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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

喉に刺さった小骨がとれる

という表現がありますが、今まさにそんな心境です。今日の最初のエントリーに書いたように、高校生対象の講義シリーズが今日で終わったからです。研究室体験という初めての企画が滞りなく終了し、また、自分の研究室の催しもそれなりに高校生に楽しんでもらったようで、肩の荷が下りました。来週からは本来の大学業務に少しは集中できそうです。

あ、いや、他にも喉に刺さった小骨はまだまだあるんですけどね…。


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読者のみなさんへのお願い

今回の事業仕分けで日本の科学技術政策に危機を感じているみなさんが多いと思います。そこで読者のみなさんにお願いがあります。高エネルギー業界の人や、学術関係者の方はすでに受け取っている方も多いかもしれませんが、以下に日本学術振興会・学術システム研究センター・副所長の黒木登志夫氏のメッセージを載せます。政府に対して効果のある意見は、我々研究者が組織として送るメッセージよりも納税者である個人の意見だと思います。以下のメッセージにあるような行動をとっていただきたく、何卒お願い申し上げます。

特に私が許せないと思うのは人材育成関連の、若手支援、女性研究者支援の予算のカットです。涙が出るくらい、というか本当に泣きましたが、悔しいです。

ご家族、親戚、知人友人などにもぜひ呼びかけてください。お願いします。

引用開始--->

(どうぞ自由に周囲に転送ねがいます)

再度のお願いです。ここ1週間、事業仕分けに関するいくつかの
緊急集会に出席しましたが、そこで得た感触は、

1.事態はきわめて深刻で、日本の学術(とくに自然科学系)に、
 とり返しのつかない打撃となる(※1)可能性が、きわめて高い。
2.それに対して、有効な戦術を誰もきちんと提示できない。

という2点でした。それに加えて、

3. 仕分けそのものは、国民のきわめて高い支持を得ている。

もきわめて重要です。さらに物事は急ピッチで進み、

4. あさって11/30に、仕分けの最終結果が報告される。
5. それを受けて、予算に対して12/19(?)に最終的な政治判断
 がされる。

と聞いています(この部分、認識違いがあればごめんなさい)。

そこで再度のお願いですが;

○ まだの方はぜひ12/15までに文科省に意見をメールしてください。
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm
 これは事業により宛先が違っていて、メールの件名に
   件名:事業番号と事業名
 と書くことになっています。たとえば学振特別研究員制度
 なら、施策番号は(たぶん)100、施策名は「特別研究員事業」、
宛先はnak-got@mext.go.jp(※2)だと思います(各自で再確認
 を願います)。

○ こちらもまだの方はできるだけ早く、民主党Webサイト
http://www.dpj.or.jp/header/form/index.html
 に意見をたくさん伝えて下さい。この場合も上記 3.によく
 留意しつつ、「**に関する仕分けの結論は、民主党の
 (たとえば教育を拡充するという)マニフェストに矛盾して
 いる」「Webに公開されている仕分けの意見の&&&の部分は、
 これこれの事実に反しており、事実誤認である」「これでは
 公約違反であり、ぜひ修正をお願いしたい」といった、
 ディベートの基本に則った書き方が有効と思います。

○ いずれの場合も、たとえば学振DC/PDがこのように高い
 生産性をもつ(あるプロジェクトにおける論文成算数など)
 といった、具体的で客観性の高い数値を、簡単に付けると
 効果が上がると思います。

○ それぞれの地方で、選出された民主党議員に対し、ぜひ
 大至急、意見を送ってください。多くの議員は、自分のHP
 で意見を受け付けているはずです(※3)。もし個人的に
 知己の議員がいれば、なお良いと思います。

○ ご自分だけでなく、ご家族、知人友人、あらゆる方にアク
 ションするよう伝えてください。とくにAcademic sector
ではなく、産業界などに属する方の意見は、効果的です。
 あなたの親戚、先輩、昔の同級生などに、賛同してくれそう
 な方がおられたら、ぜひ声をかけて下さい。

○ 他に有効な戦術(の候補)をお持ちの方は、ぜひお知らせ
 ください。

日本の学術が根底から破壊され、後世に多大な禍根を残すこと
の無いよう、皆さんの迅速な行動を切望いたします。

[注]
ここにオリジナルの文章作成者の名前がありますが、このブログの性質上名前は載せないことにしました。
[注,終わり]

(※1)
以下は、このまま物事が進んだ場合に危惧される影響の例です。
正確さを欠く部分があれば、ご容赦ください。
http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/h-kekka/3kekka.html#1113
○学振特別研究員が大幅にカットされ、来年度の採用内々定が
 キャンセルになる危険性が多々あります。
○科研費も厳しく絞り込まれるでしょう。内約された継続課題
 さえ、安泰とは思えません。
○国立大学の設置形態そのものが根本から覆る可能性があります。
 さすがにその議論は時間を要するでしょうが、運営費交付金が
 さらに厳しく削減されることは想像に難くありません。
○「すばる」、Super Kamiokandeなどの運転が難しくなり、ALMA
 の建設への国際貢献が滞る危険性があります。
○文科省として予算の総枠が厳しく圧縮される結果、「仕分け」
 対象にならなかった事業にまで影響が及ぶ可能性があります。

(※2)
この宛先の nak は、中川正春・文科副大臣(民主党三重2区選出
の衆議院議員)のことで、彼が文科省関係の事業の1/2について、
パブリックコメントを取り纏める立場にあることを示しています。
残りはもう1人の副大臣である、

(※3)
第173会議臨時国会は、11/30まで会期延長されているので、
 http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index.htm
地元には居ないでしょうが、おそらく秘書が読むでしょう。

<---引用終わり


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SAP最終日

6週にわたった高校生対象のプログラムSaturday Afternoon Physics (SAP)も、今日がいよいよ最終日。そして、先週の講義に引き続き、研究室体験という催しを私自身でやらなければならないのも今日です。ということで、このプログラムの準備係に途中から組み込まれた(今日の研究室体験企画の担当でした)私としては、準備係としての仕事、講義、そして私たちの研究室での企画、というこの3つが今日で終わるので、ここをクリアすると一段落です。

私が忙殺されていたため、面倒をあまりみてあげることができなかったということもあって、研究室4年生の実験が順調に進んでいません。来週からはそこが私にとっての重点課題になりそうです。


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