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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

D論予備審査

今日の午前中,私が指導する総研大の学生HくんのD論予備審査がありました。D論の公聴会(=審査会)まで進んでよいかどうかを判断するもので,なんとか進んでよいというお墨付きをもらえました。ゴールに辿り着いたわけではありませんが,チェックポイントに到達できて,私もホッとしています。

公聴会は1月末とまだ2ヶ月あるので,これからがいよいよラストスパート。今日の予備審査で指摘されたところを改善するなど,もう一踏ん張りです。

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総研大説明会

先週の土曜日は,東京の一橋会館というところに,総研大の説明会で行ってきました。何回か顔を出したことがあるのですが,今回は,素粒子原子核実験の短い説明+参加学生との対談(?)役という役回りがあったので,最初から最後まで全部参加しました。雨がかなりひどかったのですが,それなりに参加者が来てくれてよかったです。素論は毎年参加者が多い(受験者もそこそこいる)のですが,実験系はときに寂しくなることがあり心配していましたが,私との対談席には常に6,7人の学生がいてくれたので,一安心しました。って,私が頑張ったから人が集まったわけではなく,大学院教育係とか,総研大関係者が頑張って宣伝したから参加者が集まってくれたわけですが,この中からどれくらいの人が実際に総研大を受験してくれるのか,気になるところです。

関連して,7月2日(火)にはKEKでもオープンキャンパスと称して総研大の説明会があります。各研究グループがポスターを使って研究を紹介したり,施設見学もおそらくあるのではないかと思います。参加者への旅費支援もありますので,遠方の方もぜひ足をお運びください。

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春の学校無事終了

今頃書きますが,今年も春の学校を無事終えることができました。閉会の言葉でも言いましたが,毎回,この学校では主催者側が楽しませてもらっています。若い学生が元気よく振舞っているのを見るとこちらも元気をもらえます。特にここ最近は,私自身が予算獲得の担当ではありませんし,実務面はもはやNさんの独り舞台。私がやることと言えば,飲み屋の予約で店と大喧嘩したことをネタに話を盛り上げるくらいで,お客さん状態で学校を楽しませてもらっています。

今回の学校では,新たな企画として学生によるパネルディスカッションを実施。きっちりと前もって準備しておきたいNさんと,ぐだぐたになっても構わないのでなるべく学生任せのゆるゆる派で若干意見が分かれましたが,結局のところ,司会者のHさん任せ。Nさんとしては心配でいてもたってもいられなかったかもしれませんが,Hさんの司会ぶりが学生とは思えない腕前で,結果としては大成功(と勝手に思っています)。次回やるかどうかはわかりませんが,積極的に発言をしてくれた学生にも助けられて,なかなか面白い企画となりました。

この春の学校も早いもので今回が9回目。次回が10回目の節目となります。春の学校の終了後に,次回の予定や講師の候補について主催者で議論するのも恒例となっており,来年の春の学校は5/21(木)〜5/23(土)に決まりました。次回もまた盛り上がれることを期待しています。

参加してくださった学生の方,ご協力くださった各大学の教員の方々,どうもありがとうございました。

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総研大ATLAS新入生

今年はATLASグループに来る総研大新入生がいます。昨日顔合わせ。と言っても,受験前にも,受験の後の合格発表後にも会って話をしているので,初対面ではありません。

KEKの総研大は学生数が少ないことが一番の弱みだと思っているので,なんとか学生を増やせないかと色々な人が努力を続けています。高専の文化祭で講演をしたり,インターン受け入れをしたり,等々やっているので,その努力が徐々に実を結んでくれればと思っています。

私たちATLASグループは,博士課程になるとCERNに長期滞在してしまうので,新入生にとってはより自分以外の学生との交流の機会が減ってしまいます。他の大学に比較的長期で出張してもらうなどして学生交流も図っていますが,まあ,普通の大学院生よりは学生交流の機会が少ないのは否めません。

ところが,今回は,博士課程の学生がD論を書くためにCERNでの長期滞在をやめてKEKに戻ってきています。これは,新入生Mくんにとってラッキーです。近くに先輩がいるのは,私なんかがいるよりもずっと心強いはずです。昨日も,私がパソコンを用意するのを忘れていたことをHくんが指摘してくれて,急ぎMくん用のパソコンを発注しました。オフィススペースについては,他の研究グループの教員とあらかじめ調整をしておいたのですが,パソコンのことは頭から抜け落ちていたので,指摘してもらい助かりました。というわけで,早速,周囲に学生がいることのメリットがありました。

来年度もより多くの新入生を獲得したいところです。

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「見えない宇宙線を見る」実習

総研大の実習として高専の学生の受け入れを行うことになりました。「見えない宇宙線を見る」というタイトルで募集したところ,一人の応募があり,8月末から9月初めの10日間ほど実習を行います。

当初はとりあえず宇宙線を見よう,というコンセプトだけであまり何も考えていなかったのですが,実際に応募があり受け入れすることになったので,具体的に何をするか考えて準備を始めました。企画は私が出しましたが,受け入れ担当は,Nさん,Tくん,私という飲み仲間(?)の3人で,ぼちぼちと準備を始めました。

ファイバートラッカーを何層か作って,宇宙線の軌跡をビジュアル化できればいいかと一瞬思ったのですが,それだと,レートが低いので膨大なチャンネル数が必要になりそうです。ということで,棒状のシンチレータ板に溝をほり,波長変換ファイバー+MPPCで読み出すことに予定変更。まずは,調達に時間のかかりそうなものの手配から始めました。

MPPCは,私が阪大にいたときに修士の学生にビームプロファイルモニターとしてファイバートラッカーを作ってもらったことがあるので,それに使ったMPPCを再利用できないかNくんに打診したところ,予備も含めて早速送ってもらい,まずは問題解決。ファイバーはTくんがコネを利用してKOTOから貰うことに。シンチレーターは手頃なものがなさそうなので,買うことに。MPPCの読み出しは,EASIROCボードの元締めがいるので不安なし。ということで,シンチレーターを入手し,溝の加工を行うことが現状の目標となっています。

この手の学生教育関連の実習をやろうと思うと,KEKではいつも手頃なものがなくて困ります。学生のFくんが高エネルギー実験未経験ということで,宇宙線中のミューオンの寿命を測るという定番測定をしようと思ったときも,大学の研究室と違って適切な機材が全くありませんでした。そのときも,Tくんがどこかからシンチ+PMT等々を借りてきてやっと測定をやりました。どこの大学でも転がっているようなシンチ+PMTとか,CAMACとかが,身の回りに落ちてないんですよね。SuperKEKB+Belle IIはあるのに。。。スキー場にたとえると,斜度40度近い斜面ばかりで,ビギナー用の緩斜面がないスキー場,そんな感じでしょうか。ビギナー用の実験機材も,中上級者向けのビームテスト設備も欲しいところです。

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