ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

雑談いくつか

土曜日の晩にプラネタリウムでアウトリーチをやったあと,そのまま東京に一泊。日曜にCERNに移動しました。そのときに驚いたことを2つ。

今回はヒースロー経由でした。ヒースローは,預けた荷物の届くのが遅れることが多いとか(嘘かもしれません,自分+周囲の人間の感覚です),ターミナル間の移動に時間がかかるとか,日本とジュネーブを結ぶ直線上からのズレが他の経由地よりも大きくて飛行機に乗ってる時間が多とか,などなどの理由で,私も含め,周囲の人はヒースロー経由を好きではない人が多いです。かく言う私もそれほど好きではないのですが,私は上記の理由の他に,保安検査に時間がかかるのが嫌いです。

持ち込み禁止物を持ってるわけじゃないのに,意味不明に止められて持ち物を検査されたり,あるいは,金属探知機の感度というか閾値の設定がダメなのか,むっちゃたくさんの人がいちいち保安検査員にボディーチェックをされて時間がかかります。そして,いつも一番問題なのは,持ち込み禁止物を持ち込もうとする人が多いことです。空港でよくあるようにベルトコンベアで手荷物が動くのですが,ヒースローでは出口が2箇所に分かれていて,持ち込み不可の物が入っている荷物と,問題がない荷物の出てくる場所が違います。問題がないものは客が普通にそのまま持ち出し,そうじゃない方は,保安検査員が中身を確認するようになっています。

その仕組み自体はいいのですが,いつも,持ち込み不可の荷物が多くて,出口が2つに分かれている場所まで持ち込み不可の荷物であふれて,ベルトコンベアが動かなくなってしまうのです。。で,手荷物不可の荷物の処理が終わるまではベルトコンベアが動きませんから,保安検査員とアホな客のやり取りが終わるまで,それも何人ものやりとりが終わるまではベルトコンベアが動かなくて,それをひたすら待たされます。今回もそれがひどくて,自分の前の客の9割以上が持ち込み不可の物をスーツケース等に入れてるんですね。やることがありませんから,保安検査員とアホな客のやりとりを見てると,たいていの人が大量の液体をバッグに入れています。化粧品なのか,飲み物なのか,何なのかわかりませんが,あれだけクドく液体は透明な袋に入れてバッグから出せと言われてるのに,全く無視なんですね。

いや,そういうアホがいるのは百も承知なのですが,不思議なのはそういうアホがヒースローに集中していることです。毎回ヒースロー経由のたびに,なんで,ルールを守れない人がヒースローに集中するのか不思議だったのですが,今回は,本当にダメ荷物が多くて驚きました。ちなみに,液体に関する注意は,結構クドイです。ターミナル間を移動するバスの中でもアナウンスが繰り返されるし,ターミナルを歩いているときもアナウンスがあります。どこの飛行場でもそうですが,保安検査場で荷物をベルトコンベアに置く際に係員は当然液体がないか尋ねますし。本当に不思議です。

1個目のネタが長くなりましたが,2個目は短いです。

今回CERNホステルの受付でチェックインをしようとした際,当たり前ですが,まずは自分の名前を告げます。そしたら,受付の人は私の名前を覚えていて,まあ,それだけならそれほどの驚きでもないのですが,次に髪の毛切ったねと言われてビックリです。最近CERNに来ると,坊主ではなくなっていたために知り合いが私のことに気づかないことが多かったのですが,受付の人は,伸ばしていた髪の毛がまたなくなって坊主になったことまで気づいたのです。

ホステルの受付の人は結構侮れなくて,ダメダメな人もいますが,賢いんだろうなと思わせる人も時々います。私はしょっちゅう行くので私のことをIDできる人がいること自体は驚かないのですが,私とどういうやりとりがあったかまで覚えてる人がいたり,部屋番号を覚えてる人までいます。今回の人なんて,私の変装(?)が通じないくらい私の顔を認識してるわけですよね,しかも,受付の一瞬のやりとりだけで。受付の人恐るべし,です。

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パターン認識

月曜からCERNに来ています。今週は,HL-LHCに向けた検出器アップグレードに関するcollaboration meeting,来週はLHCのResource Review Board (RRB)という予算関連の一番重要な会議があり,それらに参加するためです。来週のRRBはKEKの機構長も来る重要なもので(通常のRRBには来ません),そのための地ならしという仕事もあります。

というCERNですべき仕事に加えて,他の業務も並行して進めています。たまたま重なってしまいましたが,AEPSHEP,春の学校,CERNサマースチューデントというスクール関連の準備が並行して進んでいたり,この前書いた科学館でのアウトリーチの準備や,秋学会のシンポジウムの準備,お役所に提出する予算案の見直し精査という宿題への対応,これらが重なってここ数日はパンク状態に陥っていました。

特にAEPSHEPに参加する学生のセレクションが大変でした。200名近い応募者を約半分に絞り込むのですが,そのためには,全員の申請書と推薦書を読み,ランク付けをしなければなりません。先週やろうと思っていたのですが,ある事情によりできなかったため,CERNへの移動中もコツコツやってはいたのですが,水曜のセレクション委員会に間に合わせるためには結局月曜と火曜が死ぬほど大変になりました。

そしてもう一つ。ATLASのcollaboration weekの準備の一つとして,私の重要任務はビザの発給です。もちろん,書類処理は事務の人たちにおもいっきりお世話になっているのですが,ビザを発給する際には誰かが身元引受人になる必要があり,それが私なのです。今週神戸で行われている国際会議も実はその身元引き受け人が私のため,事務方のメールが大量に送られてきます。ルール上,責任者には事務方同士のメールもCcしなければならないそうで,本当に大量のメールが飛び込んできます。

で,精神的にプレッシャーなのは,身元引き受け人ですから,何か問題があると私の責任になるということです。どこの機関でもそうなのかもしれませんが,個人に責任を追わせる仕組みになっていまして,すべての人のビザ発給に対して私が明示的にイエスと返事をしないとビザ発給の手続きが進まない,そういう仕組みになっています。まあ,ATLASのcollaboration meetingに申し込んでくる人はATLASの人ですから変な人がいるとは思えないのですが,それでも,知らない人のビザ発給のための身元引き受け人になるのは気持ちのよいものではありません。というか,正直,職務でなければ絶対に嫌です。

そんなわけで,ビザ申請してきた人の身元確認をしています。ATLASのデータベースを見て確認しているのですが,そのデータベースには顔写真が載っていることが多いので(本人が載せるかどうか決めるのですが,ほとんどの人が載せています。説明省きますがその方が本人にとっても利益のあることが多いので),パスポートの顔写真とATLASのデータベースの顔写真を見比べるということをしています。最初は単に面倒だと思っていたのですが,やってみると,これがなかなかに興味深いタスクなんですね。

というのは,車の運転免許証なんかもそうですが,証明用の顔写真って本人と認識できないような写真のこと多くありませんか。つまり,パスポートの顔写真とデータベース上の写真が一目全然似てないことが結構あるんですね。いや,まさに,最近流行りの機械学習によるパターン認識ではありませんが,どうやって識別すればいいのかを自分なりに徐々に学んできました。たとえば,今まであまり考えたことありませんでしたが,髪の毛の生え際の形は結構有効です。簡単なパターンマッチングが使えますし,形が変わることがありませんので。他にも,眉毛の形とか,耳の形とか,普段意識していないところが区別するのに案外役立っています。

一方で,目の形とか鼻の形はわかりづらいです。目の形は写真を写したタイミングで変わるので,同じ人とは思えないくらい違って見えることがありますし,鼻の形も光の加減で判断しづらいときがあります。前述したように,髪の生え際とか耳とか,とにかく,コントラストがはっきりしいていて形が変わらないものが安定して使える,ということがわかってきました。機械学習でも結局は同じことをしてるのかもしれませんね。ただ,機械はとてつもない速度で大量に学んでいってしまいますが。

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打ち合わせ山盛り

今週は(も?)ミーティングと打ち合わせの連続です。毎日,1つか2つのミーティング,3〜5個の打ち合わせをこなしています。それらのミーティングや打ち合わせの間に,メールの返事をひたすら書き続けていると,あ,あと,幾つかの書類書きをして,1日が終わってしまう感じです。

このブログはもともと物理屋がどんなことをしてるのか書き記していこうと思って始めました。が,最近は物理屋らしいことをしていないので書くネタがなく,また,サボっているわけではありませんが,仕事内容がブログに書けるようなことではないので,更新頻度が下がっています。

そんな日々ですが,今日は書ける案件が一つ。6月にATLASグループのcollaboation meetingを早稲田大でやるということは以前にも書いたと思いますが,そのタイミングに合わせてアウトリーチ企画を行うことになりました。6月16日(土)の晩で,多摩六都科学館というところで行います。ここ数日この企画に関連した調整作業を続けていて,今日は,科学館の人と電話で打ち合わせをしました。突然のお願いにもかかわらずプラネタリウムを使ったイベントを共同開催してくださる運びとなりました。ありがたいことです。

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東京出張連発

月火水と3日間連続で東大出張でした。月曜と火曜は研究会,水曜はちょっとディープな打ち合わせ。人ごみに慣れていない私は東京へ行くだけで疲れてしまいます。毎日通勤してる人,特に,朝晩のラッシュアワーに移動してる人は凄いなぁ,と東京へ行くたびに思ってしまいます。

あと,電車が混んでいるとパソコンを出して仕事できないのが辛いところです。座れてもパソコンのタイピングをしようとすると肘が隣の人に干渉してしまうので,大抵の人が遠慮しているように,私も電車の中では隣に人がいないガラガラ状態を除いてはパソコンを開きません。本を読んで時間潰しをすることになりますが,書類仕事が溜まってるときはその時間がもったいなくて。。

にしても,電車の一人分の幅って狭いですよね。飛行機も激しく狭いし,バスも狭いですし,どんな乗り物も庶民が使うものは狭いですけど,電車だと隣に座った人にも大きく影響されます。体は大して大きくないのに,肘を自分の体の前に畳まずに横に置く人が座っただけ,あるいは,膝を開いている人が隣に来ただけで,快適さが激減してしまうので,マナーの良い人が隣に座ることを祈り続けた3日間でした。

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車検やら学会やらATLAS日本会合

CERNにいるときと違って,日本にいると更新頻度が極度に落ちてしまいます。。

先々週CERNから帰って来た直後に車検。安全のために仕方ないとは思いますが,やっぱり面倒ですね。特に,車を持っていったりピックアップの際の時間が非常にもったいないです。予約してあるのに待たされてイライラするのは,病院とか同じ感覚です。

そして,先週から今週の日曜にかけては学会でした。東京理科大の野田キャンパス。自分の中での驚きというか,気づいたことは,成田空港以外で千葉県に降り立ったのは生まれて初めてかもしれません。もちろん電車や車で通ることはしょっちゅうあるわけですが,街を自分の足で歩いたことは今までなかったかもしれません。夫婦共々ねずみの国が嫌いなため,これまで一回も行ったことありませんし,海水浴に千葉に行ったという記憶もありません。出身も関東ですし,つくばに住んだ年数もそれなりなのに,よーく考えると千葉県とは縁遠かったようです。

学会を終えた翌日となる月曜は,ATLAS日本グループの会合でした。通常のセッションではたいした議論はありませんでしたが,各研究機関代表だけが集まるセッションではかなり厳しい議論を行いました。みなさん納得はいってないと思いますが,厳しい現実を考えて,みんなでなんとか助け合って頑張っていこうという方向性が得られたのは非常によかったです。

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