ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

新竜王

PACがようやく終わったところですが,今日はPACのことではなくて将棋の話題です。

タイトルにあるように,糸谷(いとだに)七段が森内竜王を4-1で破って新竜王になりました。将棋観戦が趣味なのですが,このブログを見てる人が将棋に興味を持ってるというわけではないので,普段はあまり話題にすることありませんが,今回は私たちの研究室が世界に誇る秘書の人に勧められた(?)ので,話題にしてみました。

というのは,糸谷新竜王は大阪大学の学生なのです。大学生をやりつつプロの棋士というのはそれだけでも相当珍しいのですが,学部から阪大でさらに大学院にまで進学しています。ちなみに文学研究科の哲学専攻。阪大に入ったときから,その強さと,国立大学の学生ということで注目していましたが,ここ数年強いながら周りが期待する活躍には至っていませんでした。十分強いのですが,タイトルを取ってもいいと多くの人が期待していたので,その期待ほどの活躍には至っていなかったということです。

ところが,今期の竜王戦でタイトル初挑戦。初挑戦だけでなく,18世永世名人資格保持者の森内竜王を破るという快挙を達成しました。阪大は旧帝大でありながらノーベル賞受賞者を輩出してないなど,今ひとつパッとしない大学という印象があったのですが,将棋ファンにとってはノーベル賞受賞者が出たくらいの嬉しさです。何にしても明るい話題が飛び出してよかったです。

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将棋で単位

今さっきウェブサーフィンをしていたら,T大学教養学部で将棋の授業を開講するというニュースを見つけました。別にそれだけだったら(私にとっては)それほどのニュースではないのですが,その授業の客員講師として,プロの将棋指し+女流棋士が招かれているというのは,(私にとっては)大ニュースです。大学教員としてではなく,単なるミーハー将棋ファンとして羨ましい限りです。

私たちの大学でも同じような企画(?)やってくれないですかね。というか,企画の主体は将棋連盟なのでしょうか。普及の一部として有名大学に声をかけたら,大学側がそのアイデアを飲んだのでしょうか。それとも逆なのかな。まあいずれにせよ,私たちの大学でもそんな授業があれば,潜りで授業を受けにいきたいものです。って,私が授業を聴きに行ってたら,あまりに目立ち過ぎて「潜る」ことはできないかもしれませんけど。

単位はどうやって認定するんですかね。試験代わりに詰め将棋を解く,とかなんでしょうか。いや,きっと,そんなわけないですね。将棋の文化的側面を議論するというのが講座の趣旨だったとしたら,レポートでも書くのでしょうか。いずれにせよ,羨ましいことこのうえなしです。

しかし,将棋だったら,やっぱり,プロの棋士がどんな考え方で次の手を決めているのか,そのアルゴリズム的な部分が一番興味深いです。コンピューターがプロの棋士に勝って話題になっていましたが,私自身は,いずれはコンピューターのほうが強くなると思っていたので,その事実にはあまり驚きはありませんでした。ただ職業柄,コンピューターのアルゴリズムみたいなものには興味があるので,プロの考え方をどのように実装すればよいのか,そういう部分に物凄く興味があります。

終盤だったら読みによる決断になるので,そこをアルゴリズム化するという部分はわりと自明(私にはできませんが)のはずで,そうではなくて,中盤の読みだけでは指し手を判断できないときに,強い人はどうやって判断をしているか,そこを深く質問攻めしてみたいです。とはいえ,結局は「なんとなく」という判断の積み重ねで,そこをアルゴリズムとして記述するのは物凄く大変なんでしょうね。

そういえば,私たちの大学には現役の学生でありながらプロの棋士がいるはずです。私の記憶が正しければ,哲学科の学生だったはずで,学部を卒業した後修士課程に進学したと聞いたような気がしますが,今もまだ学生やってるんでしょうか。だとしたら彼に講義をしてもらえば...って,そういうわけにはいきませんかね。ははは。

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オタク心をくすぐられまくる

今日は光センサーのワークショップ1日目。色々な話があって非常に面白いワークショップですが,素人の私にとっては,浜松ホトニクスの人の話がレビュー的な内容で非常にわかりやすく,凄く勉強になりました。それだけでも参加できた甲斐がありました。

が,しかしっ。今日はそれ以上にインプレッシブなことがありました。

将棋観戦オタクを自称する私にとっては,今晩はクリスマスプレゼントをもらったような気分です。というのは,若手として将来を嘱望されている四段の棋士の方のお父さんと話をすることができたのです。

って,何を言ってるかわかりませんよね。その四段の方は物凄く若くしてプロ棋士になった人で,確か2年くらい前に史上数人目(5人目くらい?)の若さでプロデビューを果たしました。それくらいの若さでプロデビューを果たした過去の人というのはタイトル保持者まで登り詰めた人ばかりで,将棋の世界では次世代の第一人者の切符を手に入れたような,それくらい期待されている人なのです。

で,その人のお父さんが今日のワークショップに参加していたのです。懇親会から2次会へ流れている途中,そのお父さんと一緒のグループだったのですが,私は当然そんな事実は知りませんでした。しかし,私が将棋好きだということを知っているNさんがその事実を教えてくれて,私のミーハー心はもうパンクしそうでした。

いやー,もう,これからはその人のことをおもいっきり応援します。まずは,頭ハネをくらわずC1へ昇級できることを祈っています。

[2015年12月14日修正]
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米長邦雄永世棋聖

将棋連盟会長の米長邦雄永世棋聖が昨日亡くなりました。残念だし,寂しいことです。

私は自分では将棋を指しませんが,プロの将棋はよく観戦します。おそらく,そのルーツは,おそらく小学生の頃に見始めた日曜日の朝のテレビでの将棋対局だと思います。今もこのシリーズは続いていて,日曜に仕事がないときは今もその放送を見ています。まあ最初の頃はそんなに本気で見ていたわけではありませんが,そこそこ熱心に見始めた頃は中原・米長時代だったので,なんというか物心ついたときの強い将棋指しの代名詞がその二人でした。

その後も米長さんは将棋だけでなく各方面で色々ご活躍され,才能のある人だなぁと憧れにも似た気持ちで見ていました。現役を引退されてからは,会長として将棋連盟の運営に尽力されて,多くの敵を作ったり問題も起こしたりしたようですが,日本の「決められない政治」とは正反対で強力な実行力で色々な業績を残しました。という印象を少なくとも私はもっています。

現役引退前は盤を前にして戦い,引退後は連盟運営という政治のために戦い,彼の人生は休み無しの戦いの連続だったんだろうなと思います。おそらく私だけでなく,ディープな将棋ファンの多くは似た印象を持っているのではないでしょうか。これだけ激しく戦い続ければ,他の人よりも激しく疲れ,69歳とはいえ実年齢で同じ年の人よりも遥かに消耗していたことでしょう。そう考えると,ようやく休むことができたということなのかもしれません。

たぶん,このブログを読んでる方は将棋には興味がないので,私が今日書いていることは物理の説明以上にチンプンカンプンかもしれません。けど,時代を作った巨人が逝くというのは寂しいということだけはわかってもらえるのではないかと思います。私にとっては、山田康夫,渥美清,この二人が亡くなったときと同じ寂しさです。

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ツール・ド・フランス

人に趣味を聞かれたときによく答えるのは、酒を飲むこと、スキー、将棋観戦の3つなのですが、もう1つ、自転車もかなり好きです。今は、大学の周りの坂を自転車で登ることすら不可能なくらい(?)、全く自転車に乗っていませんが、昔は1日100キロ、200キロと走るチャリダーでした(ロードレーサー専門)。

そんな私が気になる季節がやってきました。7月といえば…って、誰も興味ないかと思いますが、フランスを1周することで有名なツール・ド・フランスという自転車レースの季節です。約3週間に渡って4000キロ弱(最近は3500キロちょいと言うべきか)の距離で競う壮大なレースです。これまた昔は(小学生の頃からずっと見ています)、日々の結果に一喜一憂するほど熱心に観戦していましたが、最近は総合の結果をチラッと眺める程度になっています。それでも、レースが開幕したというニュースを目にすると、なんだかワクワクしてしまいます。

子供の頃は一度は生で見てみたいなぁ、と思っていたのですが、先にも書いたように10年くらい前からは興味がだいぶ薄れ、生で見てみたいなんて思うこともありませんでした。ところが、2007年に約半年CERNに滞在していた時期があって、そのときに偶然にもレースを生で見ることができました。

ジュネーブはフランスとの国境に近く、フランス内でしたがCERNから車で1時間程度のところがコースになっていて、知り合いに車で連れて行ってもらうという幸運に恵まれました。自転車のレースですから平地では面白くなく(アッという間に過ぎてしまうので)、なるべく上り坂の地点に狙いを定めて見に行きます。ということで、行った先は丘陵地帯。その中でもなるべく急な坂を見つけます。普通の人なら歩く程度の遅さになってもおかしくない坂が延々と続いているのですが、選手達は上り坂とは思えない速さであっという間に通り過ぎてしまいます。いやー、ちょっとビデオを撮っていたら選手団がいなくなってしまったのには本当に驚きました。

ちなみに、選手団が来る1時間から2時間前になると、キャラバン隊と呼ばれる先行部隊が車を列にしてやってきます。仮装行列的で、スポンサーがサンプルをバラまき、観戦してる人はそのサンプル集めを楽しみます。あとは、テレビで見ていた通り、路肩でみんなピクニックです。自転車レースの観戦というよりも、多くの人にとってはお祭りという感じで、私自身も(あっという間に通り過ぎてしまった)自転車を見に行ったというよりも、お祭りを楽しんだという感じでした。

こんな経験をできたのもATLASをやっていたからで、不思議な巡り合わせです。

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