ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

ミーティング連発

今日は午後から、というか、夕方からミーティングの連発。16時から、20時から、そして22時から、と3連発です。20時からのミーティングが予定よりも少し早く終わったので、その隙を突いてこのエントリーを書いています。16時からのミーティング以外は研究関連ではないので、結構しんどいです。先週末の研究会のように、研究内容だけを議論していればいいミーティングなら1日中でも楽しいのですが…。

話題変わりますが、今日の午後は学生と一緒に大学のキャンパス内を歩いて、アウトリーチのポスターやチラシを掲示板に貼って回りました。掲示の許可をもらわないと剥がされてしまう掲示板が多いので、各部局の事務に行って事情を説明し掲示の許可を貰うのですが、学生たちは事務の人の対応の悪さに驚いていたのが印象的でした。全然使われていない(と思えるような)何の掲示もされていない掲示板があっても、なかなか快く掲示させてくれないんですね。授業に関する掲示板とかではなく、サークルの募集案内や、その他催し物のための掲示板がガラガラなのに…です。私にとっては慣れっこでだったので別に驚きはありませんでしたが、学生にはかなりのインパクトがあったようです。逆に、どこの部局でも非常勤の秘書さんたちの対応が優しかったのは救いでした。


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いちょう祭

大学では、今日と明日はいちょう祭というものが行われます。小さな大学祭みたいなもので、一般公開的な催しが多く行われます。毎年やっているので、地元の人は結構知っているらしく、それなりの人出がある催しです。

ずっと前にも書きましたが、私たちの研究室も毎年研究室の研究紹介的なことをやっています。かつ、今年はLHCの宣伝もやろうということになって、それとは別に、神戸大のYさんと私の二人(6月のアウトリーチをやるのと同じメンツです)プラス学生でLHCの紹介も行います。6月の大阪市立科学館でやるほどの大袈裟な企画ではないですが、研究をしている人間と雑談(?)できる機会ですので、興味のある方はぜひお越し下さい。あ、いちょう祭自体は今日明日ですが、一般公開は明日だけのところが多いのでご注意ください。私たちの研究室紹介もLHC紹介も明日だけです。予定では10時から17時となっています。


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いろいろ

ここ数日は種々雑多なことに時間を費やしています。

一番時間を使ったのが、ATLAS実験グループ内で誰が国際会議で発表をするか決めるための委員会的なものがあるのですが、それに関連する仕事。ここ数日ちょこちょこやっていましたが、昨日は午後を丸々潰してしまいました。ちなみに、午前中は、研究室の定例ミーティング。

次に以外とごちゃごちゃやっているのが、次の学会のプログラム作り。時間は大して使っていませんが、このプログラム作りをするパートナーのYさんも私も、こういう秘書的な仕事には向いていないようで、お互いが各種締め切りを忘れていそうでドキドキな数日です。というか、なんらかの締め切りの話題になると二人して「そう言えばそういうメール来てましたよね」とハモってばかりいます。二人ともあまり気にしていないことがバレバレ。2人して、前の担当者のYくんがいれば…とつぶやいてばかりいます。

もう一つの話題は、アウトリーチ関連。今日、ポスターとチラシが納品されました。午後は研究室の学生さんたちに手伝ってもらって、それらを封筒詰め。関西圏の高校に宣伝すべく、ゴールデンウィーク明けに発送しようとしています。私はアウトリーチ活動を主婦をターゲットに行いたいと言い続けていますが、当然のことながら、高校生をターゲットにするのはアウトリーチ活動の基本。ということで、高校の理科の先生に協力を呼びかけるというわけです。


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ATLASの新メンバー

先のエントリーでも書いたように、私たちの研究室に新しくやってきたM1の学生は3人。その3人が3人とも研究室にやってきた当初からATLAS実験を希望していたのですが、研究室の方針で残念ながら1人はKaon実験をやってもらうことになっていました。今日は、簡単な面接的なことを研究室のスタッフとM1の学生で行って、誰がどの実験をやるのかとうとう決めました。

その結果、ATLASグループの新メンバーはEくんとMくんの2人になったのですが、もう一人の学生Uくんも割と強くATLASを希望していたので、ちょっと(だいぶ)可哀相、かつ少し後味の悪いことになってしまいました。まあ、研究はやってみればどういう研究でも面白いですし、博士課程進学を予定しているUくんにとっては、修士課程時代はどちらの実験グループに属していても修業期間という捉え方もできます。これでへこたれず、頑張って欲しいと願うばかりです。余剰次元の研究をしたいという強い希望があるなら、1年後、あるいは修士から博士課程に進学する際にATLASに移るということも十分可能ですし。

そういうわけで、修士課程の学生2名が新しく加わり、私たち大阪ATLASグループも2010年度がようやく始まった感じです。新メンバーの2人がどういう研究をやっていくのか、早いうちに相談して決めないとなりません。


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新メンバー歓迎会

昨日は研究室の新メンバーの歓迎会でした。

今年度は修士課程1年生3人が全員外部(他大学出身あるいは、他の研究室出身)から入ってきたので、研究室の新メンバーが非常に多い年でした。この3人プラス学部4年生の新メンバーが3人、そして博士課程からの新メンバー、さらに留学生も加わり(今の立場は研究生)、総勢8名が新メンバーというフレッシュな顔ぶれとなりました。

書いてて気になったので数えてみたところ、もともと研究室にいた学生数は11人。そこに8名の学生が新たに加わったのですから、新メンバーが多いと感じて当然ですね。ATLASグループの博士課程の学生2人は基本的に海外常駐ですし、Kaonグループの博士課程の学生もこれからは大学にいないことが多くなるでしょうから、そうなると大学にいるメンバーの大多数が新メンバーということになります。研究室の雰囲気がだいぶ変わるかもしれませんね。


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電子秤の調整

私はあまりテレビを見ませんが、毎週ほとんど見てしまうのが「平成教育委員会」(であってたかな?)というクイズ番組です。子供と一緒に、ちびまるこ、そしてサザエさんを見て、そのままテレビがつけっぱなしで見てしまうというパターンです。

この番組を見て感じるのは、漢字好きの人が世間には多いのかな、ということ。毎回毎回飽きもせず、漢字の問題ばかりじゃないですか?違うのかもしれませんが、真剣に見てるわけではなくBGV的に見てる私にはそう感じてしまいます。漢字ばかりではなく熟語みたいなのも多いのですが、いずれにしても言葉の問題ばかりだなぁという印象を持っています。

その中で面白いのは、ビートたけしが出題する算数の問題。たいした知識は必要なく、考えればわかる問題が多くて結構楽しんでいます。それから、先週だったかの理科の問題で、札幌で使っていた振り子時計を那覇に持っていくとどうなるか、というのがありました。高校で物理を勉強した人なら定量的にその変化を考えられる問題で、番組の中でもちゃんと定性的に説明していたのには感心しました。一言で言うと、私たちが地球から受ける引力は、重力によって地球に引っ張られる力と、地球の自転による遠心力の和なので、緯度によって違いがあり、その結果、振り子の振れる速さが変わります。緯度が高いほうが引力が大きくて、赤道地域では引力が最小になるわけです。なので、番組の中でも説明してましたが、ロケットを打ち上げる基地というのはその国の緯度の低い地方に作るのが常套手段です。

世間の多くの人にとって面白いと感じたかどうかはわかりませんが、こういうことを取り上げてくれて素晴らしいと感じました。さらに、私自身が面白いと感じたのは、地球からの引力が緯度によって違うことから、電子秤が同じ日本の中でもちゃんと地域ごとに較正されているということでした。言われてみれば当たり前ですが、そんなことされてるとは知りませんでした。確か、大雑把に緯度によって7地域くらいに分けられていて、その地域ごとに秤が調整されているのだそうです。

教科書で習う当たり前のようなことでも、実際に生活の中でその原理が生かされていると知って驚き、なんだか嬉しかったのでした。もうちょっと真面目になると、例えば物理を教える時に、単に原理や仕組みを教えるだけでなく、その原理が生活の中でどのように生かされてるかまで教えることができると、話を聞いてるほうはより興味を持ってくれるのかもしれませんね。力学にしても、電磁気学にしても、中学生か高校生で習う範囲で(定性的に)説明でき、かつ、身近に役立てられている原理って結構あると思うんですよね。そういう小ネタを引き出しに蓄える必要があるんでしょうね。


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宣伝

今日は、かみさんと子供が出掛けているので…というか、本当は私も一緒に出掛けようと思っていたのですが、体調がイマイチなので留守番。することがないので、ダラダラと家で仕事してます。というわけで、特に書くことがないので今日も広告を貼っておきます。

巨大加速器で探る宇宙の始まり
大阪市立科学館にて、6月19日(土)18時より一般向け講演会とLHC実験の現場から実況生中継を行います。

色々と段取りが悪かったために、ポスターとチラシの納品待ち状態。なので現在のところウェブだけの宣伝なのですが、ありがたいことに、これまでにそれなりの数の申し込みがありました。市立科学館のウェブサイトに広告を出してもらっているのが効いているのかもしれません。

いずれにせよ、よりたくさんの方のご来場をお待ちしています。


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研究会終了

研究会は今日の午前中までで、無事終了。そこそこ盛り上がって楽しい研究会でした。特に、実データを触っての結果は、非常に少ない統計、かつ、検出器がチューニングされていない状況での結果ですから、もちろん物理のインパクトはありませんが、シミュレーションを使った解析よりも断然面白く、学生さん達、特に博士課程でD論を書こうとしている学生さん達は一刻も早くデータで遊んで欲しい、というのがみんなの共通見解でした。我々のグループのHくんは、いいスタートをきることができました。この調子でガンガン解析を進めて欲しいです。

それから今回の研究会での新しい取り組みは、理論屋さんを呼んで、我々実験屋が持っている素朴な質問に答えてもらおう、という企画でした。わたしたちの大学の素粒子理論のOさんとTさんに来ていただいて、色々と話を聞いたのですが、この企画が大ヒット。今回の研究会でも1、2を争う盛り上がりになりました。Oさんには昨晩の飲み会にも参加してもらって大盛り上がり。また次阪大でやるときは呼ぶことにします。

さて、この楽しい研究会ですが、本来なら次は名古屋の予定。しかし、名古屋のTくんが長期CERN出張(羨ましい)中なので、次回はCERNでやろうかというような話にもなってます。どこでやるにしても、実データを触った結果の議論が段々増えてくるので、面白いこと間違いないでしょう。大学の雑用と違って、こういう物理の議論は本当に楽しいです。毎日、こういう研究会でもいいくらいです。


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研究会

今日と明日は、名古屋、大阪、神戸の各大学のATLASグループでやっている半定例研究会です。かなり急遽日程を決めたのですが、今回は私たちの大学が会場。と言っても大した人数ではないので、単に部屋を予約するだけなのですが。あ、あと大事なのは飲み会の場所を確保することですね。でも、これは我々のグループの修士課程の学生が手配してくれたので私自身ではほとんど何もしてません。やったのは研究会のagenda作りくらいです。

前にも書きましたが、テレビ会議よりも議論が遥かに盛り上がりますし、学生同士の交流の場という意味でもなるべく高い頻度で顔を合わせたい。さらにLHCのデータも出始めているということで、今回はかなり突然にこういう研究会をやることになりました。どれくらい盛り上がるか楽しみです。

話は完全に変わりますが、これからしばらくは、6月19日のアウトリーチ活動の宣伝を張っておこうと思います。みなさんも、知り合いの方にぜひお薦めください。それで思い出しましたが、この宣伝を理学部と物理学科双方のウェブサイトには掲載してもらったのですが、大学のサイトではなかなか難航しています。正確には「セミナー・シンポジウム一覧」というところには載っているのですが、そこには掲載広告が多いので、当日近くにならなにと真にトップページからのリンクになりません。しかも、専門家向けではなく一般向けなので「セミナー・シンポジウム」ではなく「イベント一覧」というところに載せてくれと頼んだのですが、そこは大学の催ししか掲載できないの一点張り。縦割か横割かわかりませんが、大学内の縄張り意識の高さにぶち当たっています。




一般向け企画巨大加速器で探る宇宙の始まりを6月19日(土)に大阪市立科学館プラネタリウムホールで開催いたします。ふるってご応募ください。


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添削

昨日と今日は赤ペン添削に追われる日でした。

他大学の大学院に進学したKくんは粘り強く卒論と格闘し、完成間近。昨日はその添削をしました。今日は、博士課程の学生Mくんの解析ノートの添削。ATLASグループ内のノートとして纏めようとしているので当然英語。英語で書かれたノートの添削はやはり日本語より大変で、私自身の英語能力のなさもあってかなり時間を使います。

さらに、今は学生さんにとって重要な学振の特別研究員の申請時期。私の指導する学生のうち2人がその申請書に挑んでいます。どういうことを書けばいいかアドバイスしようと、途中でもいいので無理矢理現在の原稿を見せてもらい、さらっと眺めてみました。まあ、まだ初期段階なので、添削というよりも原案作りの指導といったところですが、慣れない申請書書きには苦労している様子がうかがえます。

添削ではありませんが、昨日は留学生もやってきてATLAS実験がどんなことをやっているのか突然レクチャーしました。添削に突然のレクチャーと、大学の教員っぽい生活を送っています。


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座席幅再び

物凄く解放感があるので繰り返し書いてしまいますが、物理学科新入生研修旅行が終わって本当にホッとしています。旅行自体を無事終えただけでなく、予算の整理を終え、かつ、昨日は次の担当の人への引き継ぎを終えました。必要と思われる手続きを伝え、オフィスに山積みされていた書類やらバーベキュー用のグッズを引き渡して、精神的にも物理的にもまさに解放されたという感じです。

そうそう、その研修旅行のときに、引率教員10人くらいが集まって雑談をしていたときに、例の新幹線の座席幅の話題を出したんですね。すると3列席の真ん中の幅が広いということに気づいていた人はここでも皆無。研究室のメンバーで昼飯を食べていた時にも10人くらいはいて誰も気づいていませんでしたから、今のところ20人中私1人5%の人間しか気づいていないことになります。

自分の感覚的には2割は幅が違うのではないかと思っていたので、それを95%の人が気づかないなんてあり得ない。もしかしたらそれほど違いはないのかも、と思い今ググってみました。すると、3列席の真ん中以外は43cm、そして真ん中の席は46cm。幅の広さはたった7%でした。あ、でも言い訳をすると、私が言ってる幅というのは正確には座席幅ではなく、目の前の背もたれの幅なんですね。それを見て判断してるわけですから。背もたれ幅は座席幅よりも肘掛け分狭いので、背もたれ幅なら7%以上の違いはあります。まあ、負けず嫌いなので10%以上はあるに違いない、と負け惜しみだけ言っておきます。ははは。

話を戻すと、7%、いや目の前にある背もたれ幅は推定10%(と勝手に決めちゃいます)、その幅の違いを95%の人が気づかないというのはやはり驚きです。私の身長は178cmですが、10%違ったら196cmです。意識して見ないから気づかないと多くの人に言われるのですが、178cmの人と196cmの人の背の高さの違いって意識しなくても気づくと思うんだけどなぁ。

気づかない理由の一つは、そもそも新幹線をあまり利用しない、ということはあると思うのですが、私が話をした約20人の人たちって平均的な日本人よりは新幹線を利用することが多い人たちではないかと思うので、利用してないということはない気がします。さらに考えると、何があっても絶対に2列席にしか座らないという人が多いんでしょうかね。でも、新幹線に乗ってみると、よくあるパターンは2列席の窓側に1人。3列席の通路側と窓側に1人。という並びが多くないですか。そしたら、新幹線を利用してる人の半数以上は3列席のほうに座ってることになります。

やはり謎です。なぜ多くの人がこんな大きな違いに気づかないのか…。


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脳トレ

新聞で、脳トレの効果なしという研究結果が発表されたという記事を読みました。「あ、やっぱり。」というのが正直な感想です。もちろん、科学の研究結果というのは一般の方が考えているような白黒ハッキリしたものではないので、解釈など込み入った問題はあるのでしょうが、少なくとも世間で広く宣伝されているような効果があることは疑わしい、ということだけでも広まってくれるといいなぁ、と思っています。

前に同じ大学の生物学科の教授が書いた本の校正をお手伝いしたことがあります。その本は、巷で言われてる迷信(?)を疑ってみましょう的な内容で、おもわず頷きたくなる箇所の多い本でした。その中でも印象に残っているのが、今回の脳トレの話。脳トレをすると血流が上がることは観測事実なので誰もが認めますが、それが本当に脳のトレーニング、というか、それで本当に賢くなるのかわからないということが書いてありました。

私が覚えている範囲では2つポイントがあって、1つは、脳トレをして血流が上がるのが計算などによるトレーニングの効果なのかどうか定かではない点。例えば、計算しようと思えばその問題を解くために眼球その他体を動かすことが多いです。そのコントロールのために脳の血流が当然増えるので、一概に思考・計算のために血流が増えてるとは断定しずらいのだそうです。もちろん比較実験をどんどんやっていけば結論は出るのかもしれませんが、そこまではやっていません。

もう1つのポイントは、そもそも脳の血流量が上がることは脳のトレーニングを意味しているのだろうか、という点。珠算の達人だったか、将棋囲碁の達人だったか、はたまた別の達人だったか忘れましたが、とにかくそういう達人は、問題を処理する時に普通の人よりも血流量が少ないこともあるのだそうです。トレーニングを積むと、(計算機のニューラルネットワークのトレーングと同様に?)無駄な脳の動きがなくなってアイドリング状態と変わらない状態で問題を処理できるようになってしまうのだそうです。この話も、もちろん一概に通用する話ではなく、一流の将棋指しが将棋を考えるときには、普通の人と違う部分の血流量が増えるとか、色々あるのですが、とにかくポイントは、血流量の増加=脳の性能がよくなった、とは言い切れないということです。

お前がそんなこと書かなくてもわかってるよ。モノを売るための宣伝に世の中の人が乗ってるだけだよ。とツッコミたくなる人も多いかと思いますが、実際にはそういう宣伝に乗って世界的に脳トレグッズって売れてるわけですよね。もしかしたら本当に効果があるかもしれないので騙されてるとは言いませんが、とりあえず、宣伝を鵜呑みにするのだけは辞めようよ、ということを言いたくて、そのきっかけにこの報道がなればいいなと思ったのでした。


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LHC近況

LHCの実験状況が気になってこのブログを覗いている方も多いかと思いますが、最近はそれほど劇的な事件もなく、あまり書くことがありません。ビームのエネルギーを3.5+3.5TeVに加速、より多くの陽子同士を衝突させるためにビームを絞る、といった加速器側の調整が日々行われています。それに応じて、衝突が起こり、現状ではルミノシティが10^27程度。1バンチあたりの陽子数は10^10のオーダーで、たぶん今はそれぞれのビームがシングルバンチかせいぜい2バンチ。なので、原理的にはLHCにはオーダー1000バンチ(正確な数字忘れました。2000なんぼ?)入れられますから、バンチ数を増やせば10^30程度を達成できるくらいにビームが絞り込まれてる、ということになります。さらに1つのバンチあたりの陽子数も10^11程度までいけたはずですから(ここまでビームを入れるテストは既にしていたような…)、その効果も入れると10^31程度のルミノシティまで到達できる程度にビームが絞れている、ということなのかもしれません。

すみません、何書いてるかわからなかったかもしれませんが、まあ、加速器の調整を行いつつたまにビームの衝突があって、物理のデータをしょぼしょぼ取得してる。というのがLHCの最新状況だと思ってください。予定ではぼちぼち物理用のデータ収集が始まる(=加速器の調整はしないで、ビームが当たる状態で放っておく)予定なのですが、そういう予定表を何度も見てますから実際どうなるかはちょっとわかりません。

検出器側はというと、前にもお伝えしたように荷電粒子検出用のTrackerと言われる部分の調整はかなり進んでいますが、カロリメータはそこそこ大変そうです。というか、1回の衝突で観測されるエネルギーの総量などがあっていないのですが、カロリメータの調整がまだまだなのか、そもそも物理過程を完全に理解できていないからなのか、等をこれから調べないとなりません。

みんなが大好きな(?)超対称性探索では、超対称粒子の中で最も軽いものが検出器と反応しないため、エネルギーの穴(みたいなもの)が超対称性粒子の(間接)測定になります。もうちょっと詳しく言うと、陽子と陽子が衝突した際に、ビーム方向と垂直な平面では反応の前後で運動量が保存、つまり、全運動量はゼロになるはずです。普通の粒子は検出器で全て観測されますから(ニュートリノ以外)、ざっくり言うと超対称性粒子みたいなものがなければ、ビーム方向垂直平面上で測定する運動量のベクトル和がゼロになります。ところが、検出器と反応しない超対称性粒子があれば、そこに測定の穴ができますから、そういう事象があれば超対称性事象を見つけたことになります。

ということで、測定の穴を探すのが超対称性探索なのですが、測定の穴というのは一つ間違うと簡単にできてしまいます。わかりやすい例だと、検出器が一部分故障してたら穴になりますし、検出器の反応が一様でない場合も凹みができてしまいます。しかも、測定の穴ですから、全ての検出器を使って穴を探索しなければなりません。つまり、全ての検出器がパーフェクトに動作、もしくは動作していない検出器がどこなのかを理解していないと、真の穴を探すことはできません。

そんなわけで、今は色々な検出器の調整を進めていて、全ての検出器の測定結果の総和として得られる観測エネルギーの穴が、シミュレーションで予想される形になるか等が精力的に調べられています。

というようなことを説明していますが、本当は実験現場でそういう解析をしたくて堪りません…。普段は微妙に忘れてますが、実験や解析の説明をすると、いてもたってもいられなくなります。学生かポスドクだったら、自腹でもCERNに行ってしまいそうです。


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アウトリーチ活動の宣伝

6月に大阪市立科学館で行うアウトリーチ活動の宣伝を本格化させています。我々高エネルギー物理学者のメーリングリストに今日宣伝を流し、理学部と物理学科それぞれのウェブサイトにも宣伝を載せてもらいました。今は、大学のトップページに宣伝を頼もうとしているのですがどこに連絡すればよいかわからず、人に聞き回っている最中です。その効果があり、チラシ配布を手伝っていただけるという方から今日メールをもらいました。ありがたいことです。

このブログをご覧の皆様も、ぜひ宣伝をお願いいたします。特に関西圏にお住まいの方は周囲の方に薦めてみてください。もちろん、人に薦めるだけでなくぜひ当日足をお運びください。宣伝のサイトはここです。私の名前が、顔と一緒にわかってしまうので躊躇しましたが、まあどうせこのブログ読者の多くの方は私の名前くらい探し当てているだろうということで、リンクを張ってしまいます。ついでにTくんとYさんの顔も露出。って、伏せ字にする意味がもはやないんですけどね。ははは。


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くつろぐ

新入生研修旅行の責務を終えて(予算の整理がまだ残ってますが…)解放感に浸っています。今日は一日中家でダラダラと過ごし、自分の行動にはブログに書くようなネタがありません。

が、ヨーロッパは今大変なことになっていますね、飛行機が。アイスランドの火山噴火の影響を受けて欠航続出ですが、運悪くこの混乱に嵌ってしまった学生がいます。そうです、15日に日本を発ちCERNに向かっていた博士課程の学生Hくんが、この結構騒ぎにモロに嵌ってしまいました。コペンハーゲン経由だったのですが、そこで足止めをくっています。メールで何度か連絡があり、昨日は、空路を諦めて陸路で行けるか調べてみますと言ってました。

火山の噴火で思い出しましたが、宇宙地球専攻のSさんという准教授は火山の活動を調べる研究をしています。我々物理学専攻の人間と違って、同じ理学部でも「なぜ」を解明しようというよりもむしろ、「いつ」噴火があるか予知しようという応用的な研究だそうで、具体的には火山の火口で大気の成分を調べたり、火口の温度等を調べているんだそうです。で、人間が行けないとこのサンプリングもしたいので、ラジコン飛行機、それも自作の非常に軽い飛行機を作って、その飛行機でサンプリングを行うということで、彼の部屋は自作のラジコン飛行機の山。この前オフィスに行って驚きました。油断すると研究室というよりホビーの部屋かと見間違えてしまいます。

当然ながら、研究内容も研究手法も私たちとは別世界。話を聞いていると、競争の激しさも我々とは別世界。何度か書いていますが、素粒子物理というのは対象が非常に限られていますし、実験になると大量の研究者が限られた対象に挑んでいますから、どうしても競争が熾烈になります。それに比べると、他の研究分野というのは牧歌的に感じてしまいます。


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研修旅行

物理学科新入生研修旅行から帰って来ました。病人、怪我人がなく、無事日程をこなすことができてホッとしています。大きなトラブルもなく、担当者の責務から解放されて本当に安心しました。学生のみなさん、引率教員のみなさん、本当にお疲れさまでした。

なんで自分はこういう仕事をしているんだろう、と自問自答を繰り返してしまう作業内容ばかりの準備でしたが、学生さんたちが楽しそうにバーベキューをやったり、望遠鏡を興味深そうに見たり、研究内容に興味を持って質問してくれたりする姿を見ると、この担当をやってよかったとまでは正直感じられませんが、幾分は自分のやったことがペイした気分になります。大学生を相手に、無理矢理修学旅行的なことをやり、学生の親睦の手助けを教員がするという甘やかし過ぎの大学の体質は甚だ疑問を感じるのですが、自分が苦労しただけに、その苦労の価値を無理矢理見出そうとする自分がいるのかもしれませんが…。

まあ、良い悪いは別として、新入生80人が元気に大学生活を始めるきっかけになって欲しいものです。


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明日から研修旅行

約1ヶ月間日本に滞在、という言い方も変ですが、してた博士課程のHくんが今日CERNに向けて出発しました。着くのは日本時間で明日の朝方。CERNではLHCもぼちぼち稼働していますし、データがこれから出てくるので、これから忙しくなることでしょう。またまた半年以上の長期滞在ですが、体を壊さない程度に頑張ってもらいたいです。博士課程の学生からポスドクくらいの時が解析能力のピークだと思うので(人によって違いはあるでしょうが)、これからの数年間は勝負の時です。いや、年をくって役回りが変われば、そこはそこでまた別の勝負があるわけですが、物理解析の勝負をする時だと思う、という意味です。

Hくんが大学にいなくなり、Kaon実験グループの多くの人々もビームテストのために大学にいないので、研究室はますます人気が少なくなってます。新M1の3人もたまたま研究室で見かけますが、まだそれほど頻度が高くありません。研究室でもっとよく見かけるようになれば、もっと賑やかになるんでしょうね。

私はといえば、いよいよ新入生の研修旅行が明日に迫りました。大量の飲み物と菓子の買い出しも済ませ、準備万端…と言いたいところですが、必要な書類を忘れていたことに先ほど気づき、物理学専攻の秘書の方にあわててその書類を作ってもらったところです。うー、やっぱり、何かヌケがあるのではないかと不安です。でも、まあ、泣いても笑っても明日出発ですから、もうちょっとの辛抱です。


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国際会議の講演者選び

高エネルギー実験というのは、多くの研究者が集まって研究を進めているので誰にどういう業績があるのかわかりにくい、という面があります。頑張っている人が頑張っていると認められる、その線形性が保たれていないと衰退してしまうのはどこの組織、社会でも一緒です。若い人にとって魅力のない組織になってしまいますからね。

ということで、どこの実験グループでも国際会議の講演者選びは非常に重要な問題と捉えられています。とりわけ、ATLASの場合、2000人以上の研究者がいるわけで、その中から講演者を選ぶというのは非常に難しい作業です。エゲツナイ話をすると、高エネルギーの場合論文ではもはや誰の業績か全くわからないので、どの会議で発表するかというのが、業績の目安となります。なので、重要なだけでなく、戦争になりやすい(?)、非常にデリケートな問題でもあります。

ATLASの場合、講演者を決めるための委員会と、その委員会に講演者候補を提出する委員会(?)という2段構えになっています。なんだか知りませんが私はその後者のメンバーになっていて、最近、この活動も活発化しています。私たちの分野では夏と冬に大きな国際会議があり、夏の会議の講演者を決めるために動き始めたというところです。

そこでの議論内容はオープンではないので書けませんが、いやはや、予想以上に大変です。莫大な人数から候補を絞らなければならないという実務面の大変さと、利害対立という政治的な大変さがあり、思っていたよりも重労働です。ただ、これまでどうやって発表者が選ばれているのか五里霧中でしたが、そのプロセスを理解できたのは勉強になってよかったです。あと、議論の練習(?)にはなります。

しっかし…この作業は本当にchaosです。


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ヤミテンを見破られる

と言っても麻雀の話ではありません。私の日常生活です…。

並行して処理しなければならないことが膨れ上がって、まさに首が回らない状態に陥っています。例の新入生研修旅行を金曜に控えその準備だけでもかなりの負担なのですが、それ以外にざっと数えただけでも処理しなければならない事柄が10近くになってしまっていて、まさに聴牌状態です…。もう完全に私の処理能力を超えてしまっているので、幾つかは処理するのを先延ばしにしてしまってます。

その内の一つが。先に卒業したKくんの卒論の赤ペン(?)チェック。申し訳ないけど、来週まで先延ばし。そのことを彼にメールで伝えると、私のブログをチェックしていて、私がテンパってることを見透かされてしまいました。ヤミテンのつもりだったのに…それならリーチというわけで、今日のタイトルです。

どちらかと言うと研究者は一つの事柄を深く追求するのが得意だと思うのですが、自分自身は比較的マルチタスクタイプではないかと思っていました。しかし、10個くらいの仕事というのを同時に処理していくのは、一つ一つが無茶苦茶難しいわけではなくても、やはり厳しいですね。でも、世の中で有能な秘書と呼ばれてる人たちは、物凄いマルチタスクなんですよね、きっと。どうやって、スケジュール管理をするのでしょうか。そもそも、私なんて仕事の数が多くなると、処理するのを忘れてしまう事柄がどんどん出てきてしまいます。うーむ…。


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緊急車両と生ビール

普段テレビはほとんど見ないのですが、昨日家に帰ったときにたまたま見た番組で、芸能人が腹立たしいこと(?)を川柳に詠んでいたのがなかなか面白かったです。タモリが司会で色んな芸能人が出てたみたいですが、私が見たのはキムタクと杉本哲太(名前自信なし)という俳優の川柳部分。

真面目なキムタクは、緊急車両がサイレン鳴らして走っているのに道を譲らない車に怒ってました。昨日、家に向かう途中、まさにそういう場面に遭遇していたのでかなり共感してしまいました。込んでるからよけられないというのも理由の一つなんでしょうが、明らかにそうではない車もたくさんいますよね。私は日本以外ではアメリカとヨーロッパの交通事情しかわかりませんが、緊急車両に道を譲らないという点では日本は圧倒的に最悪の国だと思います。

それに関連してるかもしれませんが、日本人は道で人が倒れていても無視する人多いですよね。この前地下鉄の駅の構内を歩いているとき、高校生が痙攣しながら倒れていたんですね。私は驚いてその高校生に近づくと、すでに2、3人がその状況に気づいていて、「駅員にもう連絡したから救急車がすぐ来るはず」という答えが返ってきます。でも、日本語を母国語としてないのは明らか。さらにその輪にいる人たちは私以外たぶん全部外国人。その駅の構内を歩いている人が外国人ばかりというわけでは当然ありません。なんだか気分が悪いというか、悲しかったです。

緊急車両をよけない、倒れてる人がいても無視する…なんだか恐ろしい話です。

と、シリアスな川柳に続いたのが、居酒屋で出されたビールが生温いと腹立たしいという川柳。これまた大きく共感してしまいました。エール系ではなく、日本のスカスカ生ビールが生温かったときの腹立たしさ、脱力感はどう表現したらいいんですかね。あと、実体験に基づいて腹立たしいのが、ビールと発泡酒と第3のビールの区別のついていない居酒屋の店員です。発泡酒のメニューを出されて、ビールのメニューはないのかと尋ねます。すると「それがビールのメニューです」という返事。いやそれは発泡酒だから。俺が見たいのはビール。そこまで言ってもやはり「それがビールのメニューです」と繰り返され、私は発狂。一緒に飲みに行ったMくんに呆れられつつ、その店を出ました。その辺の道行く人と話をしたわけではなく、飲み屋の店員との会話ですからね。

おっと、だいぶ脱線しましたが、みんな同じようなことにイラッときてるんだな、とわかって、結構ツボにはまりました。


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新学期

私たちの大学では今日から新学期(授業が始まるという意味)です。だからと言って、私は前期に授業を担当していないので、生活が特別変わるわけではありません。ただ、明日に第1回の委員会があるのですが、今年度も大きな雑用の担当になっていて、前途多難な感じです…。

その前兆か(?)、今日の午前中はマイクロソフト製品(Wordとエクセル)に大苦戦。午前中のほとんどの時間を費やして、簡単な書類をようやく作成。なぜ、これほどまでに使いにくいものが世間で使われているのか不思議です。私だけでなく全世界で時間を無駄に費やしている人がたくさんいるはずですから、全人類的に見たらとてつもない時間の浪費です。いやしかし、ホント参りました。

午後には、雑用関係の打ち合わせと、私たちATLASグループの定例ミーティングという2つのミーティングをこなしました。ATLASのミーティングは、就職してしまったTくん、そして先週一杯で辞めた研究員のUさん、と今までのメンバーが2人いなくなって初めてのミーティングでした。昼飯時にも同じことを感じましたが、新メンバーが本格的に参入してくるまでは、やっぱり寂しいですね。

そういえば、博士課程のHくんが集中講義を受講できたのはラッキーでした。私たちの大学では博士課程の学生は、集中講義を2種類受講すれば卒業のための単位数に到達します。博士課程では研究が中心と考えられているので(勉強は自分で勝手にしなさいという感じ)、授業はそんなにありません。ですので、通常の学生にとっては集中講義2つなんていとも簡単にクリアできる卒業条件なのですが、Hくんのように外の研究所に長期滞在して研究をしている学生にとっては、意外な落とし穴となります。

実際、Hくんは昨年度一回も集中講義を受講する機会がなく、今週半ばにはまたCERNに行ってしまい、次に帰って来るのは11月。ということで、どうやって単位を取ろうか心配していました。そんな中、先週末に集中講義があり、それを受講することができたため、とりあえず卒業までの単位の半分を取得できたはず。で、私としても一安心しました。って、あれ?通常の授業は今日からのはずだけど、集中講義はその前にあったんですね。あるいは、大学院の授業は先週のどっかから始まっていたのかな。


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ぶつけようのない(小さな)怒り

昨日の出張の帰り、最後に乗ったモノレールは昨日も書いた通り終電でした。が、一本前の電車をタッチの差で逃しました。私が改札を通ろうとした時に出てしまいました。そこからホームまでは推定10秒か20秒。で、モノレールは本数がそれほど多くなく、終電を15分ちょい待ちました。これだけでも待つのが嫌いな私はため息ものなのですが、昨日はそれにプラスαがありました。

モノレールに乗る前に、新幹線からモノレール乗車駅まで地下鉄に乗ります。昨日は、モノレールに乗り換える駅の1個手前の駅で、なぜか長時間停車。なかなか発車しないと思ったら、ドアの故障(どうやら閉まらなかったらしい)というアナウンス。モノレールの終電に間に合うんだろうか、と少し不安になりましたが、そこまで長い停車ではなく1分か2分で発車しました。その時は「あー、これなら終電に間に合いそうだ」と少しホッとしたのですが…そうです。その1分か2分がなければ、モノレールの終電前に乗れて、余計に15分も待つ必要はなかったのです。

なんというか、大した怒りではないのですが、どこに怒りの矛先を向ければいいのかわからない、まさに地団駄を踏みたい気分でした。こういうときに踏むのが地団駄かー、と思ってしまいました。って、実際にはマンガみたいに地面を蹴ったりしませんでしたが。ははは。

しかし、電車のドアが閉まらないという故障のアナウンスを聞いた後にドアに寄りかかっている人は、飛行機の整備に戸惑って離陸が遅れるようなことがあっても全然不安にならない人種なんでしょうか。私なんてチキンなので、走っている途中にドアが開かないか微妙に緊張してました。まあ、実際には安全装置かなにかがあって、全てのドアが閉まっていないと走り出せない仕組みになっているのでしょうが、ドアの故障のアナウンスの後にドアに寄りかかってる人はそこまで考えてるのかなぁ…。


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委員会

高エネルギー物理学将来計画なんちゃら委員会というものに行ってきました。毎回毎回、長ーいのですが、今日もやっぱり長くて、13時から20時前まで…なかなかタフな委員会です。タフなだけならいいのですが、その委員会は(高エネルギー委員会もですが)毎回東京で、私は一番遠くからの参加者。今日はモノレールの終電にやっと間に合いました。

ところで、この委員会は、高エネルギーの将来計画について中堅から若手の研究者が議論するという企画(?)なのですが、今までのところ議論というよりも、色々なプロジェクトから人を読んでトークをしてもらう勉強会といった趣です。なので、委員会といっても内容自体は結構面白いんですね。で、やっぱり、なのですが、M山さんのトークは相変わらず非常に面白いというか、分かりやすいというか、とにかくお手本にしたいトークです。今日は、すばる望遠鏡を使って行うダークエネルギーの研究の話をされたのですが、今まで聞いたダークエネルギーの話の中で一番分かりやすく、一番面白かったです。

あれだけ面白い話をされたら、ウン十億円の研究費でも稼げちゃうよなぁ、と思ってしまいました。


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いろいろ

福山雅治のガリレオに負けじと(?)正月に買ったスーツですが、今まで着ていませんでした。一念発起、今日はそれを着てみました。なにせ研究員のUさんが大学に来るのは今日が最後。来週頭には別の大学に異動してしまうので、今日を逃すとオオカミ少年になってしまいます。

ということで、スーツ着てきたのですが…着る段階でトラブル発生。ベルトがないのです。いえ、スーツとかにあう綺麗なベルトはちゃんと見つかったのですが、穴が見つかりません。いや、穴はあるのですが、私のウェストにちょうどよい穴がどっかに行ってしまいました。というより、ベルトの先端同士がやっとかする程度までに私のお腹が成長していたのには驚きました。仕方ないので礼服用のつまんない黒のベルトで代用。でも、たまに着た時にいつも思うのですが、スーツって案外楽ですよね。特に下は、ジーンズよりむしろ楽です。調子にのってこれからたまには着てくるかもしれません。あ、いや、その前にベルトを買いに行かなくちゃ。

そんなスーツ姿での大学業務は、ここ数日とほぼ変わらず。午前中は、新入生研修旅行の食費の計算やら振込。アウトリーチ活動のウェブサイトの見直し。午後は昼飯の後、今まで書類書き。そしてこれから研究絡みの会議。決めるべきことは単純なことなのですが、過去数ヶ月間なかなか前に進まず苦労している議題です。今日も紛糾するのかな。とほほ。


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昨日と今日

昨日と今日は、様々な打ち合わせと、新入生研修旅行関係の雑務に明け暮れていました。ミーティングの時間が長く、自由に動ける時間がほとんどありませんでした。

そんな中での目玉イベントは、昨日あった修士課程1年生への研究のオリエンテーションと、留学生との顔合わせでした。研究のオリエンテーションでは、Kの物理に関する話をY教授が、ATLASに関する話を私がしました。新M1は3人ですが、それぞれのバックグラウンドがかなり異なっているので、3人がそれぞれ私たちの話をどう受け取ったのか興味深いところです。

留学生と初めて会って話をするのは緊張しました。当然その学生も緊張していたはずですが、態度や話からはあまり緊張している様子がなく、やっぱり日本人は恥ずかしがり屋が多いなぁ、と逆に実感しました。日本人の学生だったら初めて私と二人で話をするとき、緊張しているのがありありとわかりますから。

それはさておき、一番の心配は生活面だったのですが、大学から色々サポートしてもらっている(国費留学生なのでサポートが手厚いようです)ようで一安心しました。留学生用の宿舎(?)に長期で滞在することが可能で、そこですでに友人もできており、今のところ問題なく生活できてるそうでよかったです。予想通りベジタリアンでしたが、食事の面でも今のところそんなに困っていないと言っていたのは心強い話です。

学業関連では、これから半年間はみっちり日本語教育があり、研究はもちろんのこと、物理の勉強をする時間を作るのもなかなか大変そうです。でもまあ、国費留学生ですから日本の言葉や文化を学んでもらうことも大切です。半年後には思いっきり物理をやれるわけですから、とりあえず今からの半年は日本語の勉強を頑張ってもらいます。


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新人

昨日のエントリーで書いたように、今日は新しく研究室に入ってくる学生たひとの初顔合わせでした。実際には少し知ってる学生もいましたが、これまでとは付き合いの濃さが違うので、初顔合わせと一言で言ってもいいでしょう。

予定と違いドタバタな顔合わせで、まずは新4年生とのオリエンテーション。簡単な自己紹介の後、事務手続きや研究室の概要、これからの1年間のざっくりとしたスケジュールの説明、で、あっという間に1時間が経ってしまいました。その直後に修士課程の新人学生さんとのオリエンテーション。例年ですと、4年生として研究室に配属されていた学生がそのまま修士課程でも同じ研究室に行くことが多いのですが、今年はM1の学生3人が全て外部。2人が別の大学から、もう1人は同じ大学の別研究室の出身。ということで、非常にフレッシュなメンバー構成になりました。通常だと修士課程の学生には事務連絡の後に研究内容の説明があるのですが、今日はスケジュールが詰まってしまったため、それは明日やることになりました。ということで、明日また顔合わせ(?)になります。

それにしても、学部を卒業した学生と修士課程を卒業した学生が研究室を去り、私のグループで研究員をしていたUさんが今週で大学を去り(別の大学に移ります)、寂しくなるなぁと思っていたのですが、新たな人材が研究室にやってきてくれたおかげで、なんだか元気が出ます。若い学生さん達のこれからの成長が楽しみです。

しっかし、今は学生とスタッフの数が、Y研究室史上最大の人数に膨れ上がっています。広いと思っていた学生+研究員の居室が段々狭くなってきてます。活気があって凄く良い感じです。


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顔合わせ

明日は、新4年生、そして新M1との顔合わせです。授業が始まるのは来週からですが、研究室に新しく配属になる学生は今週ある放射性に関する安全講習を受けなければならず、そのための手続きなどが必要なので明日集まってもらいます。今までに会ったことのない学生が多いので、楽しみというか新鮮味というか…期待半分、緊張半分といったところです。

そして、明後日はマレーシアからの国費留学生との初顔合わせです。一応、大学を通じで段取りはしてあったのですが、今日その学生から電話がかかってきて、予想していなかったのでかなり焦りました。というのも、大学の電話は内線と外線では呼び鈴の音色が違います。内線なら大学の業務であることは確実ですし、外線の場合突然仕事の電話がかかってくるということはあまりありません。大学外の共同研究者と電話で話をする場合は、あらかじめメールで時間を決めておくことが多いからです。

ということで、突然の外線というのはほとんどがセールスの勧誘です。今日もそう思って電話を取ったところ、いきなりの英語。全く心の準備ができていなかったので、英語は聞き取れないし、状況は飲み込めないし、で、最初はなかなか会話になりませんでした。いやー、ホント焦りました。

結局、その留学生とは段取り通り明後日会うのですが、これまた期待半分、緊張半分です。

春は、別れと出逢いの季節ですね…。


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OSのアップグレード

新年度ということで(?)、端末代わりに使っているLinuxボックスのOSをアップデート中。CERNでは、当然のことながらScientific Linux(SLC)というディストリービューション(RedHatを基本にしてCERNのcomputing部門が配布しているものです)が標準です。だいぶ前にSLC5といいうのが出ていて、最近になってユーザー側もようやくSLC4からSLC5に移行を始めています。どうせ端末代わりなのでOSが多少古くても全然問題ないのですが、まあ、あまりにも長い間放置していたので、セキュリティも考えて(本当か?)アップデートしてみることにしました。

こういう作業の常として、なかなか進まなかったのですが、今ようやくパーティションを切り直してフォーマットするところまで辿り着きました。グラフィックカードを正しく認識していないのが気になるのですが、さてどうなることか。

おっと、今日は今からミーティングです。CERN時間の9時にやっているミーティングなのですが、夏時間に変わったので先週から日本時間の17時から16時に変更になりました。って、このミーティングは私たち大阪グループのミーテイングで、今は全員が大阪にいるので必ずしも時間を変更する必要はなかったのですが、まあ、成り行き上変更したのでした。

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花見

昨日は毎年恒例の、関西の大学で高エネルギーをやっているグループ合同での花見でした。京都、大阪、神戸の各大学の順番で毎年準備を担当しています。場所はそれぞれの大学の地元。今年は京都の主催ということで、場所は円山公園。少し時期が遅くて散ってしまっているのではないかという心配が当初ありましたが、ここ1週間くらいはこの時期にしては寒い日が多かったおかげで、まだまだ十分に桜を楽しめました。って、まあ、桜を見たのは一瞬であとは酒を飲んでたわけですが…ははは。

それにしても、物凄い人出でした。その中で場所取りを頑張り、準備をしてくれた京都大学のみなさん、お疲れさまでした。来年は私たち大阪が準備の担当のはずです。確か前回は大阪城公園。場所取りも大変ですし、やはり凄い人出が予想されます。どこかに穴場的ないい場所がないですかね。


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LHCここ数日

30日にメディアデイと称してマスコミを集め、華々しく3.5+3.5TeVの衝突を行ったLHCですが、その後は地道な調整作業が続いています。ビームを加速するための調整、加速したあとビームを失うことなく長い時間周回させるための調整、ビームをLHCに入射する際の最適化、ビームをいかに安全に捨てるかの調整、そして数日前のエントリーに書いたように非常に重要な安全装置のテスト、等々、加速器サイドではやることが山のようにあります。予定表を見ると、今週末から3.5+3.5TeVの衝突が連続的に行われるはずですが、さてどうなることか。

ちなみに、今週末は確かイースター。Tevatronでは、祝祭日は加速器の人がアクティブに仕事をしないので、比較的安定して物理データの収集を行うことができました。加速器の人にとっては色々な調整作業がメインで、そういう調整作業を行っている間は物理データを収集できません。逆に、祝祭日はその時点でベストと思われているパラメータで淡々と加速器を走らせる、結果として物理データの収集時間が長くなりより多くのデータを収集できる、ということが結構ありました。特に実験初期にはそういう傾向になります。ということで、今週末のLHCに注目です。って、まだそこまで調整が進んでいないかな。

さて実験サイドですが、わずかな3.5+3.5TeV衝突データをそれこそしゃぶり尽くすような解析が始まりました。Tevatron同様、ジェットが見えたとか、高い運動量のミューオンが見えたとか、に始まり、Wっぽいものが見えたとか、トップっぽいものが見えたとか、気の早い宣伝合戦が始まっています。いや、Yさんが言うように、誰もデータを見ないよりはずっといいのですが、なんというか…宣伝合戦がとうとう始まったか、という感じです。まあ、お祭りですかね。


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