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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

このサイト凄い

このサイト凄いです。新型コロナ感染者数や死者数を単位人口あたりで見せてくれます。しかも,自分が見たい国や都道府県を選べます。あ,注意書にあるので繰り返しておきますが,正確な数字が必要なときは元データをご参照ください,とのことです。札幌医科大学医学部 附属フロンティア医学研究所 ゲノム医科学部門に感謝します。寄附金を募っているようなので,払いたくなってしまいました。けど,寄附金を払っているのに,税金控除の手続きをしてないと言われ続けているので,ちょっと整理をしてからかな。

今朝の新聞コラムに,海外メディアが,PCR検査率が低いことや外出制限の強制力があまりないことを指して,日本のコロナウィルス対策は見当違いに見えるけどうまくいっていると言ってることを紹介,その後,感染者数や死者数が少ないのは日本人の生活習慣や,他人の目を気にして外出を控えた結果だろう,日本人の文化のおかげだ,というような記事があり,条件反射的に単位人口あたりの死者数を調べようとして,上記のサイトに当たりました。

単位人口あたり死亡者数
これは,上記のサイトを利用して,日本,中国,インド,韓国,シンガポール,イラン,イラク,イギリス,イタリア,スイス,ドイツ,フランスの結果を表示させました。世間で言われているように,東から南アジアの死亡者数はヨーロッパに比べて劇的,2桁近く少ないです。遺伝的なものか,気候なのか,ウイルスが進化変性していく過程の広がり具合なのか,なんなのかわかりませんが,アジアの国々はコロナ被害が小さいというのは常識かと思っていました。ってか,日本は少ないと思っていましたが,アジアの中では有意に少ないというわけではないですね。中国や韓国に比べて多いのは知っていましたが,インドやシンガポールよりも多いです。それなのに,欧米よりも死亡者数が少ない理由を日本人の生活様式や,さらには文化に持っていきますかね。。まあ,文化は人々の行動様式の元になる部分なのであらゆる活動の原因となっているのは間違いありませんが,そういうロジックだとあらゆることが文化のせい,の一言で終わってしまいます。

記事の中で言及されていたので付け加えると,PCR検査も現状のefficiencyとfake rateでは,大規模検査は医療崩壊を招く弊害,実際には感染してる人が感染してないという結果が出たことで隔離できない弊害,それらを考慮してスクリーニングした後で検査を受けるほうが効果的だということをいい加減理解していただきたい。取材を受けたお医者さんとかが教えてあげていないのか。だーれも教えていないということはないと思うのですが,こう書きたい(=政府や役所の体制を批判するという前提)という結論ありきで話を聞いているので,何を説明しても無駄なんですかね。

ちなみに,上のグラフでは私が強いバイアスをかけて国を選んで,アジアと西欧の比較をしました。でも,上記のサイトで国を選んで比較してみると,色々と興味深いことがわかります。アメリカ大陸は見ていないのですが,地理的に西欧から離れれば離れるほど死亡者数が減っています。オーストラリアやニュージーランドも少ないし,アジアでも西欧に近づくほどなんとなくですが徐々に死亡者数が増えています。結局,人の流れとその国の医療レベルなのかとぼんやり思ってしまいます。

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黒川杯テンピン麻雀大会

最近一番感心した,笑える企画でしたが,人がホントに集まったのですね。

前回のエントリーで,めだいたいことがあってもみんなで酒を飲みに行けないことを気にしていると書きましたが,どうも,同じ懸念事項がもう1つ増えそうです。めでたいことがありそうなので,よいニュースではありますが,社会の雰囲気がまだイマイチです。

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のんびりしちゃいました

前回のエントリーで「今年のゴールデンウィークはのんびるするぞ」と書きましたが,まさにその通りになり,2日から6日まで本当に何もしない日々でした。ずーっと家にいてどこにも行かず,外出といえば買い物,あるいは子供と一緒に近所でチャリを乗り回すくらいでした。

今年のゴールデンウィークは何にもしなかったね,なんていう話を家族にしたところ,去年は何をしたっけという話になり...。よく考えると去年はゴールデンウィーク直前に自分が手術を受けて入院したので,すぐには退院したもののゴールデンウィーク中はまだ痛くて動けなかったので今年以上に何もせず,ただひたすら家でゴロゴロしていました。世間の動きとは無関係に,我が家のゴールデンウィークは巣ごもりのようです。というか,真面目な話,うちは私自身もカミさんも人混みが嫌いなので,ゴールデンウィークのように混む時期は外出をいつも控えています。なので,巣篭もりはある意味必然だったりします。

しかし,世間がこんなことになっていなければ,今週末は多摩六都科学館でまたプラネタリウム企画の予定でした。でもって,来週は毎年のお楽しみの春の学校のはずだったのですが... なんとか宣言が解除される県が出てくるらしいですが,さて,世間の自粛プレッシャーはいつまで続くのか。。とほほ。

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新たな発見

緊急事態宣言を受けて在宅勤務要請が広がっています。私たちATLAS KEKグループでは,もうだいぶ以前からみんなで在宅勤務をしましょう,ということを耳タコになるくらい私がお願いしています。新型コロナ対策に関する基本方針に関しては,人によって考え方が違うだろうし,そういう議論なしに突っ走るのは気持ち悪いと何度か書いていますが,世間がこうなってしまった以上,世間が納得するくらい感染を収束させないと,研究活動も日常生活も戻ってきません。今,何かやろうとしても効率が悪いというのもありますし,とにかく感染抑制,一刻も早く日常を取り戻す,というのが私の願いになっています。

そんなわけで,在宅勤務が色々なところで広がっていますが,普段と状況が変わることで炙り出されてくることがあって興味深いです。最近の1番の驚きは,研究者でも,家でほとんど仕事をしていない人がかなりいるのだということがわかったことです。私から見えるところだけなのかもしれませんが,そういう人が多いということがわかり驚きました。研究者はむっちゃハードワーカー揃いで過労死レベルの人ばかりというイメージがありましたし,そういう人も実際身の回りにいますが,そうではない人がたくさんいることがわかり... なんというか,平和です。この業界はみなさんが思っているほどは「平均すると」ブラックではないのかもしれません。

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ポストコロナ時代

前回エントリーの結果は,何の対策も講じなかったときの死者数が30万人か40万人程度と推測,でした。この数字だけを見ると膨大な犠牲者ですが,だからと言ってパニックになってコロナ対策コロナ対策,と他のことは一切忘れて国民全員引き籠れというのはアホすぎます。マスクをしてない人が咳をしたからとトラブルになり電車を止めるのと一緒のように思います。

国家単位で方針を決めるには,あまりにも考えるべきことが多いです。犠牲者を出すという損失の評価をするには,まずは,その30万-40万人と,コロナ がなかったときにお亡くなりになる140万人の分布が,排他的ORになっているのか,どれくらいのANDがあるのかがわからなければなりませんが,そんな不謹慎な議論は普通できませんし,推測するのもきっと難しいでしょう。

コロナ対策の引きこもりによる損失を見積もるのも,これまた定量化が難しいのは明らかです。けど,どうするか方針を立てるには絶対に評価しないとならない部分です。人為的政策によってどれくらいの貧困が発生し,どれくらいの人が間接的も含めて亡くなるのか。亡くならないまでも人生が狂う人の数も膨大でしょう。「生きてさえいればなんとかなる」「やり直せる」という言葉をよく聞きます。ある意味本当ですが,それは,人生勝ち組の人の考えのように思います。就職氷河期にあたってしまい,実際に多くの人が他の世代に比べて就職に困っているという現実があるのに,それを,生きてさえいればやり直せる,と突き放すのは,コロナにかかって死ねと言ってるのとあまり変わらないのではないかと感じてしまいます。

貧困だけではなく,コロナを完全に収束させるには3年間閉じこもれなんていう記事を見かけますが,3年間閉じこもったら,中学生活ゼロ,高校生活ゼロの子供が溢れかえります。趣味が引きこもりの人はいいですが,そうではなく,スポーツしたり,音楽を聴きに行ったり,旅行したり,酒を飲みに出かけたり...こういう趣味の部分を生きがいにして生きている人のストレスをどう評価するのか。コロナ対策のデメリットを数え上げて定量化するのは至難のわざです。

自動車を使うメリットとデメリットを評価し,多くの人は,というか世の中では自動車を使っています。アメリカでは,その価値観は謎ですが,銃が合法化されています。メリットとデメリットの評価が難しい中で,全体の方針をどうすればよいか決めるのは非常に難しいと思うのですが,その評価なしに新型コロナ対策のメリットだけを見て,超法規的に閉じこもれという意見が多いのは,個人の人権よりも国家全体の方針を優先させよと主張している人が多いのと同義に思えて,個人的には民主主義が揺らいでいるようで非常に気持ち悪いです。議論をする暇のない話だから「非常」事態なんだと考える人もいるんでしょうけど,欧米の政策は,政府のリーダーシップを見せるいいチャンス(=支持率上昇のチャンス)として使われているようで,これまた戦争に向かう政府と国民の関係みたいで,やっぱり気持ち悪いです。政治家の発言が,戦時中の有名な政治家の発言とそっくりなのも,そういう嫌な気分になる原因なのかもしれません。でもって,もう明白過ぎますが,民主主義だけではなくglobalizationが大きく大きく揺らいでいます。自分が過去に培ってきた価値観,世界が進んで来た方向といきなり真逆の方向に動き出しているような気持ち悪さです。

珍しくリベラルっぽいことを書きましたが,下衆な私が一番心配しているのは,素粒子物理学をはじめとする基礎科学への風当たりです。超大型補正予算のあおりを来年度予算はもろに受けてしまうのではないかと,戦々恐々としています。そうならないように,純粋な学問部分だけではなく,スピンオフでもいいので私たちの研究がコロナ対策に役立つ,あるいはその先のポストコロナ時代に役立つ,というシナリオを描けないとなりませんが,当然そんなシナリオをすぐに描ける能力は私にはなく,テストビーム建設の準備と並行して,そういう理屈がないかを考えている今日この頃です。

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