で,授業の有無とは関係なく大学に来る学生が多いはずですから(教職員はもちろんですし),盆休み以外くらいは売りに来てくれてもいいのに。。

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落選

そういえば,書くのを忘れていましたが,先日行われた高エネルギー委員の選挙には落選しました。投票していただいた方の期待に応えることができず,申しわけありません。

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