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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

日常生活へ近づく

色々な締め切りに追われ苦しんだ10月、そしてCERNへの出張と、富士吉田でのPhysics Schoolでの講義。これらをこなして、ようやく日常生活に戻りつつあります。って、平均して授業が週に4回8コマあるというのはかなり異常なのですが、その異常さに慣れてきてる自分が怖いです…。

まあ、それはさておき、あとこなさなければならないのが、Saturday Afternoon Physicsという高校生向けのレクチャーシリーズの準備。21日に講義を1時間担当することになっているのでそのための準備と、28日には各研究室で出し物(高校生に簡単な実験をしてもらうか、模擬授業を受けてもらうかのどちらか)をしなければならないので、そのための準備の2つです。この準備が終われば、授業の多さ以外は本当に日常の大学生活に戻ります。もう一踏ん張りといったところでしょうか。

さて、今日木曜は例によって午前講義、午後が実験という授業漬けの日です。午前の講義は聴衆が完全固定メンバーになって、人数も例年と同じくらいで落ち着いています。講義を受けてる学生の多くが理論の学生というのも例年通りです。実験屋向けの話をしてるつもりなのですが、なぜか毎年理論の学生が多いんですよね。実験系の学生には難しいという評判でもあるんでしょうか。

午後の実験の授業では、今日からいよいよ実験と呼ぶにふさわしい内容に入りました。私の担当する木曜の実験は、RC回路とLCR回路を作って減衰振動を観察してもらうという内容です。1週目の今日がRC回路、来週がLCR回路になります。この内容を担当するのは非常に久しぶりでどんな進行具合になるのか忘れていたので、内容だけ見て非常に早く終わるのではないかと楽観していたのですが、なかなか苦労するグループも多く、全てのグループが終わるには定刻の3コマ分がやはり必要でした。より複雑なLCR回路になったらどれだけ時間がかかるんだろう、と来週がちょっと恐ろしくなりました。工学部1年生のみなさん、頑張ってください。


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富士山vsモンブラン

France Asia Particle Physics School (FAPPS)の会場は富士吉田にある経団連所有の研修施設で行われました。研修施設と言っても我々研究者や大学関係者が普段使用するような宿舎と違って立派な施設でした。しかも一番素晴らしいのは景色。部屋から富士山が一望できます(廊下をはさんで富士山の見える部屋と見えない部屋があるのですが)。私が行く日には天気が崩れるという予報でしたが、運良く天気は昨日の朝までもって、昨日の朝、部屋から撮った写真が
Mt. Fuji
です。朝飯の後にはすでに富士山は雲の中。Nむらさんに勧められて早起きした甲斐がありました。

今日は珍しく写真特集ということで(というか、写真を撮ること自体が非常に珍しいのですが)、FAPPSの講義の様子も載せてみます。
FAPPS
これは私の次のフランス人講師が、国際大型線形加速器での物理について講義をしているところです。私と違って真面目に淡々とトークをこなしていました。

日本が誇る山が富士山なら、スイスあるいはフランスの代表的な山の一つがモンブランです。実はCERNからも天気が良ければモンブランがよく見えて、
Mon Blanc
のように、綺麗に見えます。この写真はCERNの食堂近くから安物デジカメのズームで撮ったもので、ズーム無しだと
Building 40
こんな感じです。右手に見えるわりと大きな建物はATLASとCMSをやっている物理学者たちのオフィスになっていて、多くのミーティングがここで行われています。ですが、ATLAS,CMSそれぞれ2000人もの共同実験者がいますから、この建物にオフィスがある人は非常に限られていて、私たち日本人ATLAS関係者のほとんどのオフィスは別の場所にあります。


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FAPPS

France Asia Particle Physics School (FAPPS)というスクールで講義をするために、富士吉田に来ています。今まさに90分の講義を終えたところで一息ついているところです。普段やっているような、物理あるいはシリコン検出器がテーマではなく、ATLASとCMSという2つの検出器に関するレビューで、しかも検出器自体に関してはすでに講義が行われていたので、どうやって90分の講義をもたそうか心配していましたが、なんとか90分耐えることができました。しかも、研究の発表と違って講義を英語でやるという機会は初めてだったので、講義の最初は結構緊張しました。とにかく役目を果たすことができてよかったです。

ただ、対象が日本、アジア、フランスの修士課程から博士課程の学生で、どれくらいの知識を持っているのかわからないし、そもそも持ってる知識に差があるでしょうから、修士課程の1年生くらいを想定して話をしたつもりなのですが、わかってもらえたかどうか…。

と、さて、この講義が終わったのはよかったですが、よく考えると一息ついている暇はありませんでした。明日大阪に帰って、翌日には授業の講義が待っています。今朝は早朝から講義の直前まで準備をしていましたが、今度は木曜の授業に備えて準備をしないとなりません。間に合うんでしょうか…。


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昨日の出張

昨日はまる一日出張。たまには飛行機を使ってみようと思い、東京だったのですが往復とも飛行機。家から空港までのアクセスが便利なので、新幹線よりは少しだけ移動時間が短くてすみます。ほんのわずかの差ですが…。ただ、帰りも飛行機だったために、長くなりそうな会議を迷うことなく抜け出せました。毎回予定よりも時間がかかる会議ですが、昨日は最後までつきあっていたら、新幹線の終電に間に合うかどうかという遅れ具合でした。ちなみに、新幹線の終電だと私は家に帰るのにタクシー使わないとなりません。まあ、そういうわけで、途中でばっくれるための踏ん切りをつけやすかったのは飛行機利用のメリットかもしれません。あはは。

会議の中身、というか、勉強会のテーマはB中間子の実験であるBelleのアップグレードに関連する内容でした。自分が過去にやっていたこともあるし、別段新しい内容が最近になって提案されているというわけでもないので、物理に関しては目新しいことはありませんでした。それよりも、自分にとって馴染みが少ないという点で、加速器の話は非常に面白かったです。時間が短かったのと、将来計画を考える上での勉強会ということで、素朴な「なぜ」をすべて解き明かすことはできませんでしたが、全く知らないことを色々聞けて勉強になりました。

あと、加速器というのは大学ではほとんどやっていないので、どうしても若い人が少ないという恒常的な問題を抱えています。何が何でも物理という姿勢ではなく、若い人がもっと加速器に興味を持ってくれるといいなぁ、というあまりにも一般的な感想を持つと同時に、大学では加速器をやってるとこは今までも少なかったわけで、加速器をやるにはKEKなどの研究所所属になるしかありませんから、そういう大型研究所でポスドクなりなんなりのポジションを派手に公募してくれないと、いくら興味を持つ学生がいても加速器をやる機会に恵まれませんし、若い人材が増えるとも思えません。加速器のポジションの数はどう推移しているんでしょうね。


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出張続き

今日は、実験の授業がたまたま抜け番でした。クラス編成の都合上どっかの週が抜け番になるのですが、それが今日でした。レポートの採点があるのでどのみち低学年教育棟に行こうかと思っていたのですが、来週始めの準備が全然間に合っていないので、今日はそれに集中していました。

富士吉田というところで、夏ではないのでサマースクールとは呼べませんが、基本的にはサマースクールと同じ催しをKEK(?)とどっかの主催で2週間ほどやります。そうか、昨日がその初日のはずです。日本とフランスの交流事業みたいなもので、国内のスクールなのですが、使用言語が英語。受講する学生も外国人が結構いるのではないかと予想されます。そのスクールの講義を一コマ頼まれて、今はその準備をしているというわけです。頼まれた講義のテーマが自分の得意分野というわけでもないので、準備に時間がかかっています。ただまあ、色々調べるので自分のためのいい勉強にはなっています。

先週はCERN、今週は明日、高エネルギー将来計画小委員会とやらに出席するために東大。来週は上で説明したように富士吉田に3日間ほど出張。ということで、ここしばらく出張続きです。授業で時間に制約を受けてる上に出張続きなので、最近はゼミを全然やれてなくて、それが少し自分の中で引っかかっています。修士課程の学生のゼミも4年生のゼミも、どっちも全くやれてませんから…。そもそも火曜の午後しかゼミをやる時間を取れないので、そのチャンスを祝日とか出張で逃すとダメージが大きいです。


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久々の授業

木曜は午前が学部生+大学院生相手の講義、午後が1時から6時まで1年生相手の実験の授業、と1週間の中で一番授業の多い日です。先々週の金曜以来の授業だったので約2週間ぶり。先々週はほぼ毎日授業だったので、やけに久しぶりの授業に感じました。

講義のほうはいつも通りで別段書くことはないのですが、実験のほうはちょっとだけ思うところがありました。というのは、今日はオシロスコープの使い方を学ぼうという回で、1時間か2時間簡単な題を幾つかこなしてもらい、慣れたところで試験、というか、非常に簡単な操作を指示してそれが出来たら合格、帰ってよいという段どりでした。全然わかっていなくて時間をかけてもダメだと判断した場合は再チャレンジということにしているのですが、もう一回後でやり直すように言っても頑なに拒む学生が複数いるんですね。毎年この課題はあるので、私にとっては3回目くらいなのですが、こういうケースは初めてでした。例年のクラスと学科が違う(ただし両方とも理学部ではない)のでそのせいなのかもしれませんが、ちょっとした驚きでした。

教員の採点を受け入れないという強さや逞しさがあるのは良いことなのかもしれませんが、あまりにも実際と乖離した成績を要求されると、こちらも対応に困ってしまいます。しかも今回なんて後でやり直せば必ず合格できるわけですから…。例年だと、操作できないと自分で判断して「後でもう一回やります」と言う学生が結構いたのですが、エラい違いです。


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飛行機・電車・バスの中にて

飛行機から降りる時にいつも思うのですが…エコノミーよりビジネスクラス、ビジネスクラスよりもファーストクラス、と席の値段が上がるに従って、散らかり具合が激しくないですか?大抵はファーストクラスは通らずビジネスクラスだけを通って、「うわっ、なんて散らかってるんだろう。」と思うのですが、たまにファーストクラスまで通るとさらに散らかっていて驚きます。

先週CERNにいるときにこの話題で盛り上がり、皆が皆同じ感想を持っていました。で、研究室のメンバーで昼飯を食っているときにこの話題を持ち出すと、やはり皆が皆激しく同意。Y教授なんて声を裏返してまで激しく同意してきます。自分だけが気になっているのかと思っていましたが、誰もがそう感じるということは私のバイアスではなく、やっぱり本当に散らかっているんですよね。

しかし、なんでそこまで散らかせるかっていうくらい散らかってませんか。意識してやろうとしても私にはなかなかできません。読んだ新聞や雑誌は床に散らかして置かないとなりません。それも普通に置いたのではダメで、新聞ならぐしゃぐしゃにして、雑誌なら変なところに折り目がついた状態で広げて、置かなければなりません…わざとじゃなくてどうやるとああいう状態になるのでしょうか???新聞雑誌だけではなく毛布を初めとするアメニティ関連グッズもどうやればそうなるんだ、という惨状です。

ビジネスやファーストクラスに乗るようなエグゼクティブな人々は、普段から読んだ新聞は丸めて床に置き、置きた後使っていた毛布はベッドの下に放り投げるのが普通なんでしょうか。私の周りにはファーストクラスに乗る人がいないので質問することができません。このブログを読んでる方の周りにファーストクラスに乗るような金持ちの知り合いがいたら、なぜ飛行機の中であれほど散らかせるのか、ぜひ訊いてみてください。

あと、この話と関連があるようなないような話なのですが、私が通勤で使っているモノレールは飛行場に行く人が使います。で、バッグの大きさなどから飛行機を利用する人はモノレールの中で認識できるのですが、そういう人たちの座り方って明らかに横柄というか、我が儘というか、普段電車を利用してる人とは違うんですね。ふんぞりかえって足を投げ出して座り、さらにその足を組んで、そういう人が対面に座っていると電車の中を歩くのは不可能です。さらにスーツケースを床に置くのはわかりますが(というか、床にしか置けませんが)、混んでいても自分のバッグを椅子に置く、あるいは床に置いて、詰めて座ろうとしません。ヤンキー兄ちゃんが確信犯的にそういう態度を取るのはわかります。なにしろそれが彼らのidentifyですから。しかし、いい大人がそういう態度を取るのってなんでだろう、とこれまた常日頃から思っていました。ビジネス・ファーストクラスとまではいかなくても、飛行機を頻繁に利用する人というのは平均して所得が高いはずで、所得の高さと乗り物でのマナーの悪さには正の相関でもあるのでしょうか。

ちょっと違う方向なのですが、電車やバス、対面型ではなくボックス式の座席のときに、通路側に座って自分の荷物を窓側に置いておく人がいますよね。それだけでも私には理解不能、「そのバッグ邪魔」とか言ってしまうわけですが、さらに理解不能なのは、そうやって座っている時に周りをよちよち歩きの子供や、やっと立っているようなよぼよぼの年寄りに囲まれてしまったときです。昨日もそういう場面に遭遇したのですが、それでも席を譲るどころか自分の荷物さえよけないわけです。ちなみに、こういう態度の人と所得の高さに相関があるとは私の人間観察からは感じていません。それはさておき、ある意味物凄い精神力じゃないですか?私なんて気が弱いので電車に乗ると、前に年寄りや赤ん坊を抱えたお母さんに立たれたらどうしよう、ってビクビクして座れないときあります。朝の通勤時間や、帰りの遅い時間ならそういう不安はないのですが、休みの日に電車に乗ったりするとそれが不安でたまりません。私だけでなく友達でもそういうヤツはいますし、世の中にはそういう人も結構いるんじゃないかと思います。

とまあ、乗り物に乗ると理解不能な行動を取れる人がいて、そういう人に態度を直せと偉そうに言うつもりはないのですが、何をどう考えてそういう態度を取れるのか非常に気になるんですね。一回質問してみたいのですが、「足を組むのやめて詰めて座れ」とか「席を譲れ」と言ってると勘違いされて、私の質問の意図が伝わらないのではないかと思いやめています。

物理以外でも毎日不思議なことが多いです。


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大学に戻り書類書き

昨日の晩CERNから戻ってきました。成田から大阪への飛行機が30分ちょい遅れた以外は順調でした。ただ結果は順調だったのですが、朝ジュネーブを発つとき、搭乗口で1時間くらい時間があったのでうたた寝をしたところ(いえ、するつもりはなく本を読んでいたのですが)、ふと目を覚ますと周りに誰も人がいないのには驚きました。ヤバい、乗り遅れたかと思いましたが、ぎりぎりセーフ。私の後に飛行機に乗り込んだのは、結局、2人組が1グループいただけでした。しかし、係の人が声を掛けてくれてもいいのに、背もたれの陰で見えなかったんでしょうかね。

で、今日は、忘れていましたが、大学は大学祭のために授業は休みでした。まあ、私は月曜の授業を担当していないので関係ありませんが、月曜を担当している教員にとっては、ハッピーマンデーと同じ攻撃ですね。が、しかし、大学院生はちゃんと大学に来て研究をしています。同じ研究室のKaonグループの人々もちゃんと朝からミーティングをしていましたし、隣の研究室の学生達も来ています。というわけで、この期間中研究の打ち合わせをやっても、私が鬼というわけではありません。

そんな授業のない大学ですが、私は久々の大学だったのでたまっていた書類の整理。共同研究をしているFreiburg大学の人々と1時間ほどミーティングをした以外は、本当に朝から今までずっと書類書きをしていました。あまりにも溜まりすぎていて、今日だけでは全部終わらないので、とりあえず締め切りの迫っている物から順番に片付けていってます。この分だと、明日、いえ明日は休みですね。私も久々にしっかり休みます。明後日いっぱいくらいは書類書きに追われそうです。CERNにいたときとはエラい違いで、LHCがそろそろ動き出すという一大イベントを瞬時に忘れてしまいそうです…。


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