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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

4年生実験の状況

午前中は、来週末のSaturday Afternoon Physicsの企画、高校生の研究室体験の希望調査をもとにどの研究室に振り分けるかの作業を延々と2時間。この企画の別の担当者のFさんと2人で作業にあたりましたが、60分1本コースと30分2本コースが並列、かつそれぞれ第3希望までを考慮に入れて割り振るという作業は極めて難しいパズルでした。解が無いのではないかと心配しましたが、それなりに希望を取り入れた割り振りができたと思います。運が良かった。

午後は17時半くらいまで通常通り学部1年生の実験の授業。そしてその後は研究室の4年生と卒業研究に関する作業。といっても大したことはやっていません。というのも、呪われたかのように、クレートコントローラ、そしてADCに続いて、新たな故障。その原因究明を試みていましたが、Iくんのアドバイスのもと予想通りというか、クレートコントローラを動かすためのPCIカードをコンピュータが認識していませんでした。PCIカードを交換してもダメなので、どうやらマザーボードが壊れたようです。

マザーボードを交換、あるいは新しいPCを買わないとならないので少し面倒です。さらに心配なのは、故障が、それもデータのバス周辺の故障が続発していることです。Groundにノイズが乗っていないとか、そもそもGroundがしっかり落ちていないとか、その辺は一応確認したつもりなのですが、さらに詳細に調べる必要がありそうです。他に何か問題になりそうなことってありますかね?アイデアをお持ちの方はぜひご一報ください。


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昨日の授業で感じたこと

昨日の学部1年生の物理学実験の授業では驚きが2つありました。どちらも、教員に対する驚きです。

1つは、誤差伝播の法則を全く説明していない教員のいること。この授業は基本的には2週で1つのテーマを学生はこなしていきます。担当の教員は同じテーマを担当し続ける仕組みです。ただし、第1回から4回目までは全部の学生が同じ内容をこなします。その1回目と2回目は、真鍮の円柱や円筒の体積と質量を測り密度を求めるという内容です。測定の原理そのものは中学生でもわかる簡単なものですが、このテーマのポイントは実験経験の少ない学生に誤差の概念を習得してもらうことです。

誤差はどういうものかという説明に始まって、実際にどうやって評価するか。そして、x1, x2, x3, ..., xnの測定からXという未知数を推測(このテーマを例にすると真鍮の高さや直径、そして質量の測定から密度を推測するわけですね)する場合、x1からxnまでのそれぞれの測定誤差から最終的にXの誤差を求めるにはどうすればよいのか、その考え方が誤差伝播の法則です。これを理解することで、これから何度と行っていく実験で、ある値を測定し、最終的に求めたい推測したい値の誤差をどうやって評価すれば良いのかわかるわけです。

この誤差伝播の法則の説明を飛ばす教員がいると学生から聞いて卒倒しそうでした。その説明なしに、真鍮の高さや直径の測定誤差から密度の誤差がどういう値になるのか、その結果だけ説明して、なぜそうなるのか説明しなかったと、学生が口を揃えて言うわけです。マジですかーっ!?だったら、この学生達は円柱の形状の物質の密度測定以外の測定では、誤差をどうやって付けたらいいのかわかりようがありません。教科書等で独学しろということなんですかね。ビックリしました。

もう一つの驚きは、学生達がオシロスコープの使い方を全く理解していないこと、というか、これまたきちんと教えられたのか疑問を感じました。というのは、オシロスコープの使い方を学ぶ回では、私は一人一人の学生に簡単な例題を出して、使いこなせるとまでは言いませんがなんとか使えるくらいになるまでは学生を帰しません。なので、比較的楽な内容の回なのですが、学生が帰る時間は結構遅くなって全員が終わるのは16時から17時の間になります。ですが、TAや学生から話を聞くと、14時くらいで終えてしまう教員もいるんだそうです。それではオシロスコープを初めて使う、というか見るのも初めての学生だっているくらいでしょう。その彼らがオシロスコープを使えるようになるとは思えません。

あるテーマにだけ出てくる実験器具の使い方の説明を省略化して、その器具の使い方が稚拙でも構いませんが、オシロスコープは多くの実験ジャンルでお世話になる重要な器具です。その器具の使い方をきちんと教えないというのは、これまた理解不能です。

25日(?)の事業仕分けの対象の一つに大学への運営費公金(噂では10%の削減だとか)があるらしいですが、こんな教え方してるんじゃ予算削減されても仕方ないよなぁ、と自虐的になってしまいました。


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